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かつて相良藩主として現在の牧之原市を治め、江戸幕府の老中を務めた田沼意次侯の生誕300年記念事業の一環として、6月21日(木曜日)、相良港にある意次侯をテーマにした防潮壁の壁画再生プロジェクトが始動しました。
経年で色落ちが目立つため、静岡県立相良高校の美術部生徒が地元の屋内外広告業「彩巧社」の小原義夫さんのサポートを受けながら修復・再生に挑み、年度内の完成を目指します。
初回の研修会では、市学芸員の長谷川主査と小原さんの案内で、壁画に描かれている「相良城の杉戸」や、「陣太鼓」が伝わる般若寺、市史料館、相良港の防潮壁を見学し、意次侯や相良の歴史について理解を深めました。
写真上:般若寺で相良城に使われていた杉戸を見学
写真左:意次侯が江戸の太鼓師に作らせたという「陣太鼓」
写真右:壁画を前に小原さんの説明を聞く相良高校の美術部生徒