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牧之原市教育シンポジウムを、6月22日、市史料館で開催しました。
このシンポジウムは、平成31年3月に教育委員会が策定した「牧之原市望ましい教育環境のあり方に関する方針」を広く市民や関係者に知らせるとともに、一緒に考える場として開催されました。
シンポジウムは2部制で行われ、第1部は学びの場として、市からの方針説明と講師からの講話を行いました。橋本教育長からの方針説明では、子どもたちに「次代を切り拓く力」をつけるために、9年間の連続した学びである小中一貫教育と地域と子どもを育てる仕組みであるコミュニティ・スクールを進め、2030年の開校を目指して学校再編を行うことなどが説明されました。
講話は、講師の生重幸恵氏(NPO法人スクール・アドバイス・ネットワーク代表)が、社会総がかりで子どもを育てる必要性などについて、先進事例も盛り込みながら参加者に分かりやすく話をしてくれました。
第2部は対話の時間として、静岡大学教育学部講師島田桂吾氏が、方針と講話、杉本市長の話を踏まえてコーディネートし、参加者が理解を深めるワークショップを行いました。参加者からは、「市がこのような教育を進めていくことを知ることができてよかった。」などの意見が聞かれました。
市は、今年から学校再編計画と小中一貫教育の検討を始めるとともに、コミュニティ・スクールはモデル校3校で体制構築に向けた準備・試行を行っていきます。また、学校再編計画に関しては、6月議会定例会に審議会の設置に関する条例が上程しています。