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市では毎月、報道機関の皆さまに事務事業、取り組みなどを報告するとともに、意見交換を行っています。今月の開催状況をお知らせします。
令和6年2月21日(水曜日) 午後1時15分~午後2時50分
市役所榛原庁舎5階庁議室
今定例会は、今月22日の開会から3月22日の閉会まで、30日間の会期で、市長提出議案として、補正予算5件、当初予算7件、条例制定4件、条例改正15件、その他5件の計36件を上程する。
令和5年度予算の8回目の補正となり、補正額は2億6千万円ほどの増額で、補正後の総額は約240億円となる。今回の補正は、国の補正予算により前倒しとなる道の駅(地域振興施設)整備事業の計上をはじめ、住民税均等割のみ課税世帯への物価高騰対応生活支援給付事業、各事業の決算見込みから生じる不用額、市税等の決算見込みや普通交付税の再算定による増額、繰越金等の未計上額を財政調整基金などへ繰り戻すことが、主な内容となる。
一般会計予算の規模は217億円を計上しており、過去最大であった令和5年度に次ぐ予算規模となった。特別会計及び水道事業会計を合わせた総額は332億円で、前年度比12億1,000万円の減、率にして3.5%の減少となる。令和6年度は、第3次総合計画の2年目となり、前年度に引き続き基本構想における将来都市像などの実現に向けて、人口減少や少子高齢化などの喫緊の課題に対応すべき5つの重点戦略・プロジェクトを積極的に推進するものとして編成したものである。
牧之原市地震・津波夜間避難訓練を、3月11日に「地震だ、津波だ、すぐ避難!少しでも早く、少しでも高く」をスロ-ガンに市内全域で実施する。
1月1日に発生した能登半島地震の教訓をふまえ、沿岸部の津波浸水区域にお住いの方は最寄りの津波避難タワー等の高い場所へ、浸水区域外にお住まいの方は夜間時の避難危険個所の確認を実施していただきながら、避難地へ避難していただく。各自主防災会組織には、夜間における避難経路の再確認や非常持出品、備蓄品の確認、また、今年度、全戸配布が完了しました「わたしの避難計画」を活用し、家庭内での避難集合場所等の確認を実施していただくようにお願いしている。併せて、市民の方々には、今回の能登半島地震の発災後の必要物品として、飲料水や食料以外に携帯トイレや生理用品、歯ブラシ、紙コップ、ガソリン携行缶、カセットコンロ等の声が聞かれているので、事前の準備品の確認を班組回覧にて周知している。
なお、訓練当日は災害対策本部員全員が訓練視察督励を行うが、私は大江区にある「いのち山」へ夜7時前に伺う。この津波避難訓練について、当市では平成17年の合併当時から実施しており、夜間実施している自治体は県内では当市を含め4市のみであるので、是非取材いただきますようお願いしたい。
2024年2月21日 記者懇談会資料 [PDFファイル/3.84MB]をご覧ください。
【記者】
大河ドラマに関する予算が大きい金額だが、具体的に決まっているものはあるのか。
【担当者】
大河ドラマを活用した田沼意次侯のPR、周遊滞在型観光の促進、郷土愛の醸成とした市民参加型の演劇公演、NHKと協力し関連番組へのアテンドなどを考えている。
【市長】
大河ドラマ展を行う予定だが、市には城に見立てた史料館がある。現在も1階には田沼意次侯の資料や遺品がある。2階の半分ほどをドラマに関する展示、残りは田沼侯について分かりやすい映像や田沼侯にまつわる市内の場所などを紹介したい。また、トイレのバリアフリー化など施設改修、土産などの物販対応なども考えている。展示やNHKにかかる委託料で8千万円、施設整備に2,500万円を見込んでいる。
【記者】
周遊に関する物とは何か。
【担当者】
大河ドラマ展で多くのお客さんに来ていただき、その中で市内の名所や意次侯にまつわるところなどを案内し散策してもらう。どのような人達が訪れたのか等が分かるアプリを作成したいと思っており、それを活用して市内に人を呼び込む展開を考えている。
【市長】
以前、担当者が意次侯に扮して、市内を紹介した「田沼ぶらり旅」が好評だったので、また行いたい。
【担当者】
この事業は市民と一緒に作り上げているので、市も関わることとして、事業などについては予算を立てた上で、推進協議会で話し合って最終的に決めていくのか。
【市長】
2月9日に協議会を開き、大体まとまりつつある。コンセプトの1つとして、ドラマのために行うというよりもドラマを1つのきっかけとして、継続して意次侯を見に来る、市に興味を持ち訪れてもらえるようにしたい。
【記者】
ポイント還元事業について、紙からデジタルに変わると思うが、相良地域と榛原地域でポイント制度が分かれているがそこを一体化するのか。
【担当者】
令和5年度のスタートアップ企業の提案で一緒にやっていく。統合するという意味ではなく、新しく開発したものを利用していきながら現存のシステムも盛り込めるように行っていきたい。
【市長】
じゃんぷカード(相良)と愛カード(榛原)に続き3つ目となってしまうが一過性でなく、通常のお店でもポイントが付くような形に最終的にしていきたい。新システムの導入により店舗には負担をかけないよう二次元コードを置いてもらうだけにする。
【担当者】
お助けポイントとして地域の活動に対して今回開発するシステムで発行できるのかも検討している。検討中だが、海岸清掃の時にいくらかポイントを地域通貨として渡して好きなことに使っていただくなど、商業分野だけでなくいろいろな分野で使ってもらえるようにしていきたい。
【記者】
しばらくは併用していくということか。
【担当者】
じゃんぷカードと愛カードは各商店街で作ったものなので廃止できない。新たなチャレンジについてPRしていく。
【記者】
道の駅の予算だが、全体工事というよりは駐車場や情報発信施設だけなのか。
【市長】
5億2千万円というのは駐車場やトイレ、子育て支援スペースである。物販施設などは別途今回の予算補正で6億円を計上している。造成など総事業費で15億円ほどである。
【記者】
工事費用として出すのは初めてか。
【市長】すでに駐車場は今年度発注している。建物の建築部分の造成工事もしている。
【記者】
義務教育学校の建築に関わる予算としては初めてか。
【市長】
基本設計は行っているが、学校施設本体に関わる委託料は初めてである。
【記者】
保育について、川崎幼稚園以外の受け入れの充実など事業費的にはどうなっているのか。
【市長】
令和6年度の園児の受け入れについてはほぼ決まっており、待機児童は0人である。これまで市社会福祉事業団で運営している勝間田、萩間、菅山の3園は保育士が不足していて0歳児は受け入れられない状況だったが、新しく保育士数人を採用した。新人は公立保育園に派遣し、まずは実践を学んでもらう。
【記者】
保育園の安全面について何か考えている事業はあるか。
【担当者】
令和5年度から保育推進事業費の中で研修費を確保し、危機管理と保育の質の向上について研修を行っている。市の事業ではないが、市の保育士の集まりがあり、独自で実行委員が運営している研修の支援や協力を行っている。榛原地区の保育所の連合会や県の保育所の連合会にも参加し、それらの研修会を活用している。
【市長】
勉強会は多く行っている。勉強会だけでなく、県内の先進的な取り組みをしている保育園の視察も行っていく予定。
【記者】
生ごみの減量については、将来的には0まで目指すのか。
【市長】
そうしたい。
【記者】
令和6年度はバッグ型コンポストの無償貸与やアンケートなどを行うが、将来本格的に実施するなら無償か有償かなども出てくると思う。
【市長】
市には2つの組合があるので双方の議論も必要だと思うが、バッグも6千円くらいの価格のため無償というよりは助成という形をとるかもしれない。ごみの焼却費用が減れば助成してもメリットなどプラスに転じると思う。
また、市内にバイオガス発電所があり、まだそこは受入能力に余裕がある。民間と連携し、生ごみをガス化して電気に変える手もある。今回のバッグできたたい肥も自宅の園芸などに使えるので、ゴミでなく資源化、創エネに結びつけていきたい。
【記者】
ごみの減量となれば、2つの焼却場が1つになるということもあるのか。
【市長】
そうである。「ゼロ・ウェイスト」として焼却場がない自治体もある。そうなるのも理想の1つである。そのためには、市民の皆さんに協力してもらう必要がある。
【記者】
医療従事者向けサーフィン大会はや医師や医療従事者の確保という目的もあるのか。
【市長】
そうである。千葉県にある亀田総合病院が毎年、全国から医療従事者のサーファーを集めて「カメダカップ」というサーフィン大会を行っている。発端は、徳洲会をサーフスタジアムに案内した際に、話を出したことにある。6月16日に開催予定で、定員を増やす程申し込みがあり現在130人ほど。徳洲会だけで70~80人くらい申し込みがある。
【記者】
徳洲会だけでなく全国の医療者従事者ということか。
【市長】
まずは本市を知ってもらい、住んでみたい、榛原総合病院に勤めてみたいと思ってもらう機会づくりをしたい。市民の皆さんにも楽しんでもらうよう、駐車場では軽トラ市やステージなども行い、サーフィンの大会を知ってもらう。見学するだけでも価値があると思う。
【記者】
現在、榛原総合病院は医師が足りているのか。
【市長】
稼働病床について、全体数の9割以上が稼働している。約300床のところ290床くらい埋まっている。整形外科、歯科口腔外科、小児科、外科など良い腕を持った医師ばかりで、特に心臓病センターは志太榛原地区において充実している。看護師については、不足しているので、このような機会にPRとしていきたい。
【記者】
名称は多数決で一番多いものに決まるのか。
【担当者】
そうである。投票してもらうと皆さんが愛着を持ってもらえるように参加型にした。
【記者】
道の駅は、市内で何カ所目か。
【市長】
1つ目である。
【記者】
いつごろオープンするのか。
【市長】
令和7年度の4~5月頃に開業したいと思っている。
【記者】
今ある設備を広げたのか、新しく作ったのか。
【担当者】
「ストリート」は新しく作り、他2つ「ランページ」「ボール」は今もある。大きさは約270平米ほどである
【記者】
石雲院でのまきのはら協奏曲の対象者は、クルーズ船の乗船者のみか。
【担当者】
一般の方も来ていただければ体験できる。
【記者】
牧之原市教育・保育施設等における事故検証委員会の報告期限が年度内だったが、日程は決まったか。
【担当者】
修正箇所等があり、まだ決まってない。
【記者】
日程が決まったら早くお知らせしてほしい。
【記者】
先日の定例記者懇談会で出た、静岡市の盛土についてその後なにか進展はあったのか。
【市長】
ない。