本文
2020東京五輪におけるUSAサーフィンチームの事前合宿受入れなど、当市のホストタウン事業や五輪レガシーの創出・継承にご支援いただいている「ジョン オオモリ隊員(61歳)」が令和7年4月1日から「地域おこし協力隊」の隊員として活動をスタートしました。
オオモリ隊員は、日系アメリカ人3世としてロサンゼルスに生まれ、幼い頃から体操選手として頭角を現しました。しかしながら、出場を目指した1988年の韓国・ソウル五輪の開催前、練習中の大けがで選手生活を断念し、その後、金融の世界に進み、ニューヨークや東京の証券業界で約30年間活躍しました。
その後、選手時代の友人を介し、2018年、USOPC(米国オリンピックパラリンピック日本代表駐在員)に就任し、東京に設けた個人事務所を拠点に、米国の各競技団体と日本国内のホストタウンとなる自治体や関係団体等と調整(コーディネート)を担いました。
2020東京五輪では、新型コロナウイルス禍の影響でホストタウン事業が難航するなか、USAサーフィンチームと牧之原市のコーディネートに全力で取り組み、カリッサ・ムーア選手が金メダルを獲得するなど、事前合宿を大成功に導きました。
「USAサーフィンチームの事前合宿成功に向け、協力を惜しまない地域住民の姿に心を打れた」
五輪大会終了後、オオモリ隊員が発したこの言葉に、このまちへの移住を決意した気持ちが詰まっています。
オオモリ隊員は、体操選手として五輪を目指した経験や大会運営で築いた人脈、さらに30年間の証券会社勤務の経験・実績を活かし、「米国チームの一員として感じた感謝の思いを牧之原市に還元したい」「どんな形であれ、活動の成果が28年に故郷ロサンゼルスで開かれる五輪大会につながってくれたら」と意気込んでいます。
【2020東京五輪USAサーフィンチーム事前合宿】
【2020東京五輪女子サーフィン競技にて金メダルを獲得したカリッサ・ムーア選手】
【東京五輪後もレガシー事業の一環として、地域の子ども達にスポーツの素晴らしさを伝えているジョン氏(ジムナスティッククラスのヨガ体験)】