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更新日:2025年7月1日更新
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定例記者懇談会【2025年6月26日】

市では毎月、報道機関の皆さまに事務事業、取り組みなどを報告するとともに、意見交換を行っています。今月の開催状況をお知らせします。

日時

令和7年6月26日(木曜日) 午後1時15分~午後2時15分

会場

市役所榛原庁舎5階庁議室

市長説明要旨

「第4回牧之原市将棋交流大会」のゲスト棋士決定について

  • 例年8月に開催している「牧之原市将棋交流大会」に、当市出身の女流棋士である加藤桃子女流四段がゲスト棋士として来ていただけることが決定した。今年で4回目となる本大会だが、加藤女流四段の参加は初めてとなる。
  • 今年度、加藤女流四段は、清麗戦の挑戦者決定戦に進むなど、9勝1敗と好調な成績を収めている。また、女流棋戦の最上位・白玲戦では、7勝1敗で福間香奈女流六冠、鈴木環那女流三段と首位を争っており、7月1日の9回戦で福間女流六冠に勝利すれば、タイトル挑戦の可能性も見える位置に付けている。ぜひとも頑張ってほしいと思う。

牧之原市道の駅「そらっと牧之原」の開駅について

  • 施設概要について、建物は茶畑のうねをイメージした特色ある屋根形状をしており、飲食や物販を行う地域振興施設のほか、トイレや道路情報、観光情報を発信するモニターなどを備えた施設利用者の休憩施設を配置し、世代に関係なくお楽しみいただける施設となっている。
  • 運営は、指定管理者として、全国14カ所の道の駅を運営し、地域密着型の事業展開により多くの実績を有するTTCグループが行う。
  • 開駅式典を前に、指定管理者において、記者の皆様をはじめとするメディア向けの内覧会を開催する。開駅前日の7月17日午前10時から、道の駅にて、施設概要の説明や内覧のほか、代表的なメニューについて試食を交えながら複数ご紹介させていただく予定となっている。
  • 開駅式典は、18日午前10時から坂部区民センターにおいて執り行う。式典終了後は、道の駅に場所を移し、テープカットを執り行う予定となっている。
  • 注意点として、他県における道の駅開駅時の事例から、周辺道路における交通渋滞の発生に伴い、大変混雑が予想される。周辺の交通状況を確認いただいた上での来場をお願いしている。
  • 市内初の道の駅開駅であり特産品等を用いた地域産業の発信の場で、市の新たなる賑わい拠点として期待されているので、ぜひ取り上げていただき市内外への発信にご協力をお願いしたい。

令和7年度牧之原市市民意識調査結果(一部抜粋)について

「市民意識調査」を4月24日から5月12日までの期間で実施し、回答結果として発送数1,396通に対し、有効回収数701件、回収率は50.2%となり、3年ぶりに50%を超えた。設問数の見直し、調査期間の十分な確保といった取組が回収率の上昇につながったものと考えている。

「年代別詳細」について

傾向としては高い年代ほど回答率が高くなっており、これは例年同様の結果となっている。令和4年度から導入したインターネット回答は、回答者の約35%で回答されており、特に若い世代では高い傾向となっている。

(1)市の取組への満足度

49の項目についての満足度を伺うもので、プラス2点からマイナス2点までの配点で取組ごとに採点し、合計値を回答数で割り評価点を算出し、評価点を基にした順位及び前年度からの上昇率を示している。

「満足度の上昇率が高い3項目」は、「スポーツ環境の充実」が上昇率0.25、「郷土の歴史や芸術・文化に触れる機会」が上昇率0.21、「図書館の機能充実」が上昇率0.20となっている。考えられる要因は次のとおりである。
  • 「スポーツ環境の充実」については、多目的体育館や相良総合グラウンドの芝生化といった施設整備によりスポーツや健康づくりに係る環境が充実したこと
  • 「郷土の歴史や芸術・文化に触れる機会」については、大河ドラマの放映を契機とした史料館における特別展示や出演者を招いたイベントの開催などにより当市の歴史や文化について広く周知できたこと
  • 「図書館の機能充実」については、文化の森図書館「いろ葉」を榛原文化センター内に整備したことでミルキーウェイスクエアにある図書交流館「いこっと」とあわせて、より図書館が身近になり多くの方に足を運んでいただけていること
「満足度に課題がある3項目」として、「荒廃農地の活用」「企業誘致」「公共交通の充実」があげられる。
  • 「荒廃農地の活用」については、茶樹由来のバイオ炭を活用したカーボンクレジットや荒廃茶園を活用した波乗りレモンの栽培といった「オーガニックまきのはら推進事業」を実施しているほか、基盤整備による農地の整備にも取り組んでいる。
  • 「企業誘致」については、企業立地促進事業費補助金を活用し過去5年間で新たに7社が市内に進出しているほか、スズキ株式会社の開発施設の拡張事業など、地域資源を活かした企業誘致に取り組んでいる。
  • 「公共交通の充実」については、市内全域でデマンド乗り合いタクシーが運行しているほか、本年4月からは矢崎部品株式会社ものづくりセンターの協力により「矢崎アローライン」が運行を開始している。

各項目とも、課題解決に向け様々な取組を行っているが、取組が市民へ十分に伝わっていないということも考えられることから、周知に更に力を入れていく。

(2)浜岡原子力発電所の今後についてどう思うか

  • 「浜岡原子力発電所の安全が確認できれば、稼働したほうがよい」が、昨年度から5.0ポイント増加し44.4%となり、これまでで最も高いものとなった。
  • 東日本大震災から14年という時間が経ち、電気事業者が様々な対策を講じるとともに、市としても放射線防護施設の整備等の対策を実施してきいているほか、昨今の電気料金の値上がりや物価高騰の影響があるものと推測する。
  • また、令和4年に「安全が確認できれば、稼働したほうがよい」が「停止しておいたほうがよい」を上回って以降、今年度もその傾向が続いている。
  • 性別、年代別に集計すると、特に10代、20代において「わからない」と回答する割合が高くなっており、若者世代の浜岡原子力発電所への関心が低くなっているのではないかということが伺える。
  • 現在、浜岡原子力発電所は、原子力規制委員会による新規制基準適合審査中であるが、新規制基準を満たしたとしても避難計画の運用に際して避難道路の整備や渋滞対策、降雪対策などが確保されていない部分もあり、ソフト・ハード面に課題がある状況である。市としては、引き続き、国・県の協力をいただきながら、広域避難計画がより具体化・充実化するよう努めていく。

静岡まきのはら大使の委嘱について

  • 市が持つ魅力、地域資源等を国内外に広く発信し、市のイメージアップや関係人口・交流人口の拡大に貢献いただくため、市出身者や市にゆかりのある著名人等に「静岡まきのはら大使」を委嘱しており、現在7人の方が大使となっている。
  • 今回、8人目として、牧之原区出身でプロ野球中日ドラゴンズ、内野手の村松開人選手に大使を委嘱させていただくことになった。村松選手はプロ入り3年目で初の開幕1軍をつかみ取り、遊撃手として出場を続けていたものの、4月下旬にケガにより戦線離脱していたが、5月末に1軍復帰し、確実な打撃と堅実な守備でチームの勝利に貢献しており、今後、後半戦に向けて大いに活躍が期待できる。
  • 7月12日は中日ドラゴンズの本拠地であるバンテリンドームにて、午後2時開始で中日対広島の試合が予定されており、村松開人選手の後援会の皆様が応援団として、総勢40人(バス1台)で今シーズン2回目の応援に訪れる予定。
  • 村松選手には、試合前に時間をいただき、私から大使の委嘱状を交付させていただく予定で、現在、球団側と調整を進めている。

「世界耐久選手権 鈴鹿8時間耐久ロードレース」に3年連続で出場する「ゲズンハイトレーシング」による市長表敬訪問及び現地激励について

  • 8月1日から3日までの3日間で三重県の鈴鹿サーキットで開催される、国内最高峰のオートバイレース「2025 FIM世界選手権 鈴鹿8時間耐久ロードレース第46回大会」に、菅山区のバイクショップ「ゲズンハイト レーシングチーム」が3年連続で出場する。
  • 昨年、一昨年と2年連続で私も現地で観戦し、炎天下の中、転倒のアクシデントに見舞われながらも「まちのバイク屋」がチーム一丸となり、見事に完走した姿に大変感動した。
  • 3年目の今年は、一区切りとして最後の出場と聞いており、文字どおり集大成となる。今年も「RIDE ON MAKINOHARA」のロゴマークをバイクに表示し、チームの目標である完走と30位以内が達成できるように、私も3日の決勝を現地で観戦し、激励させていただく予定である。
  • 7月3日午前10時には、監督やライダー3人が実際にレースで使用するバイクと共に私へ表敬訪問していただき、最後の出場に掛ける抱負や思いを話していただく。ぜひ、チーム一丸となり、有終の美として、目標に挑む「まちのバイク屋」を取り上げていただきますようお願いしたい。

報道提供

  • 牧之原市デジタルポイント「まきペイ」還元キャンペーンについて
  • 令和7年度地産地消支援事業「まきのはらグルメ」について
  • 令和7年度おかえりプロジェクト交流事業の開催について
  • 牧之原市内の夏季イベントについて
  • 牧之原市内のマリンスポーツイベントについて

2025年6月26日 記者懇談会資料 [PDFファイル/8.51MB]をご覧ください。

質疑応答【要旨】

令和7年度牧之原市市民意識調査結果(一部抜粋)について

【記者】
「浜岡原発の今後についてどう思うか?」という質問に対して、特に20歳から29歳の部分で、「安全が確認できれば、稼働したほうがよい」が伸びており、「停止しておいたほうがよい」が6.5%であった。全体として、昨年と比べて少なくなっていると思うが、そのことについて市長の見解を伺いたい。
【市長】
震災から14年が経ち、その当時を知らない世代も増えてきた。当時のことがあまり分からないという中で、電気料の高騰やCO2排出のゼロカーボンなど現実的なところに目を向けているのではないか。

【記者】
原発について、市長として言及しないという立場であることは変わりないか。
【市長】
現在、安全審査の期間でもあり、審査が通ったとしても避難計画がまだ確定していない。避難計画を運用しても避難道路の整備や渋滞対策、降雪対策などハード面に課題があり、整わない限り、自分は災害の是非を討論する立場ではないと思う。

【記者】
2022年度から「安全が確認できれば、稼働したほうがよい」が「停止しておいたほうがよい」を逆転したということだが、「~稼働したほうがよい」の数字の増加は過去最大なのか。2022年に初めて上回ったということで間違いないか。
【市長】
数字の増加についても、初めて上回った年もそのとおりである。

【記者】
広域避難計画について、年度で見直しているのか。策定期限は決まっているのか。
【担当者】

  • 広域避難計画とは、それぞれの市町ごとがそれぞれ避難する場所と協議を重ねて、県外へ避難する等の計画のことであり、浜岡原発30キロ圏の市町は現在作成中である。
  • 例えば、原発事故が南海トラフ地震と同時に発生した時に避難の仕方が変わるため、時間がかかっている。
  • 策定は、早ければ早いほどいいが、受け入れ先の市町数が非常に多く、調整に時間が必要である。

【市長】
避難道路の整備には時間と費用がかかるため、予算をつけて進捗管理をすべきだと思う。国や県には予算を確保して整備しようというお願いはしている。避難道路の整備ができないと、市として良しにはできない。

牧之原市道の駅「そらっと牧之原」の開駅について

【市長】

  • 内覧会では、ぜひ見てほしい所がある。特に、女子トイレが男子トイレの倍近くの広さがあり、授乳室なども充実している。
  • 他の道の駅とは異なり、飲食、物販棟が分かれていること特徴である。

【記者】
式典当日は誰が出席するのか。
【市長】

  • 道の駅のスタッフや指定管理者、市担当者が出席する。
  • オープニングセレモニーセレモニーには、友好市町や災害協定締結市町の首長にもお越しいただく。友好市町の商品を道の駅に取り入れるよう声もかけている。

【記者】
オリジナル商品も多いのか。
【市長】
食事もスイーツも、地元産品を使ったオリジナルの物を用意する。

【記者】
オリジナル商品やメニューを開発した方も式典等に来るのか。
【担当者】
料理長や駅長なども同席する。

牧之原市デジタルポイント「まきペイ」還元キャンペーンについて

【記者】
対象は市民なのか。
【担当者】
市民だけでなく、市外の方も利用可能。

令和7年度地産地消支援事業「まきのはらグルメ」について

【記者】
9月の王位戦で出されるメニューは、上位5位までのみなのか。
【担当者】
全メニューの中から、棋士の方に選んでもらう形である。

【記者】
道の駅とのコラボがあるとのことだが、道の駅が開発した料理ということや、道の駅で食べることができるのか。
【担当者】
今回のために開発して応募していただいた商品である。さらに企画としては、応募店舗が道の駅で出店したり、マルシェ形式で販売したりすることを考えている。

市長の資産公開について

【記者】
事業所得がマイナスなのはなぜなのか。
【市長】

  • 農業を小規模で行っており、売上を経費が上回るためマイナスとなっている。
  • 以前はお茶を作っていたが、耕作放棄地にしないように現在は野菜を作っている。

​保育園留学について

【記者】
都市部の園児が夏休み等に自然豊かな地域の保育園に通いながら、家族でその土地の暮らしを体験できる「保育園留学」について、掛川市では相手先と協定を結んでおり、牧之原市でも保育園関係者の方から実施してみたいという話を聞いたのだが、市の意向はあるか。
【市長】
まだ需要を把握していないが、調べてできるようなことであれば積極的に取り入れたい。

 

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