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更新日:2025年10月31日更新
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定例記者懇談会【2025年10月30日】

市では毎月、報道機関の皆さまに事務事業、取り組みなどを報告するとともに、意見交換を行っています。今月の開催状況をお知らせします。

日時

令和7年10月30日(木曜日) 午後2時~午後3時40分

会場

市役所榛原庁舎5階庁議室

市長説明要旨

市長・市議会議員選挙の結果について

  • 先日実施された市長選挙において、3期目の当選をさせていただいた。これまでの2期8年にわたる実績や、3期目となる今回のマニフェストに対しても御信任をいただいたものと心より感謝するとともに、4年間の市政を担ううえで非常に身が引き締まる思いである。
  • 今後、市が取り組むべき課題としては、まず、「令和7年牧之原市台風15号に伴う竜巻等災害」への対策、被災者支援であり、被災された方々が一日でも早く通常の生活に戻ることができるよう、復旧復興、生活再建に全力を尽くしていく。具体的には、市の地域防災計画の見直しや、被災者支援、中小企業、小規模事業者支援などについて、国や県の支援を受けながら行うとともに、国や県に対しての関連事項への要望などを継続していく。
  • 次に、少子化や人口減少対策については、第3次総合計画を着実に推進し、歯止めをかけていく。総合計画の一丁目一番地である高台開発については、商業施設が早期に建設に着手できるよう、事業者との最終の詰めに取り組んでいく。
  • 沿岸部の活性化については、官民連携で行い、年間を通じた交流人口の増加を図り、魅力ある地域づくりを推進していく。
  • 「日本一女性にやさしいまちづくり」について、妊娠から子育てまでの切れ目ない伴走型相談支援および子育て世帯の経済的な不安の軽減を図るため、入学支援金などの経済的な支援、さらに、先進医療分を含めた不妊治療費や妊産婦の特定疾病医療費の助成も継続して支援する。また、女性が働きやすい職場づくりや、従業員の職住近接に市内企業と連携して取り組む。
  • 学校再編計画については、計画に基づいて整備を着実に進め、令和8年度から開校準備に向けた組織を教育委員会内に設置し、ハード整備のみならずソフト施策についても進めていく予定である。
  • このように、選挙期間中に示したマニフェストを着実に進めて、「選ばれるまち」「住んで良かったまち」として、持続可能なまちづくりに全身全霊を掛けて取り組んでいく。
  • 今回の選挙においては、市議会議員選挙が無投票となり、市長選挙の投票率が過去最低となったことから、更なる情報発信に努め、市民との対話を重視し、市民に行政に対する関心をいかに持っていただくかが重要となる。加えて、市議会議員の皆様においても、議会報告会など市議会や市議会議員の活動報告などの情報発信に努めていただきたい。

市女性消防隊の全国女性消防操法大会の出場結果について

  • 10月28日に「第26回全国女性消防隊操法大会」が横浜市で開催され、牧之原市消防団女性消防隊が静岡県代表として、「軽可搬ポンプ操法」に出場した。大会は2年に1度開催されており、静岡県においては東部、中部、西部で輪番により出場隊を決定し、今回は中部の順番となり、市消防団女性消防隊が県代表として初出場した。
  • 女性消防隊は、昨年5月から大会に向けて訓練を重ね、9月の台風15号の影響で3週間訓練ができない期間があったが、合計60回以上の訓練をやり遂げて本番に臨んだ。
  • 私も現地で応援させていただいたが、本番ではその成果を存分に発揮し、全国大会の舞台で堂々と披露する隊員のきびきびした操法に感動した。残念ながら入賞とはならなかったが、市女性消防隊の操法技術の高さを改めて感じた。
  • 今後も今回の経験を大いに生かして、女性消防隊、市消防団員として、市民の生命、財産を守る活動を継続していただきたい。

台風15号の被害に関する市の対応状況等について

  • 9月5日の発災から、約2カ月(56日)が経過した。市では、被災された方々が、1日でも早く安心した生活を取り戻せるよう、引き続き、全力で取り組んでいる。
  • 市では、罹災証明書の判定区分別に、各制度において支援を受けることができる項目や内容について、「被災者支援に関する各制度」の早見表や「被災者支援に関する各制度の概要」としてまとめ、HPへの掲載や市公式LINEでの配信、さざんかでの総合窓口等において、被災者に配布をするなど、多岐にわたる各支援制度を分かりやすくして、きめ細やかな対応をしている。
  • 一方で、今回の災害における初動対応時の課題の一つとして、全体の被災状況の把握、安否確認等について、スピード感を持って実施すべきであったと考えている。住宅の屋根の崩落や家具・家財道具の散乱など、国内最大級という竜巻被害を受け、結果的に、市内では人命に関わる状況はなかったことが奇跡的だった。
  • 今後は、今回の反省や経験を踏まえ、災害に強いまちづくりを進めるために、牧之原市地域防災計画に竜巻災害を踏まえた、計画の見直しを行うとともに、早期の住宅再建につながるよう、竜巻災害の被害認定調査の簡略化や認定基準の見直し等について、国や県に要望していく。
  • さらに、榛原地区への防災拠点の整備の計画を進めていき、市民の皆様の安心安全につながる取組を確実に進めていく。

【参考:市ホームぺージ】令和7年 牧之原市台風15号に伴う竜巻等災害に係る「被災者支援に関する各種制度」について

市制施行20周年記念事業「まきのはら産業フェア2025」の開催について

  • 市民が市内の産業にふれあい、理解を深める機会をつくるため、「まきのはら産業フェア2025」を開催する。
  • 大河ドラマで注目を集めている田沼意次侯ゆかりの地である市役所相良庁舎周辺において、11月16日午前9時から午後3時まで行う。
  • 当日は過去最多となる、市内企業や店舗など約140ブースが出展。特設ステージでは、市民団体等によるパフォーマンスが行われ、姉妹都市、友好都市ブースにおいては、大河ドラマを契機として当市と交流が始まった、東京都台東区、栃木市、福島県白河市を含め、過去最多となる12市町が出展する。
  • 今年は、市制施行20周年を記念したイベントとなっており、スタンプラリーや牧之原市クイズ大会を実施予定で、クイズ大会の景品として、市制施行20周年を記念した品を準備する。

報道提供

  • 令和7年度静岡県消防大会の開催について
  • 令和7年度子供・若者育成支援推進強調月間静岡県大会in牧之原市の開催について
  • 「田沼家ゆかりの名刀お国帰りプロジェクト」について
  • 市民オペラ「やらざぁ意次!!~田沼意次の光と影~」公演について
  • 牧之原市デジタルポイント「まきペイ」還元キャンペーンの期間延長について

2025年10月30日 記者懇談会資料 [PDFファイル/3.17MB] をご覧ください。

質疑応答【要旨】

台風15号の被害に関する市の対応状況等について

【記者】
地域防災計画に竜巻に関する項目を組み込んでいる他市町の例はあるか。
【担当者】
県外でいくつかあるが、県内ではないと思われる。
【市長】
今回は国内最大級であり、竜巻はいつどこで起こってもおかしくない。計画に盛り込んで発信することで、他の市町村にも周知できればと思う。

【記者】
避難計画に竜巻のことを盛り込むことについて、具体的にはどのようなことを考えているか。いつまでに修正する予定か。
【担当者】

  • まだ詳細に決まってはいないが、竜巻の発生前後における市の体制や、地域の防災対策などを考えている。
  • 来年1~2月を目途に作成し、3月に予定している防災会議で案を出すことができればと考えている。

【市長】

  • 竜巻注意情報発表時に取るべき行動や、発災後に市の対策本部はどのような行動を取るか、市民の安否はどのように確認するのか、などである。
  • 市だけで完結することではないので、警察や消防などと連携して検討してもらう必要がある。

【記者】
安否確認の課題や自衛隊派遣の問題などもあったが、それらも地域防災計画に盛り込む考えはあるか。
【市長】
災害対策本部長として、発災初日にそれらを指示すれば良かったという反省点もある。市で盛り込んでも県や国がどういう体制を取るかということもあるが、初動で自衛隊派遣の検討・判断を早くするべきだと私は思っている。
【記者】
秋田県ではクマの後方支援として、自衛隊派遣を要請したが、それについてどう考えるか。
【市長】

  • 自衛隊派遣については、人命救助の面が大きいのではないか。今回派遣とならなかったのは、食料支援やがれき撤去などを支援要素の1つとしていたからかもしれない。結果論だが、人命確保や安否確認などが迅速にできるか分からないという状況を伝えたら派遣していただけたのかとも思う。
  • 今回も自治会で災害対策本部を早期に立ち上げていただいたが、やはり人命が一番大切なので、自治会や自主防災会、民生委員などと情報共有できるようにしていきたい。


​※他の案件についても質疑あり。

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