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かつて、相良藩主として現在の牧之原市を治め、江戸幕府の老中も務めた「田沼意次侯」の没後230年法要が命日の7月24日、田沼家の位牌を安置する平田寺(牧之原市大江)で営まれました。出席者は意次侯の遺徳を偲び、来年の生誕300年に向けて顕彰への思いを新たにしました。
法要式典は、市や市内各種団体の代表者で組織する田沼意次侯生誕300年記念事業実行委員会が主催し、杉本基久雄市長をはじめ、市議会議員、各区長の約70人が出席したほか、田沼家の菩提寺である勝林寺(東京都)の窪田充栄住職もお越しくださいました。
平田寺・竹中智厚住職と勝林寺・窪田充栄住職による読経が響く中、出席者は意次侯の肖像画と位牌を前に焼香し手を合わせました。
また、法要式典のあとには、「郷土における田沼の歴史」と題して、市文化財保護審議会副会長で郷土研究家の河原崎陸雄氏が記念講演しました。