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更新日:2019年11月7日更新
「料金統一」「料金引き上げ」が必要~市長へ答申(水道事業審議会)~
牧之原市水道事業は、給水人口の減少や景気低迷による大口利用企業の水需要の落ち込みなどにより、料金収入が年々減少傾向にあります。
経営面では、人員削減や高利率の企業債(施設整備を行うための借金)の繰上償還など経費節減に努めてきましたが、平成20年度以降は3年連続の赤字決算という大変厳しい経営状況となっています。
水道は市民生活や経済活動を支える重要なライフラインです。安全安心でおいしい水を安定して皆さんにお届けするために水道設備の更新や水道管の取り替えを計画的に行っていかなければなりませんが、必要な経費を確保することが困難になってきました。
これを踏まえ、今後の経営の健全化を図るため、本年3月17日に牧之原市水道事業審議会(会長 佐藤克昭 浜松学院大学教授)を立ち上げ、これまで5回にわたって慎重な審議が行われました。11月24日に行われた第6回審議会では、水道事業審議会会長より牧之原市長に答申書が提出されました。
答申の内容は以下のとおりです。
- 不均衡を改めるために相良、榛原両地域の水道料金を統一化
- 経営基盤の強化のため、料金改定が必要来年度から料金を全体の11.88%引き上げる
意見
- 社会経済情勢や事業経営の観点から5年ごとに料金を見直し、大幅な料金改定は避ける
- 経営の更なる基盤強化に向けて他の水道事業体との将来的な広域化を検討する
今後の手続き
- 答申に基づき市水道事業給水条例の改正案をまとめる
- 来年の市議会2月定例会に提案(料金改定には市議会の議決が必要)
- 来年の広報や市ホームページなどで料金改定の必要性について詳しく説明していきます
- 水道事業審議会委員名簿[PDFファイル/48KB]
- 水道事業審議会会議録
- 答申書[PDFファイル/22KB]