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更新日:2022年1月7日更新
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定例記者懇談会【2022年1月7日】

市では毎月、報道機関の皆さまに市政状況や事務事業などを報告するとともに、意見交換を行っています。今月の開催内容をお知らせします。

日  時

令和4年1月7日(金曜日) 午後1時15分~午後2時10分

会  場

市役所榛原庁舎 5階庁議室

市長説明要旨

令和4年 新年の挨拶

コロナが始まって3年目に入った。今年こそはコロナを脱出したい。一番は脱コロナへの取り組み。
山口、広島、沖縄で「まん延防止等重点措置」が出たが、すべての経済活動はウィズ・コロナで進めていく必要がある。一定のルールに従って経済活動等を行っていくことが重要。

今回、国が牧之原市のコロナ対策臨時交付金として1億6千万円弱の予算をつけると報告があった。これまで通り感染防止対策や経済対策を行っていく予定。また、地方活性化に向けた積極的な投資ということで、農林水産業の活性化をはじめ、我々には日本一の大茶園があるし、お茶や特産品の活性化、サーフスタジアムなど、観光まちづくりについても力を入れていきたい。

令和5年度からスタートする第三次総合計画の策定をする年でもある。これからの8年間のまちづくりの骨格、設計書を作る年になる。特に少子高齢化が進んでいる中、子育て世代にターゲットをしぼって賑わいと拠点作り、親子で遊べる公園などを整備し、子育て世代に満足いただける街を作りたい。

現在進めている学校再編もある。4つの保育園が完全民営化してスタートする。保育環境を向上させ、若い女性のスタートアップの支援なども含めて「日本一女性にやさしいまち」をキーワードに進めていきたい。

インターチェンジ北側の高台開発については、あともう少し同意をいただけたら、県に申請する。協定通りに進めていただき、着手に入りたい。いま考えている商業施設は1万3千平方メートル。テナントはいくつか候補があがっている。同意さえ取れれば認可が下り次第、着工するという見込みになっている。

スズキの工場拡張も令和4年度から用地買収に入ってくる。今回の50ヘクタールの拡張はEV(電気自動車)の実験施設、テストコースや衝突実験棟など、これからのカーボンニュートラルに向けた拠点の研究施設ということ。まさに脱炭素化、持続可能な社会に向けた取り組み。

いま地球温暖化がさけばれている。毎年のように、50年、100年に一度の大雨が降って線状降水帯が停滞し、全国のいたる所で水害が発生している。河川整備などが追いつく状態ではない。カーボンニュートラルを推進しない限り、こういった自然災害は起こり続ける。
牧之原市も1年前にゼロカーボンシティ宣言をした。手をこまねいて国や県から落ちてくる対策を待つのではなく、先取りをしていく。

牧之原市の再生可能エネルギーの状況は、約120メガワットを発電していて、これは一般世帯の電力使用量の241パーセント、1万7千世帯あるが、その2.4倍が再生エネルギーで賄えている。市内全体の電力使用量の22パーセント。これは国の平均位だが、市内にはスズキや矢崎、伊藤園、小糸製作所など大きな工場がある。周辺の市町の電気使用量よりも多いが、そういう中で22パーセントの再生電力を持っていることは、県内でも浜松に次いで2番目くらいの数字。バイオマス発電とバイオガス発電にも先進的に取り組んでいる。そうした再生エネルギーのさらなる推進や、公共施設や住宅、工場のゼロエネルギー化もしていきたい。

いま多目的体育館を相良の防災拠点として作ろうとしているが、75パーセントのエネルギーを省エネ化する取り組みをする。例えば屋根に太陽光発電を載せたり、蓄電池をつけたり、窓は二重サッシで耐熱性にするなど。公共施設から率先してお手本を見せていきたい。

耕作放棄地が400ヘクタールほどある。その対策として、早生桐という新しい品種の5年で成木になる木がある。これは、ヒノキやスギなどの針葉樹に比べて10倍の二酸化炭素を吸う。化石燃料は絶対に無くならない。出すもの(二酸化炭素)を止められないので、吸収する植物で補うなど、燃料サイクルを考えていかないといけない。この研究会を来年度、立ち上げようと思う。「脱炭素元年」、本気になって取り組む。

お茶に関してもコロナウイルスの不活化が実証されている。まさにお茶を飲んで不活化させる。エビデンスが必要となるが、牧之原市は全小中学校と保育園にお茶のディスペンサーを設置した。子どもたちにお茶を飲んでもらい、コロナが出ないということを立証、発信したい。それがお茶にとっても良いことになるだろう。

今年の一文字 「脱」

今年の干支は壬寅。冬が厳しいほど、春の芽吹きが生命力に溢れて、華々しく生まれると言われている。お茶も冬が厳しい方が、春に良い新芽が出る。大変厳しい冬が2年間続いているが、このコロナ渦を脱して、厳しい冬が落ち着いて、魅力と活力に溢れた牧之原市が新たに始まって、笑顔が輝く希望に満ちた1年にしたいという思いで、全力投球でまちづくりに邁進していきたいと思っている。

そういった中で、今年の一文字は「脱」とした。字としては、あまり良い字ではないかもしれないが、コロナ渦から脱出をする、脱炭素に積極的に取り組む、そういうことを今年の目標として「脱」を選んだ。コロナ渦から脱することが、市民の幸せになるし、最終的には笑いになると考える。

新型コロナワクチン 3回目の接種について

国の方針は2回目の接種から原則8カ月以上経過した人が対象だが、8カ月を待たずに前倒しの接種が実施できるところはやっていく。医療従事者、高齢者施設の入所者と従事者、通所サービスの利用者と従事者、病院の入院患者については、間隔が6カ月で3回目を打てる。それ以外の一般の高齢者は7カ月。

市内では医療従事者等はすでに3回目接種が始まっている。一般高齢者は対象者が13,653人。2回目接種が8月中旬で終わっている。追加接種の時期は、集団接種が2月1日から3月上旬まで。1月17日から順次接種券を発送する。以降1週間ごとに接種券を発送していく。予約開始は1月24日から。集団接種のワクチンはモデルナ、個別接種はファイザーになる。当初の予定よりも半月から1カ月前倒しできる。

報道提供資料

  • 新型コロナワクチン追加接種(3回目)について
  • 新成人お祝いキャンペーン
  • 自治基本条例施行10周年記念シンポジウム
  • 「月3万円ビジネス」講演会の開催について
  • ~女性向け~ ビジネス支援セミナー&交流会
  • WEBで繋いだ「箱庭体験会」の開催

 1月7日 定例記者懇談会資料 [PDFファイル/1.82MB]をご覧ください。

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