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2019年、かつて相良藩主として牧之原市を治めた郷土の偉人「田沼意次侯」の生誕300年を迎えました。これをお祝いして、静岡県立相良高校の生徒と地元菓子店が共同で茶菓子「田沼茶羊羹」を開発しました。
共同開発したのは、相良高校で「地域を愛し、地域から愛され続ける」をコンセプトにSCH(※1)活動を進める地域研究班のメンバー10人と、地元の菓子店「扇子家」さんです。「商店街と田沼意次侯生誕300年についてのビジネスプラン」をテーマに、地元NPO「地域情報サポートネット」(理事長:伊藤聡昭さん)のサポートを受けながら、商品開発やSNSを活用した田沼の歴史を情報発信する勉強会などを行ってきました。
牧之原市の特産「牧之原茶」に合う茶菓子として、茶畑をイメージした地元産茶葉使用のバームクーヘンに、羊羹と餡を包み込み、革新的な金融政策を進めた意次侯の功績にちなんで金箔を乗せ、世の中を丸く明るくしたというコンセプトで仕上げました。
相良高校3年の澤入美唯さんは、「地元の人との交流を通じ、地元の良さを知ることができた。盛り込みたい地元の良さはたくさんあったが、牧之原市の1番のPRポイントである茶畑をイメージした。良い体験ができた」と感想を語ってくれました。
1月18日に試食会を終え、1月25日(金曜日)には開発に携わった生徒が店頭販売を行いました。
※1 SCHとは・・・Super Community-based High school[スーパー地域密着型高等学校]の略です。
1月25日(金曜日)~3月31日(日曜日) ※水曜定休
※2月10日(日曜日)には、牧之原市相良総合センター「い~ら」で開催されるお茶イベント「まきのはら協奏曲」でも相良高校SCHが販売します。
御菓子司 扇子家(牧之原市福岡4 地図<外部リンク>)
1個140円(税込) 1日、約50個を販売
写真左:店頭販売で接客をする生徒
写真右:共同開発された茶菓子「田沼茶羊羹」