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榛原高校グローカル部が大阪・関西万博で発表を行いました
大阪・関西万博での発表
榛原高校グローカル部員3名は、三菱みらい育成財団主催「高校生MIRAI万博 第1部高校生の成果発表」に、チーム「ここよ!避難所プロジェクト」として参加しました。地域と協働して開発した『防災すごろく』の探究結果を発表し、1次選考を突破した100校による2次選考において、最優秀賞に選出されました。
この結果を受けて、令和7年7月31日(木曜日)に大阪・関西万博のEXPOホール「シャインハット」においてプレゼンテーションを行い、探究成果を世界に向けて発信をしました。
※榛原高校の発表は、上部の動画の1時間34分頃から視聴ができます。
ここよ!避難所プロジェクト 防災すごろく「ソナ」とは
防災すごろく「ソナ」は、静岡県立榛原高等学校グローカル部の「ここよ!避難所プロジェクト」チームの3人により開発されたゲームです。
3人は、避難訓練に参加した際に、参加者は高齢者が多く、年齢や身体が不自由なことを理由に逃げることを諦めていることを知り、防災の知識を遊びながら身に付けられるゲームを作り、体験してもらうことで、防災の意識を高めてもらえるのではという思いから開発されました。
東日本大震災発生時、岩手県釜石市の学校では小中学生が率先して避難することにより、高齢者等の避難を後押しした事例を受け、ソナは小学生などでも楽しめるように開発されました。
ソナを小・中学生の防災教育などで体験してもらい、小・中学生から家族、そして高齢者への意識啓発へ繋げていきます。
すでに牧之原市内の小学校などでは、実際にソナを使った防災学習を実施しました。
ソナの概要
- プレイ人数:3~6名
- 所要時間:約30分
遊び方
1人10ポイントを持ち点とし、スタート前にポイントを使って「防災バック」を買うか買わないか決めてからスタート。
マップは2面(表:発災前事前準備マップ、裏:地震発生後マップ)あり、事前準備マップからスタートします。
ショップマスを通る際には、防災備蓄品などの購入をし、災害に備えます。また、話し合いマスを通った際には、議題についてプレイヤー同士で議論をします。その結果が発災後に影響することも。
事前準備マップを始めて10~15分でタイマーを鳴らし、その後は裏面(地震発生後マップ)で進めます。裏面、ゲーム終盤からは避難所生活を想定し、備蓄食料がないとサイコロが回せません。事前の備えが重要となります。
最終的に、ポイントを一番持っている人が勝利となります。