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2020東京オリンピック・パラリンピック
ホストタウンである牧之原市で事前合宿を行ったUSAサーフィンチーム「カリッサ・ムーア選手」が初代女王、金メダルに輝きました。
彼女は事前合宿を終え、市役所榛原庁舎で行われた壮行会の際、「私たちは牧之原市が大好きです。ビーチは美しくて、皆さんとても優しかったです。牧之原市に戻る日を楽しみにしています。」と挨拶し、決戦の地「千葉県一宮町」に向かいました。
そのメッセージが現実となり、大会から約1年が経過した令和4年10月31日から11月4日の日程で当市を訪れました。
滞在中は、事前合宿では実現しなかった子どもたちとのサーフィン交流はもちろん、小学校訪問や静岡牧之原茶の呈茶体験で市民との交流を深めました。
この13分の動画には、カリッサをはじめとしたみんなの「笑顔」や「ふれあい」の様子が収められています。
さらにカリッサが伝えたかった「ALOHA」の精神を未来の子どもたちに繋げる心温まる映像になっています。
映像はYouTubeの市公式チャンネルや市ホームページから視聴できます。ぜひご覧ください。
2022年11月
ひとりの女性アスリートが牧之原を訪れました。大切な「約束」を果たすために。
名前はカリッサ・ムーア。
東京五輪で金メダルを獲得し、現在もサーフィン界のトップに君臨する笑顔がとてもキュートなハワイ生まれのレジェンドサーファー。
彼女は、ずっと覚えていてくれました。牧之原との「約束」を。
2021年7月。東京五輪を前に、日本はコロナ禍の真っただ中。
牧之原で行われたUSAサーフィンチームの事前合宿も
当然、厳重な感染防止対策が課せられ、市民と選手たちとの交流は叶いませんでした。
五輪会場の千葉に出発する直前。集まった市民の前で彼女は日本語でスピーチしました。
「わたしは牧之原が大好きです。牧之原に戻る日を楽しみにしています。」
大きな拍手、そして涙。近づきたくも、近づけない。握手したくてもできない。
わずか数メートルの距離を取り戻すために。
あれから1年半。ついに、みんなの笑顔がはじけました。
なぜならいつも笑顔で とてもやさしくて子どもたちのことが大好きで
サーフィンが最高にうまくてALOHAの精神に満ちた
カリッサがいま、目の前にいるのですから。
一緒にお弁当を食べ、目を輝かせながら会話する子どもたち。
突然、海で出会い、驚くサーファーたち。もちろん記念写真は肩を寄せ合って。
そして小学校を訪れたり、大好きな抹茶を堪能したり。
全ての光景が1年半前の事前合宿では、叶わなかったものです。
彼女は言いました。
「事前合宿は寂しかった。もっとみんなと触れ合いたかった。スマイルもハグも」
~親愛なるカリッサへ~
やっと実現したね。
これこそが五輪のレガシーですね。
牧之原を愛してくれてありがとう。
海も、風景も、食べ物も、人々の笑顔も、優しさも。
あなたが体験したもの全て、私たち自慢の宝物です。
みんな待っていました。あなたが戻ってくる日を。
だから、言葉にして伝えます。
「おかえりなさい。カリッサ。再会を果たしてくれてありがとう。
そして、子どもたちの笑顔のために、これからもあなたのALOHAの精神を」
牧之原市民一同