本文
要配慮者避難確保事業を実施しています
当市では、災害時に自力避難が困難な避難行動要支援者の避難の実効性を高めることを目的に、令和6年度から「要配慮者避難確保事業」として、災害時に誰一人取り残されずに避難できる支援体制の整備に取り組んでいます。
本事業は、令和9年度末までに、避難行動要支援者名簿登載者のうち個別避難計画作成に同意する避難行動要支援者の計画作成及び避難訓練の実施を目標としています。
今年度の取組
- 福祉専門職への研修(8月実施済)
- 「地域調整会議」※及び「避難訓練」の実施(モデル地区:福岡区及び川崎区)
- 市民等への「取組報告会」(令和7年2月24日(月曜日)開催予定)
- 市全域に展開するためのマニュアル作成 等
※「地域調整会議」 とは
避難行動要支援者や家族をはじめ、自主防災会、自治会、民生委員、福祉専門職ら避難支援等関係者 が集まり、生活状況や避難支援者などを共有し、災害時の避難支援の方法を協議する会議です。
地域調整会議及び避難訓練を実施
今年度、福岡区及び川崎区をモデル地区として先行的に取り組んでいます。自主防災会や民生委員などの「地域」と避難行動要支援者の状況を把握している「福祉専門職」が連携して、地域調整会議で個別避難計画を作成し、避難訓練を実施して個別避難計画の機能を検証します。
福岡区での取組
10月31日、「地域調整会議」を開催し、避難行動要支援者2名の個別避難計画を作成しました。11月3日には、地域調整会議で作成された個別避難計画に基づき、自主防災会や自治会、民生委員、福祉専門職ら避難支援等関係者とともに、避難地である「金刀比羅山防災公園(こんぴらさん ぼうさいこうえん)」への「避難訓練」を実施し、避難経路や危険箇所を確認しました。
(地域調整会議:避難地までの避難経路を確認する様子)
(避難訓練:避難地に避難した様子)
川崎区での取組
10月25日、避難行動要支援者3名の「地域調整会議」を開催し、個別避難計画を作成しました。
12月14日(土曜日)には、「地域調整会議」で作成した個別避難計画を検証するため、自宅から避難地までの避難訓練を実施します。
(地域調整会議:参加者で避難経路等を確認する様子)
(地域調整会議:本人の生活状況を確認する様子)