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市では毎月、報道機関の皆さまに事務事業、取り組みなどを報告するとともに、意見交換を行っています。今月の開催状況をお知らせします。
令和3年4月6日(火曜日) 午後1時15分~午後2時00分
市役所榛原庁舎5階庁議室
春先から平均気温が高く、大地の上は萌黄色の絨毯が広がっている。凍霜害もほとんどなく良い生育状況であり、良い製品ができることを期待している。摘採は5日ほど早くなり、早生品種つゆひかり等は10日頃から、やぶきたは15日頃から摘採が始まる見込み。
コロナによる巣ごもりでリーフ茶の需要がアップ、また経済対策による茶の消費拡大支援により、JAや茶商に在庫が少ない状況であるので、安定した茶価になることを期待している。
3月22日には、JAハイナンにおいて集出荷場、4月5日には、(株) cha-koubaの荒茶工場完成式典が行われた。製茶工程をこれまでの半分にできる画期的な荒茶製造施設であり、省力化、コストダウンができる。世界では、8万トンの茶の消費がある。こういった施設ができることによって、牧之原大地の茶園を守ることができる。
市議会でも注目をしており、3月30日に市議会とともに山梨県笛吹市を視察した。トンネル坑口から流れ出る水は、同じ流域に戻されていた。枯れた井戸もJRの補償対象となっており、特段の問題にはなっていない状況であった。甲府盆地の市町にとってリニア新幹線は地域活性化のチャンスとして、大きな期待を寄せている。少しのリスクとは代えがたい効果があるとして、JRと良好な関係を築いている印象を受けた。
リニアが通過だけ、流れ出した水は戻らない状況である静岡工区とはまったく状況が異なる。意見交換では、静岡県の置かれている状況と、決して利己主義的な考えで主張しているのではないということを理解してほしいと伝えた。
3月14日国土交通省と流域首長と話し合いをもった。2014年7月の環境影響評価の認可に際して、当時の大臣が「流域住民の理解と協力を得られることなく工事着工をしてはならない」という意見を付していることについて、上原局長に、現在も考え方に変わりはないかを確認したところ、当然であるとの回答であった。
3月20日には、JRの副社長に対し要望書を提出した。席上で回答をいただけると思ったが、持ち帰るとの回答であり、いまだ回答がない状況。非常に不誠実だと感じている。
今年で16回目の実施。安全安心宣言の取組として、怪我や事故なく茶の製造を行えるよう、市とJAが144工場、茶商25事業所を訪問する。
市長は、菅ケ谷の赤堀園を訪問する。今年の茶況や新茶の試飲などができるので、ぜひ取材をお願いしたい。日程が決まり次第、お知らせする。
民間施設との境目がなく、行き来ができる図書施設。図書エリアには80席用意している。交流エリアも活用できるので、広い空間で本を楽しめる。児童コーナーや学生さんが集中して勉強ができる学習室も設けている。
4月17日(土曜日)にオープンとなる。当日は式典を行い、愛称「いこっと」を付けた方への感謝状贈呈も行われるので、ぜひ取材をお願いしたい。
2021年4月6日 定例記者懇談会資料 [PDFファイル/5.13MB]をご覧ください。
【記者】
笛吹市の視察は、誰と行ったか?
<市長>
牧之原市議会議長をはじめ議会の皆さんと共に視察。笛吹市の現状を見に行かせていただいた。
【記者】
笛吹市では、どのような方が対応されたか?
<市長>
山下市長、議長、副議長、特別委員会委員長、副市長と意見交換を実施。また、トンネル坑口などの現場を視察した。
【記者】
リニア新幹線によって、地域活性化面で利益を得られると感じたか?
<市長>
東京、名古屋とも20分で行き来ができる甲府盆地としては、定住人口、交流人口拡大に相当な期待を持っている印象を受けた。
【記者】
静岡県、牧之原市として今後の話し合いにいかせる収穫はあったか?
<市長>
10年先、30年先の地下水の変化など、想定外のリスク対応について協議されていないことに不安を感じた。現状は、想定に基づいた議論なので、想定外の事態の対応について、しっかり協議しておくべきということを感じた。
【記者】
今年の海開きについて、どのように捉えているか?
<担当>
感染防止対策を講じたて実施したいと考えている。遅くとも4月末から5月連休明けには判断したい。海水浴場運営会議にて検討していく。昨年は、県東部地域などで海水浴場が運営されていたが、感染者が出た例もないため、実施する方向で考えている。