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子どもたちの郷土学習やキャリア教育など、学習教材に活用できる偉人マンガとして製作し、市内の小学4年生から中学3年生に配布した「田沼意次物語~新時代の一手~」について、好評につき一般販売します。
令和4年10月1日(土曜日)~
1冊400円(税込)
身分の低い旗本の生まれで幼名を龍助といい、16歳で9代将軍家重の小姓として江戸城へあがります。33歳で御用取次(現在の官房副長官)となり、40歳で日本史上最大の百姓一揆と言われる「郡上一揆」の審理で功績が認められ、1万石を加増されて相良藩主となりました。
その後、幕府財政の立て直しのために数々の改革に取り組み、老中(現在の内閣総理大臣)と側用人(現在の官房長官)を兼ねる最高役職まで上り詰めました。
しかし、商業重視の政策により金銭中心となった社会には、贈収賄が横行するようになり、奇しくも浅間山の大噴火や天明の大飢饉などの自然災害が続発し、嫡男 意知の死も重なって、勢力を保てなくなった意次侯は、松平定信ら反田沼派に役職・領地を没収され失脚し、失意のうちにこの世を去りました。