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更新日:2019年11月7日更新
定例記者懇談会[2015年5月28日]
市では毎月、報道機関に事務事業、取り組みなどを報告するとともに、意見交換を行っています。今月の開催状況をお知らせします。
日時
平成27年5月28日 午後1時15分~午後2時
会場
市役所榛原庁舎5階 庁議室
内容
最近の市政運営の状況
最近の市政運営の状況について、次のとおり、市長等から報告しました。
1.県都構想について
- 川勝知事が提案した「県都構想」は、2003年頃に石川知事が提案した「政令県構想」と同じで、県内を5つの圏域:西部、志太榛原中東遠、中部、東部、伊豆に分け、市長村がクラスタ的に一緒になるというもの。現在も志太榛原中東遠地域では毎年首長会議を実施している。
知事の静岡市だけを狙い撃ちにした一方的な言い分は少し荒っぽいだが、知事は逆説的にもの言っただけで、議論に刺激を与えるために発言したとのこと。
もともと石川知事の時に出た話でもあるし、今後この議論が市長会の中で出てくる可能性がある。
牧之原市と周辺市町とで、今後協力しながら地方創生ために事業を連携して進めていく。まちづくりは競争ではなく助け合い。志太榛原中東遠という圏域は、我々のまちづくりにとっても非常に重要。
広域的なまちづくりという議論が復活をしてきた。これから先合併が進むことはなく、この考え方は重要になると考える。
記者との質疑応答
- 榛原総合病院の分娩休止について
- 記者 榛原総合病院の分娩休止について、市長のお考えを。
- 市長 これまでは2代続けて産婦人科の先生が医院長をしていたということもあり、問題なく分娩ができる状況であった。前医院長が転出をして、その後の体制で常勤委員1名と非常勤医院1名の2人が退職するということで、分娩ができない状態になった。妊婦約80人は、周辺の病院に連携をとってお願いをし、目途がついている。市民の皆さんが、市内で分娩が引き続きできるよう、医師の確保に努めていきたい。
- 県都構想について
- 記者 川勝知事のいう「県都構想」は二重行政の解消が目的だと思われるが、5つの圏域に分けることで二重行政は解消できるのか。そもそも二重行政はあると考えるか。
- 市長 すべてが二重行政だとか、無駄があるという訳ではないと思う。今我々が市民の皆さんと直接さまざまなサービスをしている中で、国がやるべきことと地方自治体がやるべきサービスの2つに分割される。権限を持っている国と市が直接話をすれば、問題点がはっきりして仕事も早い。お互いに対話をして理解し合うという作業が非常に大事であり、中間プロセスはないほうが分かりやすい。知事の言う「県都構想」は、大阪の都構想ほど大きな話ではなく、別物。ゾーニングを含めて無理・無駄をなくし、効率よいまちづくりができれば。県と静岡市だけの話ではなく、市長会としても議論をすべき。ただし、圏域の話まではすぐには難しい。消防広域化の際も、志太榛原中東遠ぐらいの範囲でと提案をしたが、うまくいかなかった。
説明案件
市長、担当者より、平成27年第2回牧之原市議会6月定例会市長提出議案、平成27年度牧之原市一般会計補正予算(第1号)の概要、平成27年度牧之原市市民意識調査結果速報値(一部抜粋)、第6期介護保険事業計画に伴う介護保険施設事業者の公募、「みんなでつくろう 市民トーク」の開催、牧之原市制施行10周年記念事業、市長出前講座について、下記の資料に基づき説明しました。