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更新日:2019年11月7日更新
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世界農業遺産に「静岡の茶草場」が認定されました(2013年5月29日)

世界農業遺産国際会議の様子

石川県七尾市で開催されている世界農業遺産(GIAHS)国際会議において、平成25年5月29日、「静岡の茶草場」が世界農業遺産に認定されました。
会議では、掛川市、菊川市、島田市、牧之原市、川根本町の4市1町で構成する協議会の松井三郎会長(掛川市長)と川勝平太県知事が、プレゼンテーションを行いました。

「静岡の茶草場農法」は、茶園周辺で刈り取ったササやススキなどを、茶畑に有機肥料として投入する農法です。この投入する草木を刈り取る採草地を茶草場といいます。
この伝統的に継続されてきた茶草農法が、茶草場を貴重な動植物の生存できる場所に変えています。
良いお茶を作ろうとする農家の営み・努力と生物多様性の確保が両立している世界的に珍しい地域であると認められたものです。
市内では、東萩間など約22haで行われています。今後は、この農法の価値を認識し、地域の環境保全のみならず、茶業の活性化や地域振興につなげていきたいと考えています。

同会議では、「阿蘇の草原の維持と持続的な農業」、「クヌギ林とため池がつなぐ国東半島・宇佐の農林水産循環」も世界農業遺産に登録されました。

茶園の法面にある茶草場刈り干ししている茶草茶草を投入した茶畑

写真上:世界農業遺産国際会議の様子 
写真左:茶園の法面にある茶草場
写真中:刈り干ししている茶草
写真右:茶草を投入した茶畑

世界農業遺産とは

伝統的農法やそれに関連する文化、風習、景観と生物多様性に富んだ世界的な重要な地域を次世代に継承するため、国際連合食糧農業機関(FAO)が2002年(平成14年)に創設した制度

 すでに認定されている日本の世界農業遺産

「トキと共生する佐渡の里山」
「能登の里山里海」


静岡の茶草場農法

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