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市では令和4年3月9日、牧之原小学校体育館で、牧之原小4~6年生と牧之原中学校1年生を対象に「オリンピアンによる陸上教室」を開催しました。
これは、日本代表としてオリンピックに出場した経験や一流の競技技術を間近で見て感じることで、子どもたちに、オリンピックやパラリンピックへの興味やスポーツ文化への理解を深めてもらおうと開催したものです。
講師には、陸上5千メートル・1万メートルで北京オリンピック(2008年夏)に出場した竹澤健介氏(大阪経済大学 陸上競技部ヘッドコーチ)をお招きしました。
子どもたちはまず、箱根駅伝や北京五輪など竹澤さんの実績をまとめた映像を視聴。
実技指導では、8割程度の力でダッシュした後、股関節や腹部などの各部位や姿勢を意識したトレーニング・ストレッチを入念に行いました。
竹澤さんは、走るときのポイントとして「姿勢は手を真上に挙げ、ストンと落とした時の背筋が伸びた状態が理想」「手はぎゅっと握らずに『パー』の形でリラックスさせて」などとアドバイス。最後にもう一度、ダッシュを行いました。
ダッシュの様子はスタッフが動画撮影しており、後日の授業で、最初と最後のフォームの違いなどを確認します。
オリンピアンの来校に子どもたちは大盛り上がりで、教室は終始和やかな雰囲気で進行。牧之原中学校1年の吉國颯真くんは「陸上をやっているので、今日の授業の内容をこれからの競技に生かしたい」と目を輝かせていました。
兵庫県出身。35歳。早稲田大学時代は箱根駅伝で3年連続区間賞を獲得。大学在学中の2008年に北京五輪出場(5千メートル、1万メートル)。卒業後はエスビー食品、住友電工で活躍。2016年に現役を引退。現在は大阪経済大学陸上競技部長距離ブロックヘッドコーチ。