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更新日:2019年11月7日更新
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田沼意次侯の命日に「田沼再興」などを祈願

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7月24日は、江戸幕府老中を務め、相良藩主として現在の牧之原市を治めた偉人「田沼意次侯」の命日です。

意次侯は、相良藩主として相良城の築城、城下町の建設など、牧之原市の礎を築くとともに、老中としては、実質的な貨幣の統一や株仲間を奨励するなど、革新的な経済政策を推し進め、当時悪化していた幕府財政の立て直しを図りました。

数々の功績を残した意次侯ですが、こうした急激な幕政改革は、保守的な幕閣・藩主の反感を招き、不運なことに天明の大飢饉など未曾有の大災害とも重なり、後ろ盾であった11代将軍家治の死去に伴い、責任をとらされ老中を罷免、失脚しました。財産はすべて没収され、相良城も完成わずか8年で破却、意次侯は天明8年(1788年)、失意のうちに没します。亡骸は、東京駒込の勝林寺に葬られました。

命日である7月24日、相良藩において田沼家の香華寺であった平田寺(牧之原市大江)でご供養が営まれ、市民を代表して田沼意次侯生誕300年記念事業実行委員会の本杉芳郎委員(牧之原市商工会長)が、功績の顕彰や地域の活性化につなげる「田沼再興」の取組と記念事業の成功を意次侯のお位牌に祈願しました。

平田寺の竹中智厚住職からは、生誕300年を契機に、牧之原市が意次侯を全国に向けて情報発信する中心となること、若い世代に功績を語り継いでいくことが大切など、今後の取組への激励をいただきました。

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