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勝間田城は、勝間田氏が15世紀中頃に築城したと考えられる戦国時代以前の原型を残した貴重な山城です。牧之原台地に連なる尾根標高100~130メートル程、勝間田川最上流部に位置します。その規模は東西200メートル、南北310メートル、総面積12,695平方メートルを測ります。
1985年度から数次にわたる発掘調査により、多くの遺構(建物跡・井戸・堀)や遺物(土器・木簡・古銭等)が検出され、築城過程、建物の配置、城内生活の実態を知ることができます。
本曲輪を中心に狭小である南区域に対し、幅10メートル程度の大堀切を挟む北区域二・三の曲輪は、一区画が広く外縁部に土塁を巡らしています。南区域より後代改修の可能性が考えられます。
東方を向いて配置された堀・土塁・曲輪は今川氏に対する備えといえるでしょう。
〒421-0406 牧之原市勝田2185-2 ※駐車場は牧之原市勝田2174-3
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東名相良牧之原ICから車で15分