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更新日:2024年8月2日更新
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定例記者懇談会【2024年7月25日】

市では毎月、報道機関の皆さまに事務事業、取り組みなどを報告するとともに、意見交換を行っています。今月の開催状況をお知らせします。

日  時

令和6年7月25日(木曜日) 午後1時15分~午後3時

会  場

市役所榛原庁舎5階庁議室

市長説明要旨

​榛原総合病院の停電について

  • 23日朝に発生した榛原総合病院の停電について、入院患者の皆さまにはつらい思いをさせて申し訳なかった。260人の入院患者がおり、患者の命が一番である。23日の午後11時頃に南・西・北館、24日の午後2時頃に残りの東館が復旧できた。
  • 昨日病院が行った会見で原因と思われるところが特定できた。日ごろの点検も当然行っているが、中部電気保安協会や法令で決められた点検で不具合や注意するところがあったら、これまで以上に十分注意すること、そして今回不具合があった所を中心に予算を流用してでも早急に更新の発注すべきと、管理者として病院組合と病院に指示した。
  • 23日夕方には病院へ行き、陣頭指揮をとった。市からスポットクーラー23台、ポンプ車用の発電機2台、コードリール27台、大型扇風機3台、小型6台などを病院へ運び、患者の熱中症対策をした。中電にも停電が長引いたことを想定して支援を依頼し、スポットクーラー6台、発電機10台などを貸していただいた。
  • 危機管理の点では、あと1~2日続いたら暑さでエアコンのない中ではいられないだろうと、私から焼津・藤枝・島田・菊川・御前崎・掛川の周辺市町の首長に電話をかけ、各病院へ重篤患者で転院させなければいけない場合、何人受け入れられるかを調査をしてもらった。
  • あってはならない故障で、二度とないように管理を徹底していく。

伊藤園商品のふるさと納税返礼品への登録について

  • 株式会社伊藤園様とは市内のお茶を300ヘクタール契約栽培し、その茶葉を「お~いお茶」の原料や伊藤園産業が作っているティーバッグやリーフ茶に使ってもらっている。また、昨年8月には同社と「お茶を活用した地方創生に関する協定」を結んだ。
  • 新しいペットボトル容器を作るときは二酸化炭素が出るが、ボトルからリサイクルする時にはカーボンニュートラルになる。伊藤園はボトルをできるだけ確保したいということで、伊藤園に供給する事業者を対象に有価物として出せるような事業者を選定して入札してもらうよう準備を進めている。
  • 今年5月に伊藤園の商品50種類がふるさと納税に認定された。6月末時点のふるさと納税額は2,629万7,000円となり、期待以上に大きく増えている。昨年は納税額1,676万3,000円であり、1.6倍となった。
  • また、静岡牧之原茶の缶ボトルを特別に販売してもらった。東海4県エリアで限定5千ケースの販売である。100%牧之原産の茶葉で、一味飲むだけで違い、うまみのあるまろやかな飲み口である。
  • お茶離れ、リーフ離れが増えているが、飲む量は減っていないのではないかと思う。飲み方やスタイルを変えて、契約栽培面積を増やしたり今後も伊藤園と連携していきたい。

「静岡まきのはら大使」の委嘱について

  • 市が持つ魅力や地域資源等を国内外に広く発信し、市のイメージアップや関係人口・交流人口の拡大に貢献いただくため、7月20日に当市出身の2023ミス・ユニバース日本代表の宮崎莉緒さんに「静岡まきのはら大使」を委嘱させていただいた。
  • 当日は中日ドラゴンズの村松開人選手の後援会の皆様が、今シーズン2回目となる応援団としてバス2台総勢80人(うち、市内中学野球部員17人)がバンテリンドームへ行った。村松選手はケガのため2軍調整中で対面はできなかったが、宮崎さん含め多くの人が早期復帰を願い応援に駆けつけた。
  • 観戦前に、村松選手後援会立ち合いのもと、バンテリンドーム前において宮崎さんへ「静岡まきのはら大使」の委嘱式を行った。宮崎さんは「故郷の牧之原市の魅力を発信することに、誇りと責任を感じます」と話してくれた。
  • 当初は宮崎さんと村松選手のお二方同時に大使を委嘱する予定だったが、今回は宮崎さんのみ委嘱し、村松選手については一軍復帰後等に委嘱させていただく予定である。

ゲズンハイトの鈴鹿8耐での2年連続完走について

  • 昨年に続き2年連続で出場したまちのバイク屋「ゲズンハイト」だが、昨年は初出場で完走という快挙を成し遂げた。私も昨年に続き、チームを応援するため現地観戦した。
  • 今年は新鋭ライダーが1名加わりチーム力もアップし、目標順位は昨年の44位を上回る30位以内を目指して挑んだが、転倒するアクシデントがあり、結果は全46チーム中37位(周回数159周)でのフィニッシュとなった。
  • バイクが2、3回転するほどのアクシデントで、ライダーだけでなくピットクルーなどチーム一丸となり、復帰に努めていた。

静波・相良両海水浴場の開設及び入込客数について

  • 今月12日に、静波海水浴場、さがらサンビーチともに海開きし、直後の3連休は天気が崩れた影響で出足は鈍ったが、今は梅雨が明けて少しずつ賑わいを見せており、牧之原市が一番輝く季節の到来を実感している。
  • 現在の入込客数は約2万人であり、前年同時期に比べ46%の減である。海開き直後の3連休の天候不順や猛暑が続いたため、外出を控えたことが減少に至った要因として考えられる。
  • 期間中はライフセーバーの配置、静波海水浴場には牧之原警察署臨時派出所の設置などにより、安心安全な運営を徹底し海水浴客をお迎えする。

地域経済活性化事業 「勝負メシ」プロジェクトの現況について

  • 市内の飲食事業者等から牧之原市産の食材を活かしたメニューを募集したところ、ランチ部門18品、スイーツ部門19品のエントリーがあった。いずれの「勝負メシ」も地域の食材に料理人や職人の技が加わり、各店舗の自慢のメニューとなっている。
  • 今月1日から19日まで、市民による人気投票を行ったところ、投票総数は1,545票と多くの投票をいただいた。
  • 牧之原市の「推しメニュー」として決定し、来月8日にミルキーウェイスクエアでの発表会にて投票結果を発表する。当日は、誰でも入場可能で、数に限りはあるが試食もできる。
  • また、来月の記者懇談会で情報提供する、「食べ回りQRキャンペーン」を9月10日から10月31日まで実施する。これは、勝負メシ37品のうち3品を食べると、抽選で30名様にまきペイ3,000ポイントをプレゼントするといったキャンペーンである。

地域経済活性化事業 牧之原市デジタルポイント「まきペイ」の現況について

  • 今月10日からスタートし、現在市内240店舗以上で利用可能な「まきペイ」を期間内に利用し買い物をすると、購入金額の半額、最大50%をポイント還元するキャンペーンを実施している。
  • 第一弾が今月23日まで、第二弾が8月7日から8月20日までとなり、一人一会計につき最大1,000ポイント(1,000円分)、第一弾、二弾ともに一人最大3,000ポイント(3,000円分)まで還元される。第一弾、二弾を合わせると、最大6,000ポイント(6,000円分)が還元され、1ポイント1円として買い物に利用できる。
  • 第一弾の利用者数は約4,500人で、チャージ金額は約1,950万円、決裁利用額は約1,500万円という状況だった。
  • なお、第二弾はお盆時期も重なるので、まきペイを利用した市内での買い物をしていただきたい。
  • なお、市民からは「お得でいい取り組みを牧之原市は行っている」といった嬉しい声も届いている。地域経済活性化の一端を担う事業のため、第一弾以上の活用に向け、より一層のPRを図っていく。

第31回 全国花のまちづくり牧之原大会の開催について

  • 当市は花の生産が盛んで、ガーベラやカスミ草(ともに県下2位の生産量)などが生産されている「花のまち」で、過去のコンクールでの受賞歴もあり、花のまちづくり活動が伝統文化になっている。
  • このような活動が評価され、令和7年度に「全国花のまちづくり牧之原大会」の開催が決定した。7年度は市誕生20周年の節目となることから市政20周年事業として位置づけ、「花のまち牧之原」を全国に情報発信し、多くの人に訪れてもらい、更なる花のまちづくりの推進と花卉産業の発展に繋げていく。
  • 大会は、令和7年5月31日と6月1日の2日間にわたり、相良総合センターい~らで開催。内容は、初日が式典や講演会、事例発表及び交流会、2日目は萩間小学校など過去の受賞地や公園の視察を計画している。
  • 大会のポスターデザインと標語は、榛原中学校の澤島わかばさんによるもので、大会PR用のビデオは市ホームページからも視聴ができる。
  • 次に、キックオフイベントは大会に向け、市民の皆様への大会の周知と機運を盛り上げるとともに、花と緑に興味を持って準備に取り組んでいただくきっかけとするために開催する。
  • 日時は、令和6年8月3日午前9時30分から午後3時30分まで、会場は相良総合センターい~らとなる。内容は、牧之原大会ポスター製作者への表彰と講演会、ワークショップ、花づくり体験、市内で生産されている花の展示及びマルシェを予定している。

牧之原市移住体験ツアーの実施について

  • 当市への移住・定住の促進を目的に、移住・定住施策の課題を踏まえ、移住希望者が当市を来訪して他の自治体では体験できない当市の魅力である市内のサーフスポットやサーフィン専用ウェーブプールでサーフィンを体験していただきたく、「サーフィンに特化した移住体験ツアー」を実施する。
  • 移住・定住施策の課題としては、市内在住の20代から30代が毎年300人前後が転出していることや、移住相談者に若者や子育て世代が少ないこと、また、移住希望者が市に来訪する機会が少ないといったことで、十分に当市の魅力を伝えることができないといった課題がある。
  • ツアーは、国内唯一のサーフィン環境で女性が安全に体験できること、地元の女性サーファーや先輩移住者との交流の中でサーフィンのある生活の魅力やサーフィンを続けるために必要な情報を知ることができる、といった女性が安心してサーフィンのある生活を体験してもらうために実施するもの。
  • 女性限定にした理由は、女性のサーファー人口の少なさやウェーブプールを利用する女性客も少ないといった状況であること。これには、サーフィンに興味あるがアグレッシブで危険が伴い難しいスポーツというイメージがあることや、経験はあるが気軽にできる生活環境ではなく続けられていないこと、また、就職や子育てを機に一度離れており再開したいが不安があり先延ばしになっていること、などといった理由である。
  • 女性限定の理由もう1つは、市第3次総合計画の重点戦略・プロジェクトの戦略の一つでもある「日本一女性にやさしいまち」を推進している当市として、女性が安心してサーフィンのある生活を体験する機会を提供することで、女性がサーフィンを始める、また生活を送っていただくというきっかけになり市の交流人口の増加と移住の促進を図ることが狙いである。
  • 実施スケジュールになりますが、市や静波サーフスタジアム、ふるさと支援回帰センターの各ホームページへの掲載やチラシの配架などでPRを行い、8月1日から予約受付開始、9月20日を締切とする。

ベルテックス静岡プレシーズンゲーム2024 in 牧之原の開催について

  • バスケットボールBリーグ2部「ベルテックス静岡」のプレシーズンゲームが、本年5月にグランドオープンした「GasOneアリーナ牧之原」で開催される。ベルテックス静岡の運営会社「株式会社VELTEXスポーツエンタープライズ」とは、昨年7月に連携協定を締結しており、今回正式に開催が決まった。
  • 市内で「本物」のプロスポーツが開催されることで、多くの子どもたちに試合を観戦していただき、スポーツをやってみたい、プロスポーツ選手になりたいなど、将来の夢を広げる機会の創出が期待できる。また、県内外から当市を訪れていただくことで、交流人口の拡大など地域活性化への寄与も期待する。
  • 開催日時は、9月7日と8日の2日間となり、両日とも開場が午前11時30分、試合開始は午後3時を予定している。対戦相手は、富山グラウジーズである。
  • チケット販売スケジュールは、7月31日午後6時からベルテックス静岡ファンクラブ会員に先行販売、8月1日午後6時から一般販売される。

その他報道提供

  • 第3回 牧之原市将棋交流大会の開催について
  • 伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦のチラシ・ポスターについて
  • 令和6年度 おかえりプロジェクト交流事業及び「企業研究会」の開催について
  • スポーツを活かしたまちづくりのための静岡ブル-レヴズ株式会社との協定締結について
  • 第14回 牧之原市平和展の開催について
  • USA サーフィン コロヘ・アンディーノ選手交流事業について
  • English Camp2024 の開催について
  • 相良製茶協議会からの保育園等・小学校への茶寄贈について
  • オーガニックまきのはら推進本部委員会の開催について

2024年7月25日 記者懇談会資料 [PDFファイル/11.92MB] をご覧ください。

質疑応答【要旨】

榛原総合病院の停電について

【記者】
市長の立場としては管理者であるか。
【市長】

  • そうである。公設民営の病院で、吉田町と榛原総合病院組合を作り病院を設立した。運営は約14年前に公設公営から公設民営とし、徳洲会へ任せている。
  • 病院本体の建物および不可分の施設は病院組合が管理し、エアコンや受電設備、ナースコールなど建物と一体となるものなども病院組合の管理である。
  • 病院運営の指定管理者である徳洲会は、医療機器などの維持管理を行う。

【記者】
受電設備に不具合があったとなると、管理者としての責任となるのか。管理者であるから早急に更新するよう指示をしたのか。
【市長】
そうである。

【記者】
管理者の牧之原市として今後起こらないように、設備点検の義務化などをするのか。
​【市長】
年1回中電保安の点検、月1の法定点検を行っているが、そういう中で、点検で疑いのある所は確認し変える・変えないところの早期発見へつなげていく。点検チェック項目も含めて中身を濃くしていくよう組合事務局へ指示した。
​【記者】
いつごろから行うのか。
​​【市長】
当日、不具合があったところは予算流用や補正してすぐ行うように指示した。
​​【記者】
どこに原因があったのか。
​​​【市長】
電気屋業者の話だと、コンデンサー(受電設備から入ってきた電気を安定して送るための装置)の絶縁不良が発見されたということである。それを一旦遮断して、再度建物に電気を送るという対応をした。早急に部品交換をするよう指示した。
​​​【記者】
人的なものはあったのか。
​​​​【市長】
不良箇所をもう一度点検・清掃をしたら解消されたので、対象部品について即交換しなくていいということであったが、疑いがあれば使用年数や貸与年数も踏まえて設備交換は計画的にした方が良い。もう一度、管理体制・チェックを見直す必要がある。

​​​【記者】
現在は、病院は通常の状態に戻ったのか。
​​​​​​​【市長】
停電時に、東館の療養病床にいた入院患者を4階北館へ移動させた。本日午後3時以降に東館へまた移動させることで、元に戻ることになる。

伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦について

【記者】
現在、何勝何敗か。
【市長】
今は1勝1敗。今のところまだ分からなく、第4局で2勝2敗になれば第6局を牧之原市で行うことが決定する。1勝3敗だとしても第5局で2勝3敗になれば第6局まで行うので、第5局までいかないと分からない。第5局か6局が決定局になる。

第14回 牧之原市平和展の開催について

【記者】​
市の平和展で福竜丸放送は今回初めてか。戦後70年というところもあるのか。
【担当者】
3年前の平和展で、アメリカの作成者によるアニメーション映画を上映した。70年という節目もある。

【記者】
展示物内になにか福竜丸関連はあるのか。
【担当者】
展示物のパネルには、22枚のうち1~2枚ほどある。

リニア中央新幹線について

【記者】
県知事との意見交換会で話をされていたが、あらためて杉本市長のお考えはいかがか。意見集約はどのような方法か聞いているか。
【市長】

  • 意見集約方法は、アンケートや話す機会を設けるのではないかと思う。
  • これまで8市2町で、高速長尺先進ボーリングについて話をしている。来年秋まで田代ダムの取水工事はしないということなので、この間に行えばボーリング坑から出る水は高が知れており毎秒4トンなんていくはずないため今やるチャンスではないかということである。あるいは、B案をやればいいということである。
  • 私の認識では、ボーリングを実施することについて、先日の会議で島田市長が「反対の方いますか」と聞いて反対はいなかったので、総意としてボーリングを行った方が良いと思う。
  • 僕が一貫して言っているのは、ボーリングを実際にやってみないとそれ以下か以上の量なのか分からない。まずはボーリングをやらないと先進坑か本坑かが良いとか言えない。想定よりも1トン多いからポンプの能力をもっと上げて水を戻す、田代ダムの取水調整を1~2トンから3トンにする、取水防止の薬剤注入など、様々な対策を講じなければいけない。
  • 専門家のお墨付きをもらって初めて先進坑が掘れるが、そのためにはボーリングをやらないと分からないのではないか。なので、ボーリングをやるべきだと私は県知事に伝えた。

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