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田沼意次侯命日法要が営まれました
7月24日は、田沼意次侯の命日です。
令和5年10月、2025年NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」に、牧之原市ゆかりの偉人である田沼意次侯が登場することが決定しました。牧之原市では令和6年2月、大河ドラマを活用して観光誘客や地域の活性化につなげる取組を進めるため、『牧之原市大河ドラマ「べらぼう」活用推進協議会』(会長:今野朝子さん)を組織しました。そして7月24日、この協議会が主催し、意次侯の御位牌を祀る平田寺(牧之原市大江)において、命日法要が営まれました。
厳かな雰囲気の中、竹中智厚住職の読経に続き、協議会のメンバーが一人ずつ、祀られた意次侯の肖像画や御位牌に向かい、焼香とお参りをし、ご遺徳を偲びました。
今野会長は、「牧之原市では名君として慕われる意次侯の命日に、ご遺徳を偲ぶとともに、大河ドラマ「べらぼう」の成功と地域の活性化を祈念しました。大河ドラマの放映を契機に、牧之原市や田沼意次侯を知っていただき、この地に多くの方に訪れていただけるよう、市民の皆さんと協力して、市一丸となって盛り上げていきたい」と想いを語ってくれました。
法要の後には、市内で伝統工芸品の製造修理などを手掛ける、静波伝統技法研究社有限会社(代表取締役:山梨由博さん)が、「意次侯の大河ドラマ登場で顕彰機運と地域が盛り上がるように」との想いで制作した「采配」の進呈セレモニーが行われました。
協議会の顧問を務める杉本基久雄市長は、「想いがこもった「采配」を市に進呈いただきありがたい。市史料館へ展示するなど、市民の皆さんにもご覧いただき、制作に込めた想いを共有したい。意次侯が「采配」を振るったという記録はないが、「采配」を振るう意次侯をイメージすると、大河ドラマや市を盛り上げていこうという気持ちが高まる」と語っていました。
セレモニーの後には、協議会の第2回総会が開かれ、今年度の事業進捗の報告や意見交換が行われました。