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「牧之原市のくらしとエネルギーを考える」意見交換会を開催しました(2016年11月14日)
牧之原市のPAZ圏内(地頭方地区、相良地区)にお住まいの方々が、福島第一原子力発電所事故後の現状や、エネルギー問題などについて 意見交換を行うことで、様々な考え方に触れ、相互に理解を深めることを目的として意見交換会(全4回)を開催しました。
開催概要
(1)参加者等
参加者は、PAZ圏内にお住いの方を中心に40人程(地区推薦)、公募による参加者3人、中部電力職員とファシリテーターが各グループに1人ずつ参加
(2)実施方法
・意見交換会は、講演(情報共有)とワークショップの2部構成で、各回とも3時間程度
・ワークショップは参加者を8グループに分け、市民ファシリテーターが進行を行う方法で実施
開催状況(内容など)
<1回目>
日時
平成28年9月9日(金曜日)18時~21時
会場
牧之原市史料館
内容(情報提供)
- 意見交換会の主旨説明(説明者:静岡大学教授 日詰一幸氏)
- 浜岡原発立地の経緯等(牧之原市長 西原茂樹)
ワークショップテーマ
- 市長の話を聞いて想ったこと
- エネルギーについて日々想っていることなど 今後のテーマを絞っていく。
(以下、各グループで話し合った意見への参加者による投票結果:上位3つの意見)
- 次世代につなげるエネルギーを考えよう
- 原子力以外の(電源の)メリットとデメリット
- 原発廃止できるかどうか
1回目意見
<2回目>
日時
平成28年9月27日(火曜日)18時~21時
会場
相良総合センター い~ら
内容(情報提供:講演)
南相馬市の現況と復興に向けた課題などについて(福島県南相馬市長 桜井勝延氏 )
ワークショップ
桜井市長の講話(原子力災害による地域社会の現状など)を聴き、第1回目の意見交換で出されたテーマ(上位3つの意見)について意見交換
各グループからは、「原発を含め、エネルギーについて知りたい、学習等する機会が必要」、「生活も暮らしも安全が大事」、「人の命が一番大切」、「原発事故は絶対に起こしてはいけない」など数多くの意見が出された。
2回目意見
(写真:福島県南相馬市長 桜井勝延氏 )
<3回目>
日時
平成28年10月24日(月曜日)18時~21時
会場
牧之原市史料館
内容(情報提供:講演)
日本のエネルギー事情(NPO法人あすかエネルギーフォーラム理事長 秋庭悦子氏)
ワークショップ
秋庭理事長の講話(日本のエネルギー事情など)を聴き、第1回目の意見交換で出されたテーマ(上位3つの意見)について意見交換
各グループからは、「次世代を考えると「核のゴミ」についても考えるべき」、「つなぎのエネルギーを具体的にどうするか」「子どもたちがエネルギーについて考える場がほしい」など数多くの意見が出された。
3回目意見
(写真:NPO法人あすかエネルギーフォーラム理事長 秋庭悦子氏 )
<4回目>
日時
平成28年11月14日(月曜日)18時~21時
会場
牧之原市史料館
内容(情報提供)
3回目までの振り返り(経過、意見のまとめ方など)
ワークショップ
「牧之原市のくらしとエネルギーについて、今後さらに深く理解していくためには「私たち」は具体的に何ができるのか」について意見交換
各グループからは、「よりたくさんの人に関わって考えてもらうために、人を替えて現地研修や意見交換を続けていく」、「小中高校生に対する授業(正確な情報を伝える)」、「自分や若い人達が、仕組み・知識・情報を正しく知ることができるよう、学ぶ場の機会に市民として参加していく」など数多くの意見が出された。