ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 市長の部屋 > 定例記者懇談会 > 2023年度 > 定例記者懇談会【2023年8月30日】

本文

更新日:2023年8月30日更新
印刷ページ表示

定例記者懇談会【2023年8月30日】

市では毎月、報道機関の皆さまに事務事業、取り組みなどを報告するとともに、意見交換を行っています。今月の開催状況をお知らせします。

日  時

令和5年8月30日(火曜日) 午後1時15分~午後2時45分

会  場

市役所榛原庁舎5階庁議室

市長説明要旨

先日、静波海水浴場において、まきのはらジュニアズアクションスポーツクラブの皆さんが「ハワイ マウイ島 山火事緊急支援募金活動」を行った際に、多くのメディアに取り上げていただいた。募金いただいた皆さま、そして取材いただいた報道機関の皆さまに改めて感謝する。今後も各種イベント会場での募金活動や庁舎に募金箱を設置するなど、被災地の復興に少しでもお役立てできるよう、当クラブの募金活動を支援していく。
次に、「伊藤園お~いお茶杯 第64期王位戦七番勝負」第5局が、先週の22、23日に徳島県徳島市で行われ、藤井王位が防衛に成功し、4連覇を達成した。この結果により、本市での第6局は実現しなかったが、代替イベントとして9月6日に藤井王位とその他棋士3名によるトークイベント「ようこそ牧之原市へ 藤井王位トークショー」と銘打って、相良総合センターい~らにて開催する。
次に、中日ドラゴンズに今年入団した牧之原市出身の村松開人選手については、先月、村松選手の後援会が発足したところであり、現在の会員は牧之原中学校の同窓会員120名ほどで、今後は市内外からも会員を募っていく。27日には、後援会の25名の皆さんと共に、バンテリンドームで開催された横浜ベイスターズ戦に応援観戦に行ってきた。後援会が初観戦で、本人が活躍、そしてサヨナラ勝ちというドラマチックな展開に、球場も後援会の皆さんも大いに盛り上がった試合だった。
このほか、鈴鹿8耐に初出場し、見事完走したゲズンハイトレーシングチームや、パラクライミングの加藤あすみさんが世界選手権に出場された。また、剣道では川合芳奈さんが全日本女子学生選手権大会、清水彩さんが全国高校定時制通信制大会でそれぞれ優勝し、他にも市内の中学生が、陸上やアーチェリー、吹奏楽といった様々な分野で、全国大会や東海大会への出場を決めるなど、多くの市民や若者が活躍する明るい話題があふれ、当市の活力となっている。

令和5年9月牧之原市議会定例会 市長提出議案について

9月1日に開会する市議会定例会に提出する議案についてですが、今定例会には、決算認定や補正予算、条例改正など、37件の議案を上程させていただくことになっている。このうち、認定第1号 令和4年度一般会計歳入歳出決算については、監査委員の審査の意見を付し、議会の認定を求めるものである。令和4年度の歳入は229億533万2,636円、歳出は217億5,997万8,420円で、翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた歳入歳出差引残額は9億7,288万216円となった。
次に、議案第56号 牧之原市多目的体育館条例の制定について、平常時はスポーツの推進及び市民の交流拠点等として、また、災害時には市の防災施設として市多目的体育館を設置するため、本条例を制定するものである。
併せて、議案第60号 牧之原市多目的体育館の指定管理者の指定について、多目的体育館の管理運営に関し指定管理者として指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、議会の議決を求めるものである。

令和5年度牧之原市一般会計補正予算案(第4号)の概要について

議案第57号 令和5年度牧之原市一般会計補正予算案(第4号)の事業概要について、令和5年度予算の4回目の補正となり、補正額は5,370万円ほどの増額となっている。
今回の補正は、保育士等の処遇改善加算の状況調査を監査法人に委託するための経費の計上や、転作に取り組む農業者を支援する茶複合経営推進事業補助金の申請者増加に伴う増額、浸水対策における排水路の測量設計業務に係る経費の計上、国道150号バイパスに係る跨道橋の転落防止柵が腐食しているための修繕工事費の計上、浸水被害が多発している地区に排水ポンプを設置することに伴う調査費の計上、第31回全国花のまちづくり牧之原大会開催に伴う経費の計上、木造住宅耐震補強計画 一体型助成事業の申請者が増加したことによる補助金の増額、今後の集中豪雨及び台風に備えるための災害復旧事業費の増額が主なものになっている。

令和5年度牧之原市海水浴場の入込客数等について

市の海水浴場の入込客数等について、「静波海水浴場」「さがらサンビーチ」ともに7月14日に海開きし、明日31日までの開設することになっている。入込客数については、明日の数字を入れ込んだ後に確定となるが、8月30日現在、静波海水浴場が121,000人、さがらサンビーチが29,000人となっている。合計としては、昨年対比23,000人増の150,000人で、率にして約2割増と、多くの方にご来場いただいた。今年は新型コロナウイルス感染症が5類になったことにより、昨年度まで実施していた感染症対策を撤廃し、4年ぶりにコロナ前と同じく制限が無い中での開設となり、7月14日からの運営となった。開設当初は天候に恵まれ、入込客数が伸び続け、7月までの入込客数はコロナ前の令和元年度を越えていたが、気温が非常に高い日が続き、かえって外出を控える人が増加したことやお盆時期の台風の影響により、最終的には令和元年度の来場者数と比較すると下回る結果となった。
なお、今年度から遊泳状況や駐車場の混雑状況をリアルタイムで確認できる配信サービスを開始し、市の公式LINEやホームページで簡単に確認できるようになったため、遠方からの遊泳客の皆さんの判断材料になったと考える。
遠方からの遊泳客について、今年は特に山梨県をはじめ、愛知県や関東方面の車両ナンバーが多かったと海の家の方々から聞いた。山梨県には、「RIDE ON MAKINOHARA誘客キャンペーン」第1弾をトップセールスに行ったが、今年の活用実績は約1,800件であり、昨年実績500件の3.6倍ということで、トップセールスの一定の効果があったものと捉えている。キャンペーン第2弾が、9月1日から始まり、来年2月1日まで実施する。第1弾は山梨県民と長野県民の限定だったが、第2弾については全国及び市民が対象となるので、第1弾以上の活用を期待する。
なお、明日31日には、両海水浴場において閉場式を行う。今年は海難事故がなかったことが何よりであり、ライフセーバーの方々が安全・安心な体制を整えてくれたおかげである。
最後になるが、さがら海上花火大会が9月2日に、ウェルカム打ち上げ花火が9月5日に静波海岸の勝間田川河口で開催する。さがら海上花火大会については、水中スターマインなど多彩な演出で、「いいなみ」にちなみ、1,173発の花火を打ち上げる。会場には、飲食店などが出店するほか、地元よさこい団体がパフォーマンスを披露する。また、ウェルカム打ち上げ花火は、各事業所等から協賛をいただき開催するもので、約15分間の打ち上げとなるが堪能していただければと思う。海水浴場の運営は終わりを迎えるが、これら花火大会が控えているので是非取材をいただきたい。

その他報道提供

  • わたしの避難計画の進捗状況について
  • 戸籍・税関連の各種証明書のオンラインによる交付請求開始について
  • 「ようこそ牧之原市へ 藤井王位トークショー」の開催について
  • 第2回RIDE ON MAKINOHARA地場産品活用
  • 「勝負メシ」プロジェクト投票結果について
  • 「まきチャレ2023」の報告について
  • 「まきのはらサマーコンチェルト」の開催について
  • 「認知症フェスタ2023」の開催について
  • 「第46回中央公民館まつり」の開催について
  • 「はじめての日本語教室」の開催について
  • 「まきのはらジュニアズアクションスポーツクラブ」9月の活動について
  • 相良高校による牧之原産「相紅茶」の製作・製品化について

2023年8月30日 記者懇談会資料 [PDFファイル/7.52MB]をご覧ください。

質疑応答【要旨】

「ようこそ牧之原市へ 藤井王位トークショー」の開催について

【記者】
会場外の地元のお菓子などは、関連ある勝負メシの中から選ばれるのか。
【担当者】
現在、勝負メシに出してもらった店舗に調整中だが、持ち帰りやすいスイーツを中心に5店舗ほどを考えている。

「勝負メシ」プロジェクト投票結果について

【記者】
来年以降も王位戦の誘致をするのか。
【市長】
やるとは言い切れないが、自分としてはまた来ていただけるよう誘致したいと考えている。

「まきチャレ2023」の報告について

【記者】
センターに入る契約企業は決まっているのか。
【担当者】
10月頃までに、おおむね10社程度入所すると聞いている。そのあと順次希望する企業は入ってくる。
【市長】
去年のまきチャレに出た企業もその中にいるのか。
【担当者】
そのように聞いている。

令和4年9月に認定こども園「川崎幼稚園」で発生した事故について

【記者】
1年経つが、市長はどのような感想をお持ちか。
【市長】
9月5日で1年が経つので、コメントを用意していた。本日は皆様もお集まりのため、まずコメントを読み上げたうえで質疑応答を受けたいと思う。

<市長コメント>

令和4年9月5日に学校法人榛原学園が運営する「川崎幼稚園」における 送迎バス内に取り残された園児が亡くなる大変痛ましい事故から1年が経過いたしました。
改めて、千奈さんのご冥福をお祈りするとともに、御遺族の皆様には、心より哀悼の意を表します。

また、このような痛ましい事故は、絶対に起こしてはいけないと重く受け止める次第です。

市が設置する細江保育園と 、市所有の施設を民間運営する静波保育園の今後の運営に関しましては、現在、榛原学園と協議しておりますが、細江保育園に関しましては、公立保育所民間移管審査委員会において、指定管理期間終了後は、牧之原市社会福祉事業団を運営者とすることが妥当との答申を、7月に受けております。

また、この審議と並行して、5月には、細江保育園に勤務する職員に対して、 社会福祉事業団の雇用条件を説明するとともに、現在、同園職員に対する社会福祉事業団に移る意向調査の実施を学校法人榛原学園に申し入れております。

再発防止対策に関しましては、通園等に利用されるバスへの非常ボタンを、市単独で早期に設置し、その後、国が制度化した安全管理システムも設置いたしました。
また、市内保育園・認定こども園などを対象とした安全管理に関する研修会を開催し、 知識の習得と施設内で職員同士が情報交換する場を設けるとともに、各施設に対して、研修内容を職員間で意見交換、情報共有することで、研修の成果を安心安全な環境構築に反映するよう指導しております。

なお、現在、教育・保育施設等事故検証委員会において、再発防止に向けた検証を進めているところであり、同委員会からの報告書が作成されましたら、事故を起こした法人及び市内の施設に対して指導を行ってまいります 。

牧之原市長 杉本基久雄

以上が1年経過しようとしている中で、私からのコメントとなる。

【記者】
その前後などで、市として当日予定していることやお宅を訪問するなど、何か具体的に予定していることはあるか。
【市長】
まだご本人に確認していないため詳細は控えるが、9月4日に、市長、担当部課長と千奈さんの墓前にお参りする予定。その意向は河本さんに伝えている。
【記者】
榛原学園に対して、市の改善勧告を出して、報告書を受けたという経過があるが、その段階で「改善報告書どおりに運営が図られているか随時指導してまいります」という市長のお言葉があった。報告書をいただいた後、榛原学園に反映したことについて、この1年間どのような対応をとってきたか。
【担当者】
改善勧告に対する報告を11月にもらって、年度末に向けて見直しなどをして、職員等へ周知などをした場合にはその経過を含めて提出するように指導してきた。
【記者】
検証委員会の現状と今後の時期的な見通しはどうなっているのか。
【担当者】
委員からの確認事項が多岐にわたっており、当初は1年間である9月を目途にということで私たちも説明をさせてもらい、委員の皆様にも伝えていたが時間がかかっている。現在たたき台というところまでは至ってない。まだ状況の確認ということで、目途も不明である。
【記者】
福岡県での事故もあったが、たたき台もまだできていないのか。
【担当者】
素案もできていない。
【記者】
今日ご遺族である河本さんがメディアで話をしていたが、改めてご遺族の気持ちも含めての市長としての気持ちを教えていただきたい。
【市長】
今日の会見で河本さんもおっしゃっていたが、廃園の約束が果たされていないということについて、かなりお怒りの言葉があった。私個人としても、法人としての説明責任を果たすべきだと思う。
一つには、廃園という河本さんとの約束が果たされていないこと。法的なことに関わらず書かれていることが事実である。今後どうしていくのか、河本さんだけでなく全ての人に対して、学園側から説明する責任がある。
一つは、理事長が暫定であるということ。2022年9月23日の保護者説明会で「父の責任を取る。一時的・暫定的であるが就任した」と発言。「暫定的とあったがいつまでか」という保護者への質問に「当面。再開して子ども達が安心して通えるようになったら」「受けてくれる人がいない。受けてくれる人、後継者がいれば退任する」など返していたが、それはいつなのか。1年たっても理事長として居るということは、まだ答弁の回答で言えば安心が確保されていないと言われてもおかしくない。保護者説明会で言ったことに対しても説明責任を果たすべき。
また、もう一つは、静波保育園と細江保育園を返納することを撤回したことについてである。今後はどうなのか。弁護士はそうコメントは出しているが、出した理事長本人から説明してほしい。
弁護士が代理で立っているが、1年という一つの節目で理事長ご本人が皆さんの前に立ってしっかり自分の口で説明をしていただきたい。それが千奈さんに対する一つの償いになるのではないかと思う。河本さんの持っている怒りを少しでも沈めて安堵して生活できるような環境にしてあげたい。
【記者】
指定管理終了後の民間移管は前倒ししたいという意向は変わりないのか。
【市長】
変わりない。そこはなかなか進展してしていない。前倒ししていきたい。
【記者】
理事長本人が前に立たないことなど法人としての姿勢はどう受け止めるか。
【市長】
法人は刑罰をうけない。そのために、法人としての責任の取り方があるのではないかと考える。理事長の退任なども一つである。もう一つは、つまびらかに法人として説明責任を果たす。河本さんが疑問に思ってることなどに対して説明をするべき。
【記者】
検証委員会の報告は、おおまかにも受けていないのか。
【市長】
中間報告や状況に対しては全く受けていない。私から検証委員会に言うことはできないので、委員会に任せて報告を待っている。
理事長や関係者、園職員、河本さんからも聞き取りをしていると思う。職員も何人も辞めているが、そこも法人としての責任の取り方があるのではないか。保育の道をあきらめた人もいる。働いている人が責任を負って、法人としては負わないはいかがなものか。そこを踏まえても検証委員会としての意見を反映した報告を受けることを期待している。
【記者】
中間報告を受ける予定もないのか。今後どんな報告書にしていただきたいか。
【市長】
その予定はない。河本さんの思い、川崎幼稚園や職員の意見などを踏まえたうえでの報告書であることを期待している。
【記者】
1年が経つところで、検証委員会、学園とのやり取りなどもあるが、進展があまりないと聞く。進展があまりないことについて市長は受け止めているか。
【市長】
指定管理者の委託契約、公私連携型の契約などがあるので一方的な解除などはできない。我々とすると返納の申し入れを進めていき、市や社会福祉事業団が進めていくのが市としては一番良いと思っている。しかし、法人から撤回の申し入れがあった。お互いが話し合う中で前倒しや静波保育園を返納できないかなど話し合いを納得した中で進めていく。現在協議中である。
細江保育園は契約期間が令和6年末で、契約を更新する義務はない。今後も市公立保育所民間移管審査委員会でもらっているので、遅くても令和7年から事業団で運営していく。前倒しも申し入れはしている。
【担当者】
法人としては10年の指定管理が切れるという中で、市としては今後継続していくつもりはないという断りはしている。
【市長】
審査委員会は今回妥当という結論は出ず、市議会についても議決されないというのは明白である。法人と覚書協定は一切結んでない。彼らがそこまで表明する権限はない。勘違いしている。
【記者】
表に出てきていないという現理事長の姿勢については納得してないということか。
【市長】
そうである。今回多くの市民を悲しませたり保育の安全性などの信頼を失墜させた。説明責任、法人としての責任は取るべき。
【記者】
市長の気持ちは変わると思うか。法人としての姿勢だと思うか。
【市長】
変わらないと思う。法人としての責任を果たすべき。
人間100%はない。ミスはあるが、そのあとのミスをした時のフォローや責任、再発防止などをどうやって動くかだと思う。責任を果たしていないので、再発すると思われても仕方ない。再発をさせないためには河本さんに対して申し訳ないという気持ちがあれば説明責任を果たさないのはおかしい。多くの市民も同じことを思うのではないか。
【市長】
報道から会見や取材の申し出はした場合は、理事長は受けているのか。
【記者】
ない。
【市長】
そこである。そういうところに誠意がなく、道義的な責任を果たすべき。そこが市民から理解されない大きな原因ではないか。
【記者】
理事長が話すべきということか。
【市長】
それが責任を果たすことだと考える。説明責任や事故に至った原因、自らの思い、再発防止への取り組み、市や県から受けた勧告、それに対する対応、千奈ちゃんに対する思い、河本さんとの廃園の約束、静波細江の思いの変化、ご自身の進退、現状などをご自身の口から話すべき。報道各社の申し出には真摯に対応していただきたい。
【記者】
あらためて、どのような思いで再発防止に取り組んでいくか。
【市長】
風通しの良い環境を作ることが必要。経営者自身が考えて、それぞれの法人内でいろんな課題を通じて取り組んでいってほしい。われわれの指導監査もしっかりしていきたい。今回の補正予算も、適正に活用されていると信じている。「保育士等の処遇改善加算の状況調査を監査法人に委託するための経費の計上」とあるが、保育士が安心して働けるよう、モチベーション高く保たれるように働ける環境にするのがわれわれの役割。
【記者】
市としてこのように取り組んでいくのは、1年前の事故がおきて責任を感じているからか。
【市長】
県内外でも同様の事件事故が起きている。そこで働く皆さんの環境を把握して、確認して、安心できる環境を作るのが責務。
【記者】
市との話し合いは理事長本人が行っているのか。
【市長】
細江保育園や返納撤回などの市との話は、本人が出席している。
【記者】
あくまでも、もっと広く市民にも説明してほしいということか。
【市長】
そうである。

Adobe Reader<外部リンク>

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)