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更新日:2022年9月29日更新
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定例記者懇談会【2022年9月29日】

市では毎月、報道機関の皆さまに事務事業、取り組みなどを報告するとともに、意見交換を行っています。今月の開催状況をお知らせします。

日  時

令4年9月29日(木曜日) 午後1時15分~午後2時00分

会  場

市役所榛原庁舎5階庁議室

市長説明要旨

台風15号および突風災害による被害状況と市の対応について

令和4年9月23日(金)から24日(土)にかけて、台風15号による降雨と突風により、建物被害、床上、床下浸水、道路、河川の破損、農業用施設被害、停電等が発生した。降り始めからの市内雨量については、一番多いところで静岡空港の310.5mm、時間最大雨量は20時50分から21時50分の1時間に108mmであった。また、21時10分頃には、牧之原市新庄地区において突風等により、建物被害などが発生した。
この度の台風、突風等により、被災された方々に、心よりお見舞い申し上げるとともに、復旧作業に取り組んでおられる皆さまに敬意と感謝を表すところである。消防団においても、23日の20時以降より巡回パトロ-ル、交通誘導、被害報告等の実施、24日からは住宅地への土砂の撤去作業等、精力的に対応をしていただき感謝申し上げたい。
25日(日)には、気象庁が現地調査に入り、その夜、現地調査の報告が発表され、御前崎市白羽から牧之原市新庄で発生した突風の種類は、「竜巻の可能性が高い」と判断され、風の強さは風速約50m/S(メ-トル毎秒)と推定され、藤田スケ-ルJEF1に該当するとの調査報告を受けている。今回の台風15号は、県内の広い範囲で大きな被害が発生したことから、県が国に対して、当市を含む23市町に災害救助法の適用を申請し、適用決定となっている。
被害状況であるが、昨日27日(火)15時現在で、住家の床上・床下浸水81棟、住家の半壊3棟、一部損壊33棟、非住家は、倒壊2棟、倒壊以外が86棟(床下浸水含む)、農地農業用施設の被害が25箇所となっている。また、道路被害については、4箇所が通行止め等となっているが、現在、道路115箇所、河川23箇所、県管理分28箇所ほか220件余の被害を把握しており、確認作業を進めているところである。その中で、昨日、公共施設災害としては、道路5件、1億1,400万円、河川3件、2,700万円を県に報告したところであるが、事業費は現状における概算であり、今後、測量調査設計を行う中で精査していく。
今回の市の対応状況は、23日19時の大雨警報発令から職員が待機し、土砂災害警戒情報が発令された後、避難所を市内4箇所に開設し、21時28分、災害対策本部を設置し、避難指示を発令した。翌日24日は、避難された方の帰宅を確認、朝6時に避難所を閉鎖し、私と副市長で、8時過ぎから現地確認を行うとともに、班体制を組み被災箇所の現地調査を開始、現在も道路、河川等の復旧を急いでいるところである。
25日からは、さざんか窓口での罹災証明および被災証明、災害見舞金の申請受付と、吉・牧/清掃センター、牧・御/環境保全センターでの、災害廃棄物の直接搬入を開始した。また、静岡市清水区の断水被害に給水車、職員を派遣し、給水支援も行っています。今後、一刻も早く日常生活を取り戻すよう支援していくとともに、道路、河川等の公共施設、農業施設等の復旧を進めていく。9月18日(日)発生の突風等による被害について、気象庁のその後の調査により、須々木から大沢で発生しました突風については「竜巻と認められる」と修正があった。

幼保連携型認定こども園(川崎幼稚園)で発生したバス置き去り事故に対する市の対応について

まずもって、9月5日(月)学校法人榛原学園 認定こども園「川崎幼稚園」で起きた、通園バスの事故によりお亡くなりになった河本千奈さんのご冥福をお祈りするとともに、ご遺族にお悔やみ申し上げます。
市では、川崎幼稚園の園児や保護者を支援するため、9月6日(火)から一時預かりの調整を行ってきた。保育部については、9月6日から開始し、一日当たり最大で99人を市内3施設において受入れている。幼稚部については、9月14日(水)から開始し、同じく18人を市内1施設で受け入れている。
事故により園の運営に不安を抱く保護者には、転園等の相談として9月7日(水)から窓口を設置し、これまで保育部39件、幼稚部22件、合計61件の相談を受けている。転園希望の保護者対応については、後程、担当より説明させていただく。9月7日(水)の保護者説明会終了後、保護者や園児の「心のケア」がいち早く必要であると判断し、市の子ども子育て会議の委員長である「常葉大学柴田教授」や「静岡県公認心理士協会」のご協力を得て、9月10日、11日には相談会を開催し、その後は随時対応しており、これまで80人の方が心理士による相談を受けている。
また、9月9日(金)から県が実施している特別監査には、市も合同で監査を実施しており、これまで3回の立ち入り調査を行い、10月中旬を目安に結果を示す予定。その後、市では、検証委員会を設置し、この事故の検証を行うとともに、再発防止策の検討を進めていく。
市では、9月12日(月)に「川崎幼稚園事故対策本部会議」を開催し、今後の市の保育業務等に対する安全対策等について協議し方針を決定、市のホームページでも発信している。市内19の保育施設等の安全を確認するため、緊急の立ち入り調査を9月14日(水)から全施設において実施した。
このほか、9月23日(金)川崎幼稚園が行った「保護者説明会」においては、市の静波体育館を貸出し、前日の準備から当日の会場内の支援として、市職員も約20名が対応にあたり、事前に消防署や榛原病院とも調整し、参加者の安全対策を行った。保護者説明会で法人が説明した川崎幼稚園の再開に向けては、法人からの運営計画や安全管理マニュアルを実践するための体制等、県とともに確認を行い指導する。学校法人榛原学園から取り消しの申出のあった静波保育園、細江保育園については、今後、運営法人の榛原学園や2園の職員及び保護者と対話、協議を進めていく。
なお、この協議を行うにあたり、福祉こども部内にプロジェクトチームを設置し対応する。さらに、市独自の安全管理マニュアルの作成を考えていたが、県との意見交換により、連携して作成する方が各施設において受け入れられやすいとの判断から、県と協力して作成することとしている。市では、本年度から指導主事および幼児教育アドバイザーを設置し、公立園を中心に各園の保育について巡回、指導を行っている。
来年度以降、この体制を拡充し、子どもたちが安心・安全に過ごすことができるよう必要な措置を講じるとともに、引き続き正確な情報発信に努めてまいりたい。9月15日には、市議会からの要請書をいたいたが、命を預かる、育む本来の保育環境の向上が図れるよう万全を期してまいりたい。

市内で撮影された映画について

映画「沈黙のパレード」の撮影が市内で行われた。大ヒット上映中の映画「沈黙のパレード」は、パレードシーンなど牧之原市内で撮影が行われた。主なロケ地は、本通り商店街・しんまち遊ロード周辺、相良小学校グラウンド、肉の食遊館クリヤマ。映画の公開を記念して、9月25日に商工会女性部による「マキティ―マルシェ」、マキティ―軽トラ市や本通り商和会による大抽選会が行われた。映画の撮影時にロケ弁として提供されたお弁当の販売や映画「沈黙のパレード」のPRブース、抽選会では撮影時にエキストラ参加者へ配布されたトートバッグやノートが景品となった。イベント全体として、1,500人の来場者で賑わった。ミルキーウェイスクウェアでは、沈黙のパレード関連の展示を実施中である。出演者のサインや撮影時の写真、撮影で使用されたセットなどが展示されている。図書交流館いこっとでも特別コーナーを設けている。

王位戦で話題となった勝負メシについて

王位戦第6局では牧之原市内の飲食店、菓子店が作った勝負メシが提供され、大きな話題となった。実際に対局者が召し上がったメニューについてはインターネット等でも広く紹介され、注文や問合せが増えており、藤井王位が「抹茶のプリン」を注文した「甘蔵さかした」では、その日のうちに市外から来店したお客様がいたほか、関東や九州など全国から注文が入っているとのこと。ふくろ茶屋でも県外から問い合わせがあり、ニュースなどで見たと言う方が実際に訪れているとのことであった。「勝負メシ」プロジェクトについては今後、パンフレットを作成して勝負メシのさらなるPRを行う。また、10月から開催予定のデジタルスタンプラリーでは、通常600円以上の会計でスタンプ1個が押されるところ勝負メシ参加店舗については600円以上の会計でスタンプが2個押される特典を実施する予定。

その他報道提供

  • 牧之原チャレンジビジネスコンテストについて 
  • 市経済対策事業等の実施について
  •  価格高騰緊急支援給付金に係る事業について 
  • 偉人マンガ「田沼意次物語」の販売について
  • 絵本「かっぱのふうちゃん ライフジャケットでスイスイ」の寄贈について
  • 萩間川カメ調査イベントの開催について
  • 令和4年度牧之原市議会「議会報告会」の開催について

  2022年9月29日 定例記者懇談会資料 [PDFファイル/11.82MB]をご覧ください。

質疑応答【要旨】​​

幼保連携型認定こども園(川崎幼稚園)で発生した事故について

【記者】
 10月3日に園が再開するにあたり、全体的な園の人数、転園児童の数などを知りたい。
【担当】
 園の人数は現時点でも集計している状況ではなく調整中である。今後、一度締め切り、数字が示せる状況。
【市長】
 現段階での人数は。167人中17人が転園希望。
【担当】
 現在、103人の二号三号認定の保育部、64人の一号認定幼稚部がいる。そのうち転園が決定しているのは保育部2名、幼稚部5名の転園が決定している。保育部残り101名、幼稚部59名。101名のうち残り、10名の方が転園希望ありその調整を行っている。はっきりした数字は今後お答えしたい。
【記者】
167人は千奈さんを含めていない数か。
【担当】
 そうである。園側は10月3日に再開を目安にという説明を保護者説明会でしている。しかしながら、県と市で安全性を担保してからの判断であり、最終的な決定するという形ではない。
【市長】
 最終的には、法人側から最終的な再開日程は市へも報告するように伝えている。保護者への説明もすると聞いているので、最終的な再開判断はまだ固まっていない。意向としては3日ということである。県・市の指導含めて園が最終判断していく。
【記者】
 10月5日で事故から1カ月が経つ。できればその日に取材対応の機会を設けていただけないか。
【担当】
  日程・場所については調整をし、詳細は改めて連絡をする。
【市長】
 個別ではなく、時間を決めさせていただき対応させていただきたい。
【記者】
 暫定的にしろ、園が再開という方向であるが、再開が決定される見込みということで市の受け止めについて。
【市長】
 再開に向けては様々なご意見がある。市へも25件ほどの早期再開を希望する意見もある。臨時で保育が必要な子どもを3か所でお預りしている。みらいえでは20名ほど預かっている。幼稚部については、早く再開してほしい、思い出をつくらせてあげたいという保護者のご意見もある。管理する立場からすると、事故前と事故後で何がどのように安全管理がかわったのか保護者・市に説明してもらいたい。特に職員の意識改革をおこなえるよう申し入れをしている。再度確認はしたいと思っている。在園児の安全を確保したうえでの保育を再開できることは悪いことではないと思っている。今まで以上に安全対策を講じていただかなければならない。
【記者】
 静波保育園、細江保育園、みらいえの指定管理の取り下げについて。次はどこに委託するのか。
【市長】
 今現在、静波保育園は民設民営に移行。細江保育園は公設民営で7年半でありあと2年半。みらいえは市の委託事業である。みらいえについては1年毎契約であるので、今年度をもって契約を終了したいと思っている。2つの園は、今いる職員の皆さんが安心して働いてただけるように、市が今年4月から立ち上げた社会福祉事業団が担うのがよいのではと考えている。全国公募、県内の公募などは時間非常にかかり手続きも煩雑なため、スピード感をもって対応していきたい。今働いている皆さんが継続して働いてもらえるように。どれだけの方がご協力いただけるのか、保護者の方々の意向はどうなのかを含め、10月中には協議する場を設けたい。榛原学園、市社会福祉法人、市が対話や、協議をすすめていく。体制の再構築職員の確保など含め検討していきたい。
【記者】
 社会福祉事業団の正式名称は。
【担当】
 社会福祉法人牧之原市社会福祉事業団。
【記者】
 ここが受け皿になるのか。
【市長】
 正式に決まっていない。
【記者】
 みらいえについては年度末まであと半年あるが。
【市長】
 1年間は契約しているので今年度いっぱい。相良地区の子育て支援センターは相良総合センターい~らのなかに相良地区の子育て支援センターがついている。いこっとの中に相良地区の子育て支援センターを再構築する事業を進めいてる。そこに1本化したい。施設は今年度中に整う。
【記者】
 社会福祉事業団はどこが出資しているか。
【担当】
 牧之原市が設立して出資している。運営施設は市内の勝間田保育園、萩間保育園、菅山保育園の3施設。
【記者】
 雇用も引き継げる理解でよいか。
【担当】
 そうである。希望者は全てそこで雇用する。働いている環境を引き継ぎたいと思っている。
【記者】
 2つの保育園の福祉事業団への引継ぎはいつごろから?
【市長】
 手続きの関係もあるので通常1年ほどかかる。
【担当】
 年度で区切っていきたいため、早ければ、今年度末または来年度末には引き継ぎたい。
【市長】
 福祉子ども部に対応するプロジェクトチームを作ったので早急に対応するようにしたい。
【記者】
  理事会で取り下げについての同意について。
【担当】
 取り下げの申し出を行うことに対して理事の同意があった。最終的には協議をおこない決定していく。
【市長】
 今回の取り消しの申し出については前理事名で出ているので、全理事の同意をいただいている。
【担当】
 同意を取ったうえで申出書がでてきている。
【記者】
 理事会として一応認めたということか。
【担当】
 そうである。
【記者】
 そのうえで、市で対応するということか。
【担当】
 そうである。
【記者】
 調査の4項目については理解した。ヒヤリハット事案等それ以外の調査はあるか。
【担当】
 令和3年と4年で調査をおこない、園の活動も含めいているのでかなり多い件数になるが、令和3年度でヒヤリハット件数が503件、令和4年度で244件であった。
【記者】
 お子さんの園で活動した際の怪我なども含めた形か。
【担当】
 そうである。
【記者】
 送迎に係るものに絞ることは可能か。
【担当】
 令和3年度はなかったが、令和4年度は1件。具体的な内容は、乗務員が降りてしまった後に1人に子供が残っていた。運転手が気付き2分程度だったため、大事にはいたっていないということ。
【記者】
 保育園か幼稚園か。
【担当】
 市内施設。ヒヤリハットは園の内部で降車時の児童の確認の方法をかえるなどしている。この施設ではバスが敷地内にあるということもあり、常にドアを開けておくという対策をしている。
【記者】
 再開の時期について、安全管理の仕方がどう変わったのか確認する、そして最終的に決定するということだが、10月3日は再開と言い切れないということか。
【担当】
 現時点で再開は園側から希望だったが再開できるとは言い切れない。10月3日はあくまでも目途。
【市長】
 県と市が確認し、安全管理について管理マニュアルの変更などが今後でてくるのではないか。それに対応する場合、間に合うか危惧をしている。
【記者】
 県や市の確認でまだ再開ができる状況にないと判断した場合は。
【担当】
 法的に言える権限はないため、強制的な形の表現はできない。市として危惧するものは、申し入れをおこなっていく。
【記者】
 再開が伸びる可能性もあるか。
【市長】
 可能性はある。
【記者】
 最終決定が出た場合、報道機関に連絡してほしい。
【担当】
 園のほうから情報提供があればしていく。
【記者】
 静波保育園・細江保育園の取り下げについて、市としての受け止めは。
【市長】
 法人が取り下げの申し出をしたということは、今回の事故を受けて、同一法人が運営していることを含め、保護者や今後入園を希望している方、働いている方様々なお考えがある。法人側の説明でも理事長自身も暫定だと言っている。そういった不安を与えてはいけないという判断の基に、法人側が取り消しの申し出をしていただいたと私は解釈をした。市としては、安心してお子さんを預かれる環境を構築するために、我々としては取り組んでいかなければならない。元々は市の公設公営施設だったのだから、市が責任をもって安全安心な園にすることが責務であると受け止めている。早急に合意にもっていくことが大事だが、強引であってはならない。皆さんの理解が必要。
【記者】
 保護者の方からの不安の声は?
【市長】
 具体的の心配・不安の声はあがってはいない。そこで働いている保育所の皆さんには非はないため、その方たちに対する不安の声はあがっていない。法人とすると法人の将来がわからないため、一旦市に返すのがいいだろうという判断である。
【記者】
 今年度みらいえの代わりの施設ができる。みらいえが今年度末で中止という保護者の方からの声は。
【市長】
 それについても、特に声はあがっていない。
【記者】
 みらいえを使っている保護者に対して、今年度中に新たにできる施設ということだが、そのことについて保護者へのコメント。
【市長】
 今後、ミルキーウェイスクエア内に子育て支援センター、みらいえを一体化するための施設の再構築をしている。図書館が併設されていおり、新たな環境、様々なニーズにこたえていきたい。元々まとめたいと考えていた。
【記者】
 運営者は?
【担当】
 市が直営。市が一本化する。

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