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相良中学校におけるインターネット詐欺被害について
令和8年5月29日午後2時頃、牧之原市立相良中学校において、インターネット詐欺被害が発生しました。
被害の発生状況や経緯については以下のとおりです。
なお、本件について現在、市及び警察で対応中であり、被害総額や保険による補償の可否などの詳細が判明次第、改めて情報を公表する予定ですが、決して保護者の負担になることのないように対応を進めていきます。
発生状況、経緯等
午後1時50分頃
- 市会計年度任用職員(以下、職員。)が同校のパソコンを使い、会計年度任用職員の休暇制度についてインターネットで調べていたところ、パソコン画面にMicrosoftセキュリティを装う警告画面が出現し、そこにMicrosoftの連絡先として表示された電話番号に電話、電話に出た相手(以下、相手。)から「パソコンの状態を調べる」と告げられた。
- 相手の指示に従い、職員がパソコンを操作した結果、相手がそのパソコンを外部から操作できる状態になり、その状態で、「このパソコンが何らかのウイルスに感染している。パソコンの内部がどれくらい破壊されたか調べるから、引き続き操作を続けるように」と言われ、それに従った。
- 相手とのやりとりの中で、ネットバンキングの利用の有無を確認され、A、B、2つの金融機関を利用していると職員が回答。すると相手から「正常にログインできるか確認しましょう」と促され、職員自身がパソコンを操作し、金融機関Aの法人用口座にログインした。この際、金融機関Bの口座にはうまくログインできず操作を中断している。
- 引き続き相手の指示どおり操作を続けたところ、画面に大量のデータが表示され、それを1つずつ消去するよう言われ、この時点で不審に思った職員が、学校のネットワークシステム管理業者の担当に連絡。その業者の担当から「詐欺であるためインターネットの配線を抜き、パソコンの電源を落とすように」と指示を受け、回線を抜き、電源を切断。
- 職員が本当にMicrosoftの人かと問い詰め、学校の専門業者とやり取りすると伝えたところ、電話を切らないよう食い下がられたが電話を切った。職員から同校教頭に報告した。
午後3時15分頃
学校から市教育委員会に通報
午後3時17分頃
学校から両金融機関に上記の状況を伝え、確認を依頼
午後3時20分頃
金融機関Aから「学校諸会費の口座から999万9,999円の引き落しがあったが本当か」との回答
午後3時35分頃
金融機関Bからは「被害は確認されていない」との回答
午後3時45分頃
同校が牧之原警察署に通報
午後3時50分頃
学校のネットワークシステム管理業者が学校パソコンを調査。「相手は、パソコンに遠隔操作ソフトをインストールして操作を許可させ、午後2時頃から遠隔操作している。パソコンが接続しているクラウドサーバーへのアクセスや操作ログを確認したところ、ファイル操作の痕跡や生徒情報の流出は見受けられない」と調査結果が同校に報告された。
午後4時30分頃
牧之原警察署員が同校に到着、職員への聞き取り。「金融機関Aの2つの口座からそれぞれ一回送金されて、1つは100円、もう1つは999万9,999円であり、送金先の口座の状況は調査中」とのこと。職員への事情聴取は6月1日以降を予定。
杉本基久雄市長のコメント
このたびの事案により、市民の皆様の信頼を損なうこととなりましたことに対し、市政を預かる者として、深くお詫び申し上げます。
市といたしましては、本件を重く受け止め、教育委員会と連携しながら、事実の把握と原因究明を徹底するとともに、今後の再発防止策におきましても全力で取り組み、一日も早く市民の皆様の信頼の回復ができるよう努めてまいります。
橋本勝教育長のコメント
このたび学校現場において、市民の皆様の信頼を大きく揺るがす重大な事態を発生させてしまいましたことを、教育委員会を代表いたしまして、心より深くお詫び申し上げます。
教育とは、児童生徒、保護者、そして市民の皆様との信頼関係の上に成り立つものであります。その信頼の根幹を揺るがす今回の事態は決してあってはならないことであり、痛恨の極みでございます。
何より、不正に引き出された預金は、子どもたちの教育活動のためにと、保護者が学校に預けてくださった「公金」に準ずる重いお金であります。今回の事案は、そのお金を預かっているという組織としての当事者意識、そして危機管理への自覚が著しく欠如していたと言わざるを得ず、猛省しなければなりません。
教育委員会といたしましては、この事態を極めて重く受け止め、二度とこうした被害を出さないよう、全学校における情報セキュリティ対策の徹底、および教職員の防犯意識の向上に向けた研修など、再発防止策を迅速に講じてまいります。

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