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更新日:2022年12月16日更新
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大鐘家

大鐘家は約300年前の建築物で、母屋・長屋門が「国の重要文化財」に指定されています。約1万坪の庭園では、あじさいや酔芙蓉など季節の花を楽しめ、裏山からは富士山と駿河湾を一望できます。
大鐘家7代目「大鐘籐八郎貞綱」は、尾張の国(名古屋市)高針の出身です。同地出身でもある戦国武将柴田勝家の家臣となり、勝家の甥である柴田勝豊(越前丸岡城城主(福井県))の家老として仕えました。その後、勝豊は近江(滋賀県)長浜城主となりますが、勝家との確執もあり、豊臣秀吉に降ります。大鐘も豊臣方となり、「賤ヶ岳の戦い」では豊臣側として柴田相手に戦いました。その後勝豊も病死し、長浜城主は山内一豊に変わります。のち一豊が掛川城主となり、大鐘は一豊の命により遠州相良に移り住みました。
江戸時代は旗本として徳川家に仕えましたが、江戸中期大庄屋となり、「大鐘館」を築きます。

花庄屋

あじさい 酔芙蓉

大鐘家は、別名「花庄屋」とも呼ばれています。大鐘家屋敷の1万坪の敷地に、初夏はあじさいが咲き誇ります。10,000株のガクあじさい、西洋あじさいなど、35種類のあじさいが植えられており、紫・白・青の美しい花々が「花庄屋」を彩ります。また、秋には「酔芙蓉」が見頃を迎えます。単衣・八重・最初から紅白の花と3種類あります。その他にも、一般的なピンクの「芙蓉」や、少し大きくて真っ赤な「アメリカン芙蓉」や、同じアオイ科のムクゲなど大小合わせ100本程の花があります。

つるし飾展

つるし飾り1 吊るし飾り2

1月上旬から5月上旬まで、つるし飾り展が開催されます。つるし雛・雛の段飾り、瓢箪の吊し飾り・着物・帯などが江戸時代の古民家に鮮やかに飾られた風情をお楽しみいただけます。

蔵の史料館

蔵の史料館の様子

200年前の米蔵が史料館となっており、江戸時代からの当家に残る秘蔵の宝物が常時展示されています。渡辺崋山や谷文晁などの掛け軸があります。また、田沼家から賜った酒杯も展示されています。

営業時間

午前9時から午後5時

住所

〒421-0511 牧之原市片浜1032 地図を見る<外部リンク>

アクセス

  • 東名相良牧之原ICから車で15分
  • バス停片浜から徒歩5分

電話

0548-52-4277