市では毎月、報道機関の皆さまに事務事業、取り組みなどを報告するとともに、意見交換を行っています。今月の開催状況をお知らせします。
日時
令和8年4月3日(金曜日) 午後1時15分~午後2時45分
会場
市役所榛原庁舎5階庁議室
市長説明要旨
副市長2人体制について
- 4月から副市長2人体制となった。牧之原市は今後、高台開発など大きなプロジェクトを抱えている。また、人口減少が周辺市町に比べて早い。
- 10年後、20年後も継続できる自治体として、人口規模に見合った行政運営をしないといけないということが理由の1つである。
富士山静岡空港について
- 3月30日からエアプサンが運航する静岡釜山線が新規就航、4月28日からはベトジェットエアの静岡ハノイ線が新規就航となり、静岡ハノイ線は富士山静岡空港にとって初の東南アジア定期便の運航である。
- 昨年途中からは中国路線が相次いで運休したが、新たな国際定期路線は本市にとっても大変大きな機会であると捉えている。これまで以上に、静岡空港を訪れる方や海外からの来訪者の増加が見込まれるため、昨年10月から運行を開始した「空港・道の駅定額タクシー」を活用した「空港から市内へスムーズに移動できる仕組みづくり」が重要である。定額タクシーは、シンプルで分かりやすく、格安で市内を移動できる交通手段であり、空港から直接、道の駅や市内観光拠点へアクセスできることで、これまで通過されがちであった地域への立ち寄りによる、市内滞在時間の延長や市内での消費の拡大につなげていく。
物価高騰対策生活応援事業について
- 国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、食料品やエネルギー価格等の物価高騰の影響を受けている市民を支援するため、牧之原市デジタルポイント「まきペイ」を活用し、市内の対象店舗で買い物ができる「まきペイギフト券」を配布する。
- 「まきペイギフト券」は保護シール付のギフト券で、シールを剥がして現れる二次元コードをスキャンしてスマホにチャージするか、シールを剥がさず商品券としてそのまま利用することができ、市民の皆さんが誰でも利用することができる。
- 交付するポイントについては、市民一人当たり6,000円分、高校生以下の子どもには更に10,000円分を追加交付する予定で、6月には市民の皆様のお手元に届くよう準備を進めている。
市内茶況について
- 当市の茶況については、気温は平均並みで推移しているが、3月下旬の冷え込みが影響し、芽伸びが若干遅れているところもあり、基本的には例年並みになるということである。
- 地頭方から片浜、坂部など、早場所の早生品種の摘採が今月13日頃から、「やぶきた」については昨年の秋冬番の摘採が遅くまで続いた影響もあり、例年より若干遅れて20日以降からの予定で、摘採の最盛期は5月1日頃と見込んでいる。また、碾茶の栽培も開始していくことから、碾茶用の生葉の摘採は5月中旬頃になるとのことであり、茶期が長くなることが予想されると聞いている。
- 昨年同様に2月まで休眠期間が充分にあり、3月の気候も順調に推移していることから、良質なお茶の生産が期待される。昨年度6年ぶりに「全国茶品評会深蒸し煎茶の部」にて「産地賞」を受賞した。今年度も引き続き、「味と品質日本一」を証明する素晴らしいお茶が生産されることを願っている。
- イラン情勢の関係で、茶工場や漁港に影響が出ていると聞いている。燃料等は石油元売り系において二番茶から入荷するということで途中で揉めなくなる工場も出てくるかもしれない。漁業についても、毎日行っている漁をすでに1週間に2~3日に減らしている。農漁業もそうだが、一般市民の生活に影響が出ないことを心配している。
市内荒茶工場等の激励訪問について
- 生産者や茶商を訪問し激励するとともに、現状把握と課題等を直接伺い、今後の施策に活かしていくためであり、市内99の茶工場と23の茶商を、私、副市長、産業経済部長、JAハイナン常務の4班体制で訪問する。
- 取材をお願いしたい茶工場は、私が訪問する布引原にあるJAハイナン茶業センター「茶ぐりん牧之原」である。この施設は、牧之原地域の茶葉を集荷・加工する拠点であり、全国茶品評会に出品する茶の製造(揉製)を行う施設として、高品質茶の生産と地域茶業の振興に寄与している。日程については、決まり次第連絡させていただく。
白河市との「観光・文化交流に関する協定書」の締結について
- 当市と福島県白河市は、2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の放送を契機に、それぞれの地を治めた名君である遠州相良藩主・田沼意次侯と奥州白河藩主・松平定信公が政敵であった過去の因縁を超えて未来志向の関係を誓い、官民での交流が始まっている。
- 昨年9月5日の「令和7年牧之原市台風15号に伴う竜巻等災害」で当市が甚大な被害を受けた際には、白河市から被害認定調査の応援職員2名を派遣くださるなど、復旧・復興のためにご支援いただいた。また、昨年11月には、当市で開催された「まきのはら産業フェア2025」に、「べらぼう」ゆかりの自治体として初出店くださり、大いに地場産品のPRや販売、市民との交流をしていただいた。
- このような中、両市における交流の一層の深化・発展を目的に、「観光・文化交流に関する協定書」を締結することとなり、今月12日に白河市で開催される「白河小峰城さくらまつり」において、白河市の鈴木和夫市長と私が出席して締結式を執り行う。この白河市の一大イベントである「白河小峰城さくらまつり」には、両市の観光・文化交流にふさわしく、白河市から招待を受けた「はいばら太鼓保存会」が出演し、当市を代表する伝統芸能を披露する。
不妊治療費助成金の拡充について
- 当市では、平成23年度から特定不妊治療2分の1の助成をはじめ、令和4年度から保険適用となった後も、保険適用の3割の自己負担分と10割の自己負担である先進医療等に要した費用の2分の1を上限30万円まで助成してきた。
- これまでの助成の実績と成果としては、直近では令和7年4月から令和8年2月末までに出生した、137人のうち19人(13.9%)が不妊治療助成を申請している。また、令和6年4月からの約2年間において、不妊治療の申請した方の73.5%が妊娠に成功し、母子手帳交付の申請をしている。
- これらをふまえ、令和8年度当初予算額に600万円を計上し、助成割合を全額の10分の10に引き上げ、更に1年間の助成上限を100万円に拡充して助成していく。
- 助成金を拡充することで、子どもを望む夫婦が不安を抱えることがないよう、経済的な負担を更に軽減することで、早くから妊娠、出産や不妊治療を選択できる安心な体制を作り、妊産婦の健診等への交通費補助等の様々な施策と合わせて、妊娠から出産、子育てまでの切れ目ない支援体制の充実に努めていく。
市内の春季イベント(4月)について
- 2月の坂口谷川の河津桜に続き、勝間田川沿いの桜が現在七部咲きであり、今月中旬には「東光寺長藤まつり」も開催されるなど、春は、「花のまちづくり」を進める当市にとって、まちを彩り始める美しい季節の幕明けである。
- 5日には相良油田の里公園で2年に一度の「原油汲み上げと桜まつり」、26日には毎年恒例の国内唯一の砂浜を周回する競馬レース「第48回さがら草競馬大会」など、各イベントが開催される。
- 草競馬大会は例年どおり、サラブレット、中間馬種、ポニーの3種レースに加えて、午年の今年は、竜巻被害の復興支援として北海道から迫力ある「ばん馬」を特別に招待するため、例年以上に迫力ある馬群を見ることができる。私も、ばん馬のデモ走行として、ソリに乗り、乗馬させていただく予定である。
報道提供
- 勝間田城趾550年記念「キラ☆キラ御城印」販売・現地見学会について
- 文芸まきのはら第20号発刊について
2026年4月3日 記者懇談会資料 [PDFファイル/7.46MB] をご覧ください。
質疑応答【要旨】
富士山静岡空港について
【記者】
定額タクシーは、どのくらいの利用実績があるのか。
【担当者】
令和7年10月~令和8年3月の半年間で、235台の配車で358人の利用がある。
【記者】
どんなメリットがあり、どのような需要があるかということは分かるのか。
【担当者】
会員制のデマンドタクシーに比べて、定額タクシーは不特定多数の人が使うので現在はそこまで追い切れていない。今後、車内に二次元コードを設置しアンケートに答えてもらって分析することを考えている。
【記者】
外国の方や、市民ではない人の利用もあるのか。
【担当者】
今後把握、分析していきたいが、タクシー会社への聞き取りなどから外国の方の利用はあまりないということである。
【記者】
国内線の撤退についてどう思うか。
【市長】
- 国内線の便数が減ると、地上業務(ハンドリング)の経費がかかってくる。便数が減ったからと言って人件費などが減るというわけではなく、1便あたりのハンドリングが増えて収益率は減る。
- 今まで高校生の修学旅行にはANAの180人乗りの機体が定着されていたが、現在FDAの90人乗りの機体だと使いづらい。ANAに助成金を出したり、FDAが大きい機体を借りて引き継いでもらいたいなどといった話をしている。
- 静岡空港は高校生の修学旅行での利用が定着してきている。ANAは約180人乗りの基材を使用しているがANAが撤退すると、FDAの90人乗りの基材だと人数的に使いづらいということがある。なので、ANAに利活用促進の助成金を出したりFDAが大きい機体を借りて引き継いでもらいたいなどといった話をしている。
白河市との「観光・文化交流に関する協定書」の締結について
【記者】
協定内容は、どのようなことを考えているのか。
【担当者】
現在調整中だが、観光面と文化面、更に可能なら両市の地場産品を使った交流も考えている。
不妊治療費助成金の拡充について
【記者】
予算600万円ということは、100万円×6人のみの枠ということなのか。
【担当者】
- 保険適用が始まってから、自己負担額は県の補助等もあることから、治療して申請する方で最大50万円程度である。それを越えても1年間で治療した分は助成することを考えている。
- 全額の10分の10を出す市町で、伊豆市は40万円、菊川市は複数年の合計で100万円までということである。牧之原市は、単年度で上限100万円の助成ということである。
公費解体について
【記者】
公費解体について、現状はどうなっているのか。
【担当者】
34件の申請処理を受理しているうち、公費解体21件、自費解体13件である。公費解体21件のうち、2件を4月中旬ごろに発注する予定。
【記者】
実際、解体工事への着手はいつぐらいになるか。
【担当者】
実際に発注してみてから、業者といつぐらいから工事に掛かれるか調整することになるので今の時点では不明。重機が入る頃などは確認してお知らせさせていただく。
【市長】
- 事務手続きが難解であり、補償コンサルタントが入って、積算して契約して、調査も積算立会いの下といった流れである。時間がかかっており遅くなっているので、国に制度の簡略化をお願いしたいと思っている。
- また、自費解体したとしてもその対象に全てが該当するか分からない不安もあると思う。
【記者】
全壊73棟に対して少し少ないと感じるが、市としてはどう感じるか。
【担当者】
現在、火・木曜日で相談窓口を開いているが、最近でも新規の相談が何件かあったので今後増えると予想している。
中部電力の不適切事案について
【記者】
中部電力の不適切事案について、近隣市町として市の受け止め方はどう感じるか。
【市長】
- 3月31日の「経済産業大臣および原子力規制委員会に対する、当該報告徴収に対する中部電力の報告」については、まだ具体的に直接聞いていない。内容に関しては限定的であって、第三者委員会が入って書類等を押さえていて、中電さえも入れていないということである。第三者委員会は、原子力規制委員会も含めて詳細に調査し、その結果を見て、私たちや市民にしっかり説明していきたい。
- しかし、約10年不正が行われていたかもしれないというのは残念で、そのような体質があったのかと信頼を失う。「不適切」という言い方についても、現状に合う適切な表現をしてほしい。
リニア中央新幹線について
【記者】
説明部会の対話が終了したことについてと、地域振興策の件について聞きたい。
【市長】
- 今後はあくまでも私の考えである。想定・推定ではなく、実際に調査をして数値などを出した中で先進坑を入れていくなど、しっかり段取りをする必要がある。想定どおりかというのを科学的・工学的にできるところは検証して本体工事に着工してほしい。
- 地域振興策については、想定されることに対策を講じているわけだが、対策を講じることで全く心配しなくていいかというわけではなく必ずリスクはある。しかし、静岡県に大きな経済効果ができることや「リニアができて良かった」という声があがるようにならないといけないと思っている。いずれにしても、28項目の話は整理をして、リスクに対しては地域振興策を講じる必要がある。
<外部リンク>
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