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更新日:2025年2月4日更新
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定例記者懇談会【2025年1月30日】

市では毎月、報道機関の皆さまに事務事業、取り組みなどを報告するとともに、意見交換を行っています。今月の開催状況をお知らせします。

日  時

令和7年1月30日(木曜日) 午後1時15分~午後2時15分

会  場

市役所榛原庁舎5階庁議室

市長説明要旨

田沼意次侯及び「べらぼう」関連事業について

しずおか遺産の認定について

  • 今月14日に静岡県から「田沼街道とまぼろしの城」を「しずおか遺産」として新たに認定すると発表された。「しずおか遺産」とは、県内の魅力的な歴史文化資源を認定し、県内外への発信や観光活用の促進を図る制度である。
  • 「田沼街道とまぼろしの城」では、牧之原市が代表自治体となり、牧之原市、藤枝市、焼津市、吉田町の3市1町が連携して、田沼意次侯に関連する資料や街道沿いの史跡など、23か所が認定された。
  • 田沼街道は、意次侯の居城があった相良と東海道の藤枝を結ぶ約28kmの街道で、意次侯が整備したと伝えられている。街道沿いには、意次侯ゆかりの場所が多く、「べらぼう」で意次侯への関心が高まっている現在、広域的な連携やPRを行う貴重な機会である。
  • 26日のオープニングセレモニー後に、しずおか遺産認定証交付式が行われ、静岡県知事から牧之原市、藤枝市、焼津市、吉田町に認定証が交付された。
  • 認定を受けた資料や史跡については、市史料館で開催中の「田沼意次の新時代展」で紹介し、今年度から来年度にかけて周知を行う。令和8年度以降には、「田沼街道」に関するガイドマップや看板などの製作、ツアーの造成、相良城御城印のコンテスト、平田寺での子ども将棋大会などを企画し、「べらぼう」放送終了後のシティプロモーションや観光誘客に繋げていく。

演劇「田沼意次物語」について

  • 今月19日、相良総合センターい~らにて、演劇「田沼意次物語」を午前・午後の2回、公演を行った。
  • これは、大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」を契機としたシティプロモーション「田沼意次侯顕彰事業」のオープニングを飾る歴史エンターテイメント劇で、市大河ドラマ「べらぼう」活用推進協議会が主催し、劇団静岡県史による協力のもと、オーディションで選ばれた市民6名を含む17名の出演者が見事に熱演した。
  • 史実に基づきながらも、笑いやシリアスを交えた本劇によって、意次侯が賄賂政治家ではなく、貨幣の統一や印旛沼の干拓、蝦夷地の開発など、重商主義の政治を行い改革を行った人物として顕彰された。
  • 会場は、前売券が完売するほどであり、演劇が終わった後も観客の皆さまが異口同音で「素晴らしかった!」「最高!」「元気をもらった!」など、喜びと感動の声で溢れていた。偶然にも、その日に放送された「べらぼう」第3回と重なる部分もあり、意次侯の顕彰だけでなく、大河ドラマの時代背景や登場人物の理解にも繋がる非常に素晴らしい演劇であった。

「大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』展・静岡まきのはら」「田沼意次の新時代展」について

  • 今月26日から、史料館にて「大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』展・静岡まきのはら」「田沼意次の新時代展」を開催している。
  • セレモニーには、スペシャルゲストとして意次侯の嫡男・意知を演じる宮沢氷魚さん、制作統括の藤並英樹チーフプロデューサーが参列され、大変賑やかな雰囲気のもとで行われた。
  • 展示についても、非常に見応えのある内容であり、入口には宮沢氷魚さん直筆のサインが入った田沼意知のバナーがあり、会場を進むと、番組紹介パネルや人物相関図などが飾られ、意次侯を演じる渡辺 謙さんの独自インタビューを掲載したパネルや実際に着た衣装も展示されている。本展示をご覧いただければ、「べらぼう」がもっとお楽しみいただけると思う。
  • また、当市が独自に企画した新時代展では『田沼意次物語』のモーションコミックや意次侯がお国入りしたことを証明する「御地頭様御入国萬覚」が展示され、意次侯の人物像や功績をより深く学べる内容である。
  • なお、企画展における来場者数は、昨日時点で既に約900人もの大変多くの方に来場いただいている。企画展は、来年1月12日まで開催している。

トークショーについて

  • オープニングセレモニー後には、相良総合センターい~らで、宮沢氷魚さんと藤並英樹チーフプロデューサーをお迎えしてトークショーを開催した。
  • 定員400名に2,000名を超える応募があり、東は宮城県、西は長崎県から訪れていただいた。
  • 司会は、「NHKニュースたっぷり静岡」でお馴染みの後藤康之アナウンサーで、巧みな司会のもと、ドラマや共演者との会話、今後の見どころなど充実したトークショーだった。
  • 中でも、藤並チーフプロデューサーが「意次侯の相良城へのお国入りのシーンがあるかも」と驚きの発言をしてくださり、会場から大きな拍手が沸き起こった。今後のドラマ展開を大変楽しみにしている。

プロジェクションマッピングについて

  • 市史料館の南側壁面に投影するプロジェクションマッピングも始まった。
  • 3月まで「予告編」で、4月から「本編」の放映であり、しばらくは、金・土曜日の午後7時から8時まで、5分程度の映像を繰り返し投影している。

Jクレジット プロジェクト登録認証について

  • 令和4年度から当市で取り組んでいる「オーガニックまきのはら推進事業」について、事業委託先のシンコム アグリテック株式会社がこの度、Jクレジット制度に基づくプロジェクト登録の認証を受けた。
  • プロジェクトの名称は、「オーガニックまきのはらプロジェクト」で、バイオ炭を活用したJクレジットの認証については、国内3例目で県内では初の認証となる。
  • このバイオ炭事業については、本市の主幹作物であるお茶の木を活用してバイオ炭を製造し、市内で発生する未利用資源と合わせて、改植した茶園や作物転換した畑にすき込むことで、カーボンクレジットを発生させ、それを企業等に販売することで農業者を支援していくもの。
  • 各部会が連携して、市の課題でもある「荒廃農地の解消」と、ゼロカーボン社会を実現するための「地産地消のカーボンニュートラルの実現」を効果的に推進していくことで、牧之原市発の取組として、農業関係者や周辺市町を巻き込んだ事業として拡大していく予定である。

女性の健康のための市民講座の開催について

  • 当市では、第三次総合計画において、「日本一女性にやさしいまちの推進」を重点戦略として掲げている。その取組事業の一つとして、今年度は、女性の健康週間(毎年3月1~8日)に合わせ、主に20代から50代の女性を対象として、産婦人科医による講演会を開催する。
  • 講演会の他、ヨガ体験コーナーや健康コーナー、3ビズマルシェも行う。

国への要望活動について

  • 昨日、リニアや特別交付金、学校再編補助金、新しい地方経済・生活環境創生交付金(いわゆる第2世代交付金)について、国交省鉄道局をはじめ、総務省や文科省、内閣府に要望活動を行ってきた。
  • 特に、リニアに関しては、流域で暮らす私たちにとって大井川はかけがえのない存在であるので、国交省鉄道局には、「流域住民が抱える水資源への影響に対する不安に真摯に向き合っていただくこと、また、地域住民の不安を払拭するためにも、水資源への影響のリスク管理や対策の着実な履行に向け、現在進められている先進杭掘削などに対するモニタリング会議を通じた指導や、その状況の継続的な確認をはじめ、万が一、水資源への影響が起こった場合の補償なども含め、将来にわたってJR東海への徹底した指導と積極的な関与」を要望した。
  • また、「想定外のことが起こった際の国の関与について文書で示していただきたいこと」「JR東海には、スケジュールや課題に対してなどスピード感がある・オープンな情報発信をしてほしいということ」なども申し上げた。

報道提供

  • 坂口谷川水門完成式典の実施について
  • 女性の健康のための市民講座の開催について
  • 要配慮者避難確保事業の取組報告会について
  • 新規採用職員が職場紹介資料を新たに作成しました
  • 令和6年度 男(ひと)と女(ひと)のフォーラムの開催について
  • 「蛭ケ谷の田遊び」「一幡神社の御榊神事」の開催について

2025年1月30日 記者懇談会資料 [PDFファイル/3.17MB] をご覧ください。

質疑応答【要旨】

国への要望活動について

【記者】
要望書の1つ目の項目に、「流域8市2町との信頼関係を深めていただきたいと存じます」とあるが、深まってないということか。
【市長】
私の感触としたら深まってはいない。
【記者】
この点について、鉄道局長は深めていく方針を示されたのか。
【市長】
意見交換はこれからも引き続き行い、国から「JR東海をきちんと指導します」ということはおっしゃっていただいた。

【記者】
要望書2つ目の「JR東海への徹底した指導と積極的な関与をお願い申し上げます」ということについては、先ほどの会話だと、基本ゼロ回答のように聞こえたがどうなのか。
【市長】
今日の場ではお答えできませんということであると思う。
【記者】
8市町の首長が直接、要望へ行っているのにゼロ回答だったということに関してはどう感じたか。
【市長】
8人の首長が行っているので、もう少し前向きな回答をいただきたかった。

【記者】
リニアについての地元説明会はいつごろ開催するのか。
【市長】
まだ公表されていない。今年度内の開催だと思うが、全て決まった段階で公表されると思う。
【記者】
流域の10市町でそれぞれ開催するのか。
【市長】
そうと聞いている。

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