「老人ホーム入居権」を譲ってほしいという詐欺電話に注意！

高齢者を狙った劇場型勧誘再び！？

「老人ホームや介護施設などに入居する権利（以下「老人ホーム入居権」）を譲ってほしい」という詐欺の電話に関する相談が急増しています。

複数の人物が登場するいわゆる「劇場型勧誘」で、「老人ホーム入居権」を譲ってほしいと持ち掛け、承諾すると「あなたの名義で申し込みをするので、一度あなたがお金を支払う必要がある」「権利を譲るために取引実績が必要で、お金を振り込む必要がある」などと言葉巧みにお金を支払わせる手口です。

例えばこんなことを言ってくる

• あなたは市内○○地区にできる老人ホームに入居できる優先権利を持っている。権利が不要なら他の人に譲ってほしい
• 権利を譲るために、あなたの名義をかしてほしい
• あなたの名義で申し込みをするので、一度あなたがお金を支払う必要がある
• 名義貸しは罪に問われる
• 警察に相談すると大変なことになる

アドバイス

• 「あなたは入居権を持っている」「権利を譲って」「名義を貸して」などと持ち掛けてくるのは詐欺です。相手にせず、すぐに電話を切ってください
• 不安であれば留守番電話機能や発信者番号表示機能を活用し、心当たりのない電話には出ないようにしましょう
• 話を聞いてしまうと、さまざまな口実で言葉巧みに金銭を要求されます。不安に感じても、話をうのみにせず、絶対にお金を払わないでください

周囲の人へ

高齢者の消費者トラブルを防ぐには周囲の皆さんの見守りが必要です。異変に気づいたら警察や消費生活センターに相談してください。