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令和6年度「はじめての日本語教室」を紹介します
牧之原市では、日本語がわからない外国籍住民を対象とした「はじめての日本語教室」を令和6年度も開始しました。
この教室は、外国籍住民と公募の市民サポーター(日本人ボランティア)が、日本語で交流しながら日常生活に必要な言葉や知識を身につけてもらおうと取り組むものです。
今年度は、令和6年9月29日から12月1日までの毎週日曜日に実施しています。
今年度は初めての試みとして、学習者を能力別にクラス分けをして、2クラス制で各5回を行い、最初から初級コースに参加している方で意欲のある方は、後半5回のクラスにも参加が可能です。
なお、9月8日と15日に第1回・第2回のサポーター養成講座を実施し、9月22日は学習者の能力判定とオリエンテーションを開催しました。
サポーター(ボランティア)養成講座
サポーターとは、学習者とペアになって、各回のテーマに沿った会話をしたり、日本語が分からない人に日本語の支援を行うなどのボランティアで、教室の運営には欠かせない存在となっています。教室開催前に、サポーターを対象とした養成講座を実施しました。教室の目的やサポーターの役割など事前に必要なサポーターの心構えや外国籍住民との対話の仕方などを講義やデモンストレーションを通して学びました。
第1回サポーター養成講座 9月8日
令和6年9月8日、第1回目サポーター養成講座を実施し、サポーター31人が参加しました。初回の講座では、牧之原市における外国籍住民の現状、地域のおける課題と日本語教室の役割、サポーターの役割などを学びました。
第2回サポーター養成講座 9月15日
令和6年9月15日、第2回目サポーター養成講座が開催されました。サポーター27人が参加し、第1回と第2回どちらかに出席したサポーターは41人と多くの方に出席いただきました。今回の講座は、教室のデモンストレーションを主に行い、学習者役(外国籍住民)とサポーター役とで役割を分け、言葉が通じない相手にどのようにコミュニケーションが取れるのかそれぞれが絵を描いたり、ジェスチャーをするなど工夫しながら取り組みました。
教室
第1回
教室の第1回目は、学習者23人とサポーター31人が集まり、自己紹介と家族について対話を行いました。
教室のはじめに、学習者とサポーターが打ち解けるためにアイスブレイクとして、「新聞ちぎりゲーム」が行なわれました。これは、新聞を細長く破って、どれだけ長くできるかを競うゲームです。学習者とサポーター混合のチーム戦で声を掛け合いながら楽しく競い合いました。
ゲームで教室の雰囲気が温まったところで、自己紹介と家族について対話活動がスタートしました。自分の名前や国、住んでいるところ、働いているところ、家族について、対話をしました。写真やホワイトボードを用いて家族を紹介したり、地図で住んでいるところを示すなど、工夫しながら交流を行いました。最初は緊張した様子でしたが、一言一言を一生懸命に伝え、サポーターや他の学習者はうなずきながら聞きていました。話し終わると温かい拍手が送られ、発表者はとても嬉しそうな表情をしていました。
市では、今後も外国籍住民に選ばれるまちを目指して、多文化共生の推進に取り組んでいきます。