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更新日:2019年11月7日更新
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定例記者懇談会[2016年1月8日]

市では毎月、報道機関に事務事業、取り組みなどを報告するとともに、意見交換を行っています。今月の開催状況をお知らせします。

日時

平成28年1月8日 午後1時15分~午後2時

会場

市役所榛原庁舎5階 庁議室

内容

最近の市政運営の状況 

最近の市政運営の状況について、次のとおり、市長等から報告しました。

1.地方創生の取り組みについて

一昨日東京で石破大臣と面会した。大臣は牧之原市の地方創生の取組みについて、様々な形でPRしてくれており、全国からの視察が増えている。石破大臣は色んなところで牧之原市のビデオを参考に見るよう言っているとのことで、牧之原市を評価してくれていることを嬉しく思う。会って早々、オリンピック招致用の名刺をきっかけにサーフィンの話が盛り上がり、大臣は「サーフィンは分かりにくい。誰が勝者かもっと分かりやすくならないか。」と、大変興味を持っていた。

2.田沼意次候について

川勝知事に会った際には、風水的に牧之原市は非常に良い場所だと説明した。田沼意次候は270年続いた江戸時代の中で最も長く今の総理大臣といえる役職に就き、家康公が風水で決めた久能山東照宮の位置よりも更に良い相良の地にお城を造った。田沼意次候は、商人に課税をしたり、手賀沼開拓をしたり、貿易を奨励したり、貨幣制度を変えたりと近年再評価されている。3年後に生誕300年。歴史ブームに乗って、市民の皆さんと大いに田沼意次候を売り込んでいきたい。

3.津波防災対策について

津波防災対策については、市内で津波避難タワーが9箇所、避難ビル・いのち山・防災公園がそれぞれ1箇所。避難地・避難路が20箇所整備予定で、牧之原市に来ればすべての防災施設を見ることができる。これらはすべて都市防災事業で実施している。特に避難路避難地の整備事業は全国的にも珍しく、PRをしながら更にソフト面の充実を図っていく。

4.太陽光・再生可能エネルギーについて

牧之原市は既に、太陽光・再生可能エネルギーが年々倍増しており、風力も含めると市内全世帯16,000世帯の使用電力量の1.8倍も発電している。工場等の企業まで含めると17%という比率だが、世帯計算でいけば、これだけの発電をしている。

5.富士山静岡空港について

富士山静岡空港の利用者が増え、インバウンドが非常に増えてきた。特に外国人の出入国者数が全国の空港で8位、地方空港では5年連続トップ。東京・名古屋・大阪の間にあり、富士山もあるというような地の利もあるが、富士山静岡空港が、日本におけるインバウンドの基地となり、ますます利用客が増加すると思われる。首都補完空港として国にとっても静岡空港は重要であり、新幹線新駅の早急な整備が望まれる。
今回特に言いたいのはMIJBC。富士山静岡空港が最大のインバウンド空港であると言いながら、何もインバウンドインフラが整ってない。ホテル・交通機関、それから人的なものや、アミューズメントも含めてまるで無い。空港周辺だけでなく、静岡から浜松の間にホテルがないと石破さんも言っていた。
我々はそういったインバウンドインフラをきちっと作らなければならないが、残念なことに地方創生と言いながらも、中国人達が来なくなったらアウトという不安感があり日本人は投資できない。
であれば中国の皆さんにインバウンドインフラを投資してもらうようなファンド作りを構築していくということで「Made In Japan By China」。
自分が投資すればそこを使うし、現に静岡県内の伊豆や浜松において、中国資本がホテルを買って使っているところもある。中国の皆さんが今非常に欲しがっているのは、最先端技術と安心安全な食べ物、環境技術や省エネ技術であり、日本から中国に進出すると取られてしまう。逆に中国の皆さんが日本に投資し、日本で中国の人たちに合うものを作って輸出する。
インバウンドインフラをスタートとして、農業、食品等も含めたものづくりをやっていこうという構想を、市として県の日中友好協会と一緒にやっている。
これらは石破大臣にも説明し、国際交流基金やジェトロ等と連携させてやってほしいというようなお願いをした。
加速化交付金についても詳細を伺いながら、市が取り組んでいる地方創生の様々な事業に交付金を貰えるよう努めていく。

6.サーフィン招致準備委員会について

サーフィンについては先月、下田市と磐田市と牧之原市の三市連携により、県としてサーフィンの大会会場を誘致するよう知事に要望書を提出した。1月6日には難波副知事がJOC(日本オリンピック委員会)に対し、静岡県には良い会場があるので、ぜひ来ていただくよう要請をした。
牧之原市は3市の中では既に準備委員会を立ち上げ、第1回目の会合を開催しております。1月14日には第2回目の会合を開催し、そこで委員の皆さんに現況を報告して、今後について協議する予定。

記者との質疑応答

  • 新年の抱負について
    • 記者 今年の抱負を改めて伺いたい。
    • 市長 今年の字は「活」。活力・活躍・活性化の「活」。2年半前の市長選挙に出るとき「活力を取り戻す」というスローガンを打ち出した。震災後、地震・津波・原発という課題があり、地域の皆さんも高台や市外に移ったり、企業の景気も戻ってこなかった。アベノミクスで大企業が少し息をつき、昨年は10周年の各種事業を実施するなど、市民力がついてきた。5つの重点プロジェクトに全力で取組み、活力を取り戻すということを、任期後半の2年で具体的に取り組んでいく。
  • 津波防災対策について
    • 記者 L2の津波対策は具体的にはこれからか。
    • 市長 L2については、L1防潮堤の後ろ側に盛土をするが、どこからどのぐらいの土を持ってくるか考えていかないとならないし、住民や保安林の管理部門とも調整が必要。国が直轄の部分については方針が出た。地頭方は一番津波が高いことが想定され、現実的なL2対策は難しく、地元との話し合いの中でL1を優先的に進めようということで、県の工事も始まった。その他の地域でL2をどうしていくかはもう少し時間がかかる。
  • 市民協働に係る視察受け入れについて
    • 記者 市民協働に関する行政等の視察について、どのぐらいの人が牧之原市に来ているか。また、有料にしているか。
    • 市長 有料ではないが、市内で宿泊や食事をしてもらうようお願いしている。金沢市、佐世保市、佐賀市等大きな市から来ることも多く、実際にワークショップに入って体験してもらっている。
      現在、焼津と島田と掛川と4市で連携して協働のまちづくりを実施しているが、さらに県も入り取組みが広がっている。
      1月13日には東京でコンセンサス・デザイン・フォーラム2016が開催される。昨年に引き続き2回目の開催で、グラフィックファシリテーションを行う。
    • 担当 議会と行政職員が半々ぐらいで、昨年からかなり増えている。正式に依頼を受けたものが今年度で15件。
  • オリンピックサーフィン招致について
    • 記者 オリンピックのサーフィンについて、全国的には手を挙げたのは遅い部類だと思うが、PRするポイントや戦略は何か。
    • 市長 ポイントとして、牧之原市は昔からサーフィンが盛んな所で、交通アクセスに恵まれている。サーフショップも多く、まち全体がサーフィンに親しみを持っている。静波海岸では700台収容可能な駐車場があり、トイレ・シャワーも完備されている(近隣の鹿島海岸・片浜海岸・須々木海岸にも駐車場やトイレが整備)。遠浅な海岸線は初級者から上級者まで楽しめ、台風等の影響も受けにくく、数多くのサーフィン大会の開催実績がある。
    • 記者 天候に影響を受ける競技であり、県を越えた広範囲での指定も想定しているか。
    • 担当 想定していない。会場設営の都合もあり、自然環境の中で3日間取るとのことで、1箇所での開催と思われる。14日に招致準備委員会があるので、そちらも取材をお願いしたい。

説明案件

市長、担当者より、地方創生に係る金融機関との連携協定、大江地区防災整備工事安全祈願祭、「道路の老朽化パネル展」、「第7回TEA HERO 選手権」開催、「静岡牧之原茶」東北キャンペーン、フーズサイエンスセミナー in 牧之原~機能性食品表示の活用に向けて~ の開催について下記の資料に基づき説明しました。

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