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市では毎月、報道機関の皆さまに事務事業、取り組みなどを報告するとともに、意見交換を行っています。今月の開催状況をお知らせします。
令和7年1月9日(木曜日) 午後1時15分~午後2時35分
市役所榛原庁舎5階庁議室
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
元日の初日の出は、大変穏やかな好天に恵まれ、水平線に少し雲がかかったものの、きれいに太陽が顔を出し、今年が市制施行20周年を迎える当市にとって、良い一年となることを彷彿とさせるすばらしい初日の出でした。
昨年は、元日に能登半島地震が発生し、復興もままならない9月にも記録的な豪雨が再び襲いました。当市でも8月末に記録的な雨量が観測され、一部地域では「警戒レベル5緊急安全確保」を発表しました。幸いにも人命や住家への被害はほとんどありませんでしたが、災害が 頻発化する昨今、市民の皆様の生命・財産を守るため、防災意識の啓蒙や必要となる整備を推進してまいります。
さて、令和5年度にスタートした第3次総合計画も3年目となり、5つの「重点戦略・プロジェクト」を中心に、賑わいの創出や、住む魅力の向上について重点的に取り組み、持続性のあるまちづくりを実現してまいります。
「富士山型ネットワークの充実」で進める東名相良牧之原IC北側地区の開発は、住宅街区が完成し、住宅移転などが進んでいるところであり、それ以外の商業・産業街区も秋ごろに造成工事が完了する予定です。今後も関係者と連携し、新たな拠点の創出に取り組んでまいります。
また、市内初の道の駅「そらっと牧之原」については、7月のオープンに向け建設工事を進めています。魅力ある施設となるよう、お茶やレモンを中心とした商品の開発も進んでおり、地産地消に向けた取り組みとしても大いに期待しています。
「ゼロカーボンと経済成長の好循環の実現」では、オーガニックまきのはら推進事業を立ち上げ、バイオ炭や波乗りレモンの産地化を行い、また、牧之原チャレンジビジネスコンテストによるスタートアップ企業の操業も始まりました。
「日本一女性にやさしいまち」の推進では、出産や子育ての応援、入学支援金の支給などの子育て支援の充実、高度不妊治療の助成、月3万円ビジネスによる女性の活躍や起業支援などに取り組んでいます。
「次代を切り拓く力を育む新たな学校づくり」は、榛原地域では、用地取得、造成、基本設計に着手し2030年度の開校に向け動き出しました。また、相良地域においても造成設計を基に用地取得を行い、2033年度の開校を目指します。
次に、先日6日に市内外から約250名の方々にご出席いただき、「新春初顔合わせ会」を開催しました。
私からは、令和6年を振り返るとともに、まちづくりの根幹となる第3次総合計画が3年目を迎え、重点プロジェクトを着実に進め、住む魅力、産み育てる地域の魅力を高める取り組みを行い、定住を促進し、持続性のあるまちづくりを実現することを述べ、新年のご挨拶とさせていただきました。
会には、当市出身で「静岡まきのはら大使」である2023ミス・ユニバース日本代表 宮崎 莉緒さんをゲストにお迎えし、花を添えていただきました。また、本来であれば、同じく当市出身のプロ野球選手、中日ドラゴンズの村松 開人選手にもお越しいただき、大使の委嘱を予定していましたが、自主トレを始動するということで欠席となりました。村松選手への大使委嘱につきましては、状況を見ながら今シーズン中に実施できるように調整してまいります。
同日、市表彰条例による表彰及び感謝状を授与する表彰式も執り行いました。今回の表彰対象者は、功労表彰として個人5名、団体2団体、感謝状として法人6社でありました。受彰者の皆さま方には、改めてご功績に敬意を表しますとともに感謝申し上げ、今後の益々のご活躍をご祈念いたします。
当市は10月11日に市制施行20年を迎えます。市の20年のあゆみを振り返るとともに、交流の拡大や賑わいの創出、郷土愛の更なる醸成に繋がる記念事業を市民の皆様と連携して展開し、魅力あるまちづくりを推進してまいります。
市の20周年の節目を祝うかのように、大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」が、先日5日から放送を開始しました。放送開始に伴い、様々な関連事業がスタートします。
今月26日には、市史料館の2階ホールにおいて、「大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』展・静岡まきのはら」オープンさせ、番組紹介パネルや出演者直筆サイン、キャストビジュアルバナー、ドラマで使用した衣装や小道具などの展示を行います。同時に、「田沼意次の新時代展」も併設の会場で開催し、田沼意次や相良藩に関する新発見の資料や田沼時代に活躍した文化人に関する資料などの展示を行います。両展示とも入場は無料ですので、是非、市内外の多くの方に、ドラマの世界観や貴重な資料などを楽しんでいただきたいと思います。同日午後1時からは、オープニングセレモニーを行いますが、前日25日には、報道機関の皆様を対象とした内覧会を予定していますので、是非取材いただきますようお願いします。
26日午後3時からは、「い~ら」において、スペシャルゲストとして、田沼意知役を演じる注目の若手俳優「宮沢氷魚」さんをお呼びして、トークショーを行います。ちなみに、トークショーですが、定員400名の募集を先月2日に開始したところ、ドラマの舞台裏や今後の見所の話を期待するファンの方などから、多数の応募をいただき、その日のうちに定員に達して、現在の申込数は定員の4倍近くとなる約1,500名という状況です。参加者は抽選で決定することになりますが、反響の大きさに驚くとともに、注目度が高いことを改めて実感しました。
また、大河ドラマ展のオープン1週間前となる今月19日には、劇団静岡県史による「田沼意次物語」が「い~ら」で上演されます。当日は、午前の部、午後の部の2回公演となっており、チケットの売れ行きも好調で、両公演合わせ約700枚売れております。出演者は、一般公募でのオーディションで選定され、17名のうち、市民も6名参加されます。すばらしい演劇を披露くださいますので、是非、取材いただきたいと思います。
このほかにも大河ドラマに関するイベントを通し、当市が全国的にPRできる千載一遇のシティプロモーションのチャンスを、地域の活性化や交流人口の確保に結び付けていきます。
また、20周年記念事業としては、5月に、「第31回全国花のまちづくり牧之原大会」を開催するほか、3年連続で招致した「伊藤園お~いお茶杯 王位戦」は、第66期となる本年も招致を目指し、お茶のまち、将棋によるまちづくりによる茶業振興、市内経済の活性化を進めます。
さらに、サーフィンの聖地である静波海岸では、「全日本サーフィン選手権」の開催が決定し、10月には、全国から約1,500名の選手や関係者を迎え、8日間に渡って開催されます。
最後に、私の今年の一字は、高台の賑わい創出、雇用の創出、移住定住場所の創出、坂部地区の道の駅の創業開始、大河ドラマによる交流人口・関係人口の創出、新たな義務教育学校の創造に取り組むことから、創出、創業、創造の『創』といたしました。
第3次総合計画を着実に進め、市の大きな課題である若者の減少、少子化に歯止めをかけ、住む魅力、産み育てる地域の魅力を高める取り組みを行い、定住を促進し、持続性のあるまちづくりを実現してまいります。
2025年1月9日 記者懇談会資料 [PDFファイル/3.07MB] をご覧ください。
【記者】
今回の新資料の発見で平田寺との結びつきが確実だと言えるようになったという説明があったが、これまではなぜ「田沼意次侯ゆかりの場所」と言っていたのか。
【担当者】
【記者】
展示物は全部で何点という数え方をするのか。
【担当者】
約30点である。ドラマの進展や新たに発見されたものがあれば資料を追加し、記者懇談会や史料館の展示などで知らせていく。
【記者】
田沼街道を活用したイベントの開催は見通しがあるのか。
【担当者】
「しずおか遺産」に、牧之原市が代表となって申請をしている。この大河ドラマ放送のタイミングで、周辺市町の皆さんといろいろと連携した事業ができていければと考えている。
【記者】
他市町との連携はどのようにしていくのか。
【市長】
【担当者】
田沼意次に関する演劇や展示など、こんな風に見てもらいたい、一般の人に対してこう考えてもらいたいというのはあるのか。
【市長】
【記者】
たぬまっぷスタンプラリーの終了日を、3月14日としたのは理由があるのか。
【担当者】
特にないが、1回目として今年度内の開催ということにした。内容を変えて第2、3弾としていきたい。