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更新日:2023年10月12日更新
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オーガニックまきのはら事業について

牧之原市では、令和4年度より牧之原市ではオーガニックまきのはら推進事業を実施しております。

目 的

 「荒廃農地の収益化」と「環境にやさしい農業」を推進し、農業経営の安定化を目指しつつ、 農業を起点とした新しい産業の創出を図ることで、牧之原市の持つ魅力を向上させ、併せて ゼロカーボンシティの実現を目指すことを目的とし、事業を開始いたしました。

背 景

国では、農業分野での環境負荷の軽減を目的として、「みどりの食料システム戦略」を策定し、環境にやさしい農業や脱炭素化等の取り組みを開始しております。

本市でも、令和3年1月8日に「ゼロカーボンシティ」の宣言をし、ゼロカーボンシティの実現を目指していることが背景としてあります。

事業のイメージ

 事業イメージ

令和4年度の実証実験の状況

 令和4年度状況

(1)耕作放棄茶の木の伐採・伐根・チップ化について

 【作業工程】 伐採・伐根→チップ化

 【ポイント】

  ○炭化しやすいチップをつくる(※茶樹をチップ化して炭化を均一化させる)

  ○チップ化しやすいように伐採・伐根する

  ○重機の使用が前提で、重機作業に適したアタッチメントの選択が必要

  ○伐採された木やチップの作業場の確保

  ○炭化装置の各種置き場及び作業場、重機の作業ルートの確保

  チップ作業

(2)伐採茶樹の炭化、「バイオ炭」の製造

​ 【作業工程】 炭化

 【ポイント】

  ○茶の木について…半年程度乾燥したモノを使用

  ○炭化装置の選定…農地で炭化できる装置を中心に検討※各種コストや効率化を考慮

  ○炭化作業…ふたを開けたまま原料を分割投入し、茶の木の延焼防止措置を実施

  ※令和4年12月21日に市長及び市議会の現場視察を受け入れ

 議会視察

(3)Jクレジットへのプロジェクト登録に向けた動き

​ 【申請概要】

  プログラム型プロジェクトを申請

  ※運営・管理者または構成者(農地所有者や耕作者など)が実施する削減活動

 【方法論】

  バイオ炭を農地土壌へ施用し、難分解性の炭素を土壌貯留する活動を対象とする。

  (炭素を土壌に貯留することにより、本来ならば排出されるはずだった二酸化炭素の排出量を削減する)

 【状 況】

  Jクレジット制度のプロジェクト登録を行う為の申請書類を作成・申請。

  妥当性審査、およびモニタリングを実施する会社の不足から、審査に遅れが出ている状況。

 

(4)お茶からの作物転換の検討

 お茶からの作物転換を検討するため、早生桐、ピーカンナッツ、レモンの3つの候補を試験圃場に植栽。今後も状況観察を実施します。

​ 【レモン】

  現在、国内のレモン需要は5万5千トンで、そのうち国内産レモンは約1トン。

  生鮮・加工とも輸入に頼っている状況。

  レモンの栽培には日射量が必要であるため、年間日照時間の長い牧之原市は栽培に適しており、新たな産地に育つ可能性は高い。

 【その他】

  これ以外でも、牧之原市の気候に合い、有望な市場が見込まれる作物の導入を検討する。転換作物は、農地の状況に合わせて導入を推進する。

 レモン

令和5年度の状況

  7月6日 まちづくり推進本部会議にて市役所内の事業方針として決定。

  8月9日 総合計画審議会において外部有識者からの意見をいただいた。

  8月23日

   ○オーガニックまきのはら推進本部委員会を設立

   ○牧之原市レモン部会を設立(※事業の趣旨に賛同する農家による組織)