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更新日:2025年4月7日更新
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定例記者懇談会【2025年4月4日】

市では毎月、報道機関の皆さまに事務事業、取り組みなどを報告するとともに、意見交換を行っています。今月の開催状況をお知らせします。

日時

令和7年4月4日(金曜日) 午後1時15分~午後2時20分

会場

市役所榛原庁舎5階庁議室

市長説明要旨

相良総合グラウンド人工芝グラウンドの利用状況について

  • 先月23日に完成式を開催し、市内初として整備された人工芝グラウンドを関係者にお披露目した。当日は、市内小学生を対象に、ジャパンラグビーリーグワン所属の「静岡ブルーレヴズ」による「こどもラグビー体験教室」が開催された。
  • 翌週には、オープニングイベントとして、市スポーツ協会サッカー部等の主催で「サッカーフェスティバル」が開催。子どもからシニアまで幅広い年代による試合や藤枝MYFC、ルクレMYFCによるサッカー教室も開かれ、多くのサッカー愛好者が新しいグラウンドでボールを蹴り合った。
  • 利用の予約状況については、平日夜間も毎週末の昼間も予約で一杯となっており、まだ整備直後ながらも大変好調なスタートを切ることができた。
  • これまで施設等色々整備してきたが、子ども達や父兄、サッカー関係者からの評価が高く、喜んでいただいたのが特に印象的で整備して良かった。
  • 昨年5月の「GasOneアリーナ牧之原」に加え、人工芝グラウンドがオープンしたことで、スポーツの拠点施設として市内でのスポーツ合宿や大規模なスポーツ大会が開催され、スポーツツーリズムを通じた誘客や賑わいの創出による地域経済の活性化を図っていく。​

史料館プロジェクションマッピング「本編」の完成について

  • 現在、市史料館南側壁面に投影している、本市を紹介するプロジェクションマッピング「牧之原今昔夢噺(まきのはらこんじゃくゆめばなし)」の「本編」がこのほど完成し、4月19日から投影を開始する。
  • 投影時間は、第2・第4土曜日午後7時から午後8時までを基本に、その他にも市のイベントなどに併せて、投影を予定している。
  • 4・5月の投影スケジュールは、4月19日(土)、26日(土)、5月3日(祝)、4日(祝)、5日(祝)、6日(火・休)、17日(土)、31日(土)である。スケジュールは、市ホームページで確認でき、6月以降もホームページでお知らせしていく。
  • 市制施行20周年についても意識した作品となっているので、ぜひ市内外の多くの皆様にお楽しみいただきたい。

市内茶況について

  • 2月の平均気温が平年より低めで推移し、3月下旬頃から気温が上昇したこともあり、摘採の時期は昨年と同様となる見込みである。
  • 地頭方から片浜、坂部など、早場所の早生品種の摘採が今月17日頃から、「やぶきた」については20日頃からの予定で、摘採の最盛期は29日頃と見込んでいる。
  • 昨年に比べて、2月まで休眠期間が充分にあり、3月の気候も順調に推移したため、良質なお茶が生産されることを期待している。

市内荒茶工場等の激励訪問について

  • 生産者や茶商を訪問し激励するとともに、現状把握と課題等を直接伺い、今後の施策に活かしていくための訪問であり、合併後に開始し今年度で20回目を迎える。
  • 市内112の茶工場と23の茶商を、私、副市長、産業経済部長、JAハイナン常務の4班体制で訪問する。
  • その中で、取材をお願いしたい茶工場は、私が訪問する石神製茶(細江)であり、日時は4月21日午後1時15分からである。石神製茶は、「まきのはら発酵レモンティー」でいくつかの賞を受賞しており、深蒸し茶のみならず、新機軸として紅茶用品種のべにふうきを活かした「和紅茶」も製造している。これからの新茶シーズンや茶業の閑散期には、カフェも営業しているので、是非取材していただきたい。

「矢崎アローライン」運行開始および出発式について

  • 市では、牧之原市地域公共交通計画に基づき、牧之原インターチェンジ北側の高台エリアと榛原、相良の両市街地を接続する「富士山型交通ネットワーク」を推進している。
  • その中で、矢崎部品株式会社様が、ものづくりセンターと菊川駅を結ぶ従業員送迎バスを現在運行しているが、菊川駅に従業員を迎えに行く便と、菊川駅に送った後の戻りの便は空車のまま走らせていた。その回送便を市民の移動に使わせていただけないかとお願いしたところ、地域貢献のために運賃無料でバスの利用をさせていただけることとなった。市の負担なしで西部方面への路線確保を実現することができるので、矢崎部品様には大変感謝している。
  • 運行開始を記念して、4月11日には関係者による出発式を行う。午前7時10分発の菊川駅行きの出発便に併せて、午前6時45分から矢崎部品株式会社ものづくりセンターにおいて、学生等のバス利用者、私や菊川市長、地元牧之原区長、運行事業者等関係者が出席し、セレモニーと出発便の見送りを行う。
  • 矢崎アローラインを使えば、市内から直接菊川駅へ移動することが可能となり、移動時間の短縮に加えて運賃無料による経済的な負担軽減にもつながる。
  • 3月に申し込みを開始し、定員43人に対して4月4日現在は23件の申し込みで、そのうち牧之原市民は21人である。座席にはまだ余裕があるので、多くの皆様にご利用いただきたい。
  • 今回は、ものづくりセンターが菊川市との市境に位置することから、菊川市も加えた3者で協議を進めてきた。今後、高台エリアのバス停の拠点整備を進め、矢崎アローラインを含めた西部方面の公共交通を更に充実させていくために、引き続き、両者と協議を進めていく。

市制施行20周年記念事業「ラジオ深夜便のつどい」ゲスト決定について

  • ゲストが、現在大河ドラマ「べらぼう」に「長谷川平蔵宣以」役で出演中の、歌舞伎役者で俳優の中村隼人さんに決定した。
  • 中村さんは歌舞伎役者の家系出身であり、若手ながら時代劇をはじめとした様々な作品に出演されている実力派であり、大河ドラマも三回目の出演。「べらぼう」でも、主人公の蔦屋重三郎と何度も絡みを見せるなど、重要な役どころである。現在、史料館で開催中の大河ドラマ展では、渡辺謙さんが演じる田沼意次侯の衣装とともに、中村さんが着用した衣装も展示しているため、非常に話題性がある配役である。
  • 中村さんは、役柄的に田沼関連の話のみならず江戸の話や歌舞伎のことなど幅広い話題により、来場者がご満足いただけるものと思い、私も今から楽しみにしている。
  • 先月末に観覧の申し込みを締め切ったが、全国から多くの反響をいただいた。遠くは長崎県から申し込みがあり、倍率は2.3倍と、同じイベントと比較しても多い倍率であるということである。年齢幅も22歳から92歳までと、老若男女と本イベントに対する皆様の興味関心の高さを改めて認識した。

市内の春季イベント(4月)について

  • 先月の坂口谷川の河津桜に続き、勝間田川沿いの桜が現在満開であり、今月中旬には「東光寺長藤まつり」も開催されるなど、春は「花のまちづくり」を進める当市にとって、まちを彩り始める美しい季節の幕明けである。
  • 4月27日の毎年恒例の国内唯一の砂浜を周回する競馬レース「さがら草競馬大会」をはじめ、各イベントが実施される。

南海トラフ巨大地震の国の被害想定について

  • この10年間、市においては避難タワーや命山、防災公園など12個の避難施設の整備、また高台や裏山への避難路も20路線整備と、総額約56億円を投じて命を守る対策を講じてきた。今回の被害想定は、そのような施設整備を一切配慮せずマクロ的な数字で出したということである。
  • ただ被害想定を出しただけで国は何をするのかというところがはっきり見えず、ただ不安を煽るだけだと何もならないと思う。今までやった対策の評価やどのような対策を行えば効果が上がるかなど、国としての方針・指針まで示してほしい。その辺りを含めて、これから国にしっかりと意見を申し上げていきたい。

報道提供

  • しろの日「勝間田城趾見学会・限定御城印(榛原高校書道部揮毫版)販売」について
  • 文芸まきのはら第19号発刊について

2025年4月4日 記者懇談会資料 [PDFファイル/15.14MB] をご覧ください。

質疑応答【要旨】

さがら草競馬大会について

【記者】
今年はポニーの触れ合いコーナーはないということだが、レースにポニーは出るのか。
【担当者】
現在レースの申し込みを受け付けているが、ポニーも申し込みがある。

矢崎アローラインについて

【記者】
矢崎アローラインの市民の登録者は21人ということだが、学生の内訳はどのようになっているか。
【担当者】
学生は13人であり、中学生2人、高校生10人、大学生1人、さらに大人8人で、計21人である。

【記者】
このような企業を今後も探していくということになるのか。
【担当者】
他の企業の方もやりたいという声が上がればありがたい。
【市長】
5~6年前から、市内企業をはじめ地元の高校や県内の大学など雇用の確保を目的として、企業との懇談会を開催している。各企業が従業員の送迎バスを出しているので、その空車を使えないかということは話をしていた。今回は矢崎部品様から具体的な話があり実現したということである。

今後の茶業について

【記者】
荒茶の生産量で静岡県は第2位となったが、そのことについてどうお考えか。
【市長】
ピーク時には、市内の茶畑の面積は2,500ヘクタールあったが5年前には1,600ヘクタールに減り、それ以降も耕作放棄地の増加や荒茶工場の減少などがある。私は、今後の茶業については次の3点を重視している。

  • 1つ目は「質の高い深蒸し茶の販売促進」である。牧之原の深蒸し茶は60~70年の歴史があり、良質なお茶を作る技術は静岡県、そして牧之原市が持っていると自負している。売り上げを伸ばしている茶商もいるので、その方々と販売出口を作った上で生産していけば、深蒸し茶もなくなることはなく、一定の量が出るだろうと考えている。
  • 2つ目は「企業との契約栽培による安定需要の確保」である。現在の茶畑の面積である1,600ヘクタールのうち、400ヘクタールを伊藤園と契約しているので確実に守っていける出口もある。伊藤園との契約栽培について希望のある農家はさらに膨らめていくということが必要だと思う。
  • 3つ目は「有機栽培でのてん茶や抹茶の輸出」である。県が進めるてん茶や有機抹茶を行いたいという人には支援をしていきたい。フレーバーティーや紅茶、香り緑茶など、付加価値のあるもの、あるいは市場が望むものを作っていきたい。また、皆がてん茶や抹茶を行うというよりもバランス良く出口対策ができれば経営が安定してくると思う。

そういったことで、一喜一憂はせず、しっかりと出口戦略を立てていきたいと考えている。

【記者】
アメリカの相互関税について、アメリカへの茶の輸出で影響はあるのか。
【担当者】

  • 現在県で進めている拠点の申し込みをしている事業者とヒアリングをしているが、本市の場合、北米への輸出先が少しで、主にヨーロッパやアジアを主力にして行いたいという方々が多いという状況になっている。
  • 伊藤園との契約栽培についてペットボトル茶をアメリカに輸出しており、その部分で若干影響が出てくる可能性はあるかと思うが、現在ほとんどが国内向けのお茶になっているので、今のところ限定的かと見込んでいる。

市文化財特別公開について

【記者】
先月、平田寺で国宝を特別公開していたが、市長がご覧になった際にどのような感想を持ったか。
【市長】
2日間で1,500人を超える人が来て、最大待ち時間が2時間半ほどだったということである。文化財そのものの感想ではないが、初公開ということもあるのか、想定外の方々が来られたことに感謝すると同時に、皆様の関心が高いということを改めて感じた。
【記者】
今回は、大河ドラマや田沼意次侯のこともあったからなのか。
【市長】

  • 平田寺では意次侯の位牌も公開しており、将棋の藤井王位が王位戦を行った書院の公開も2日間で1,000人ぐらいの人が来場されたということである。
  • また、平田寺に来たその足で、市史料館のドラマ展や、800年ぶりに秘仏の公開をした西山寺などを巡った人もいると思う。
  • 以上から、大河ドラマや意次侯、藤井王位の影響に加え、新聞やメディアの事前告知も大きく、総合的な影響があったと思う。

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