市では毎月、報道機関の皆さまに事務事業、取り組みなどを報告するとともに、意見交換を行っています。今月の開催状況をお知らせします。
日時
令和7年7月25日(金曜日) 午後1時15分~午後2時30分
会場
市役所榛原庁舎5階庁議室
市長説明要旨
市内中学生の活躍について
- 中体連の野球の県大会が始まった。
- 現在野球人口が減っており、市内中学の野球部は榛原・相良・牧之原中学校の3校で、連合でないとチームが作れなかった。さらに、昨年から吉田中学校も単独で組めないということで加わり、今4校で連合チームを作っている。部活動が地域移行している中で、4校とも担任がそれぞれおり、連合チームの監督は4人いる。
- その連合チームの県大会出場が決まって、ぜひ市長応援に来てくださいと連絡をいただき、昨日応援に行ってきたが、4対3で見事に勝った。
- 普段の練習は、最初のうちは親御さんが順番で送迎していたが、数人での練習はキャッチボールぐらいしかできない。そこで、チームで練習した方がいいということで、4年くらい前に各中学校から相良中サブグラウンドへ送るタクシーを市で出し始めた。
- その成果か、今年は県大会出場という快挙を成し遂げ、勝利もしてくれてとても嬉しい。
牧之原市道の駅「そらっと牧之原」の開駅について
- 7月18日に、市内初の道の駅である「そらっと牧之原」が無事に開駅を迎えた。
- 内覧会及びグランドオープンにおいて計24社に取材いただき、新聞掲載やテレビ放送、各動画サイトでも取り上げていただき道の駅の利用促進に繋がり感謝している。
- 当日は夏の日差しの中、全国から非常に多くの人が待ちに待った開駅のために訪れ、朝から駐車場が早々に満車となるなどオープン前には約400人の方が長蛇の列をつくり開駅を待ちわびていた。
- まず、坂部区民センターで開駅記念式典を開き、国会議員や静岡県副知事、県議会議員、友好都市である熊本県人吉市長、山梨県中央市長、同じ指定管理者のTTCグループが運営する道の駅がある山梨県南部町長など、多くの来賓の方々に出席いただいた。式典終了後、道の駅に場所を移し、関係者によるテープカットを執り行った。
- 暑さと混雑具合から開駅を15分程早め、ついに道の駅がグランドオープンした。皆さんのお目当ては、オープン記念の「野菜の詰め放題市」で、3分間の中で袋に収まり切らないほどたくさん野菜を詰め込んでおり、お客さんにとって大変お得な催しだった。また、焼きたてパンや「お濃茶ソフト」などは売り切れるなど、お茶をふんだんに用いた牧之原市ならではの商品が大人気であった。お茶や新鮮な駿河湾の海の幸が食べられる食堂もオープン以降、連日大変混雑しており、「駿河湾しらす3色丼」や、「しらすどっさりそば」、「牧之原茶ざるそば」などが人気で、待ち時間は長い時で約2時間待ちとなった。
- 17日のプレオープンから直後の3連休の状況について、速報値で、売上は予想を超える3倍と大変順調であり、来場者も連日、市外や県外から多く見られ、西は関西、東は北関東からも来ていただいたとのことである。
- 店舗内売れ筋の商品として、連日の暑さにより、「お濃茶ソフト」などが平日でも30~40分待ちであり、その他にもパンやスイーツ全般、飲食では、「駿河湾しらす3色丼」や「しらすどっさりそば」などの海鮮系や、「焼き茶そば」、「牧之原茶ざるそば」、土産物関連では、「しらす生姜ジャン」などの調味料などが大変人気と聞いている。
- 多くの方の来訪により、オープン後は周辺道路にて交通渋滞も多く発生して、大変ご不便とご迷惑をお掛けしているが、交通誘導員を配置し、駐車待ちをしないよう周りを周回していただく形で、渋滞の緩和に努めており、昨日あたりからスムーズとなっている。
- 道の駅は空港から近いこともあり、今後も地域や指定管理者、空港など、関係者一丸となり、新たな賑わいづくりの拠点施設、「食のテーマパーク」として、道の駅を中心とした空港周辺地域を盛り上げていきたい。
静岡まきのはら大使の委嘱について
- 牧之原市が持つ魅力、地域資源等を国内外に広く発信し、市のイメージアップや関係人口・交流人口の拡大に貢献いただくため、7月12日にプロ野球中日ドラゴンズ、内野手の村松開人選手に「静岡まきのはら大使」を委嘱させていただいた。
- 当日は広島戦があり、本拠地のバンテリンドームに、村松開人選手の後援会の皆様が応援団として、40人(バス1台)で今シーズン2回目の応援に訪れた。
- 試合前に、後援会の高柳会長ら同席の下、村松選手へ「静岡まきのはら大使」の委嘱式を行った。私から、村松選手に委嘱状と名刺、記念品として特産品のお茶などを手渡し、村松選手からは「自分が活躍すればするほど、牧之原の名前が出る。そのような機会を少しでも増やしたい」と大使への意欲を話してくれた。私から、「2023年に、市では35年ぶりのプロ野球選手となった村松選手は、牧之原の子どもたちの希望の星である。お茶を飲んで元気を付けてヒットを量産して活躍してもらいたい」とエールを送った。
- 試合は、中日が初回から得点を重ね、7対1と広島に大勝し、三連勝を飾った。残念ながら村松選手の出場はなかったが、9月にも後援会の応援ツアーが予定されており、今後の奮起に期待するとともに、牧之原市の名が更に広まることを願っている。
静波・相良両海水浴場の開設及び入込客について
- 7月18日に、静波海水浴場、さがらサンビーチの両海水浴場が、本格的な夏の到来を告げるような晴天の下、海開きした。夏の日差しが降り注ぐ中、さがらサンビーチでは、地元の園児たちによる初泳ぎにより歓声が響き渡り、いよいよ牧之原市が一番輝く季節の到来を実感している。期間中は、ライフセーバーの配置などにより、安心安全な運営を徹底し、海水浴客をお迎えしたい。
- 海開き直後の3連休も好天に恵まれ、現在の入込客数は約1万2千人であり、前年同時期に比べ約180%の増である。駐車場の利用状況についても、開設当初の4日間のみを比べると、昨年度から約250%増加している。増加に至った要因として、昨年度の海開き直後の天候不順に比べ、今年度は好天に恵まれたことが考えられる。
相良総合グラウンド人工芝グラウンド及びGasOneアリーナ牧之原の利用状況について
- 令和7年4月から供用開始された相良総合グラウンド人工芝グラウンドは、供用開始から約4カ月が経過し、市内外の多くのサッカー団体等に利用されている。
- 6月末までの利用者数は、3カ月で12,140人(1カ月平均4,000人)、利用団体数は57団体(市内45団体、市外12団体)である。前年度同時期の利用者数は4,386人(1カ月平均1,460人)であり、約3倍の増となっており、人工芝グラウンドを整備したことにより新たな大会の開催や利用団体の増加に繋がったものと考えている。
- 利用団体として、市内では相良高校サッカー部が部活動で週3回ほど利用するほか、相良FC、ハイナンFCなどのスポーツ少年団、及びプロスポーツの清水エスパルスジュニアユースチームや藤枝MYFCユースチームが定期的に利用しており、平日夕方や週末は予約で一杯と伺っている。
- また、昨年5月にグランドオープンした、多目的体育館「GasOneアリーナ牧之原」は、開館2年目を迎えた今年の夏も、藤枝MYFCのフットサル教室をはじめ、フットサルや剣道、バレーボールなど様々なスポーツ大会が開催される。
- 藤枝MYFCのフットサル教室は、中部電力株式会社主催により、8月19日午後3時から、市内の小学校1年生から3年生までを対象に開催され、定員30人のところ約60人の応募があるなど大変人気である。
- その他、7月末の3日間で県内の私立高校バレーボール選手権大会、8月11日には榛南剣道連盟主催の県スポ―ツフェスティバル剣道大会、また夏休み期間の8月はほぼ毎日、フットサルやバスケットボール、バレーボールなどの大会、さらに9月までの週末には県フットサル大会など大規模な大会も開催され、夏季期間中には冷房の効いた快適な環境の下、スポーツを楽しむ方々で賑わっている。
令和7年度おかえりプロジェクト「企業研究会」について
- 若者の地元就職を応援すると共に市内企業の雇用の確保を目的とする「おかえりプロジェクト」では、地元企業を学び、地元を知ることを目的とした合同企業説明会「企業研究会」を7月22日にサーボで開催した。
- 会場には、33社の企業ブースが並び、相良高校生を含む学生約60人が参加。採用担当者に直接話が聞ける個別ブースだけでなく、キャリアコンサルタントによるお悩み相談コーナーなどもあった。
- 地元にはこんなに面白い企業があるんだと、改めて知っていただければと思う。
報道提供
- 「女性が働きやすい職場環境づくり」に関する共同発表及び講演会について
- まきチャレ2025(第4回牧之原市チャレンジビジネスコンテスト)について
- 田沼意知書「八幡宮扁額」の展示について
- 第4回 牧之原市将棋交流大会の開催について
- 伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦第6局のチラシ・ポスターについて
- 第15回 牧之原市平和展の開催について
2025年7月25日 記者懇談会資料 [PDFファイル/2.19MB] をご覧ください。
質疑応答【要旨】
市内中学生の活躍について
【記者】
中学軟式の子どもたちを送り届けるタクシーは市の事業として行っているのか。
【市長】
地域移行して課題になるのが、子どもの足・交通手段である。そういったことで、市がタクシーを出している。
【記者】
タクシーを使っている部活は他にあるのか。
【教育長】
今のところ野球部だけである。
牧之原市道の駅「そらっと牧之原」の開駅について
【記者】
道の駅周辺の混雑について、オープンから1週間が経ちまた休日に入るが、今以上に駐車場を設ける予定はあるのか。
【市長】
今以上に設ける予定はない。道路上で待つのではなく周回してもらうように誘導員に案内してもらっている。宅急便や訪問介護の送迎などが遅れたという連絡が届いたが、今後そのような弊害が出ないようにする。
静波・相良両海水浴場の開設及び入込客について
【記者】
昨年は開場から3連休の入込客が少なかったが、今年はどうか。
【担当者】
好調である。静波は昨年4465人に対して今年8000人、相良は昨年3000人に対して今年4000人ということなので、好調で良いかと思う。
【記者】
海の家の開店期間を延長してもいいのではないかという話もあるが、どう考えているか。
【担当者】
今年についてはライフセーバーとの契約もあり8月31日までとなる。今後気象条件が変わっていけば、視野に入れていく。
【市長】
- コロナ禍前のように7月頭から開場したいが、ライフセーバーは大学生中心なこともあり夏休みなどの理由で早くても7月18日だった。
- 海の安全確保は大事なことである。大学生以外の一般から募集するにしても、またコストが上がるので、費用対効果も含めて検討する必要がある。
田沼意知書「八幡宮扁額」の展示について
【記者】
意知と大江八幡宮の関係はどのようなことに由来するのか。
【担当者】
- 大江八幡宮が田沼家にとって守り神であり、相良藩領内を鎮守する代表的な神社として崇敬を集めていて、その関連で扁額が奉納されたと考えられる。
- 意知だけではなく、意次にまつわるものも何点か奉納されている。
【記者】
普段はどこに掲げられているのか。
【担当者】
賽銭箱がある拝殿の奥の本殿に普段は掲げられている。立入禁止の場所であるため、ほとんど見ることができない。
第4回 牧之原市将棋交流大会の開催について
【記者】
平田寺で行われる決勝戦は大体どのくらいの時間になるのか。
【担当者】
11時~11時30分くらいと考えているが、12時30分くらいまで見込んでもいいかと思う。
【記者】
過去大会に取材に行った時、プロのような子ばかりだったが、今後そのような方向で盛り上げていくのか。市内の子はあまりいないと感じた。
【担当者】
- 協議会や関係者と協議することなので絶対行うという話ではないが、そのような課題も出てきたので、この大会に加えて、市内小学生向けに大会の新設もして良いのではないかと考えている。
- 1つの成果として、藤井聡太王位が市内小学校を訪問してくれたこともあり、市内小学校では将棋クラブが毎年1校ずつ増えており現在4校となった。将棋クラブ向けに開催をチャレンジしても良いのではないかと考えている。
伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦第6局について
【記者】
前夜祭には棋士は2人とも来るのか。
【担当者】
翌日の対局もあるので長い時間ではないが、2人とも来る予定である。
【記者】
今後も対局を誘致していくのか。
【市長】
- 王位戦誘致の1つの目的として、田沼意次侯の大河ドラマ化があり、それは果たされた。
- 市内には伊藤園の工場やティーファクトリー、400ヘクタールの茶園があり、伊藤園が特別協賛してる限り誘致していきたい。
リニア新幹線について
【記者】
日曜日に開催するリニアの会議について、このタイミングで実施されるのはどのような理由があるか。
【市長】
今回は特にないと思う。前回は昨年11月に実施しており、しいて言えば水資源の対話項目が完了したというタイミングではないか。
【担当者】
JRからの説明内容としては、「(1)水資源をはじめとする静岡県との対話状況」、「(2)山梨県内の先進坑の掘削状況」、「(3)大井川の水資源をご利用になる地域にお住いの皆様の御理解に向けたJR東海の取組」について報告を受ける予定。
【記者】
杉本市長からは何か意見するのか。
【市長】
- 対話項目は完了したが、コアボーリング、湧水圧試験や県境からの高速長尺先進ボーリングが行われる。
- 調査は必要であり、今までの推定・予測とどのように異なるのか、あるいは想定の範囲内かどうか調査の上、明確にしたうえで報告いただきたいとお伝えする。結果をはっきり示してほしい。
- 前回の高速長尺先進ボーリングや、湧水圧試験が上手くいっていないので、「今回もできませんでした」では困るということは言わせていただく。
<外部リンク>
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