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田沼意次侯の生誕300年を記念する法要が、5月24日、田沼家の菩提寺である勝林寺(東京都豊島区)で執り行われました。
牧之原市からは、市を代表して田沼意次侯生誕300年記念事業実行委員会が参加しました。
勝林寺と牧之原市史料館の意次侯肖像画2幅が揃った初の法要には、関係者および歴史ファンの約40人が参加しました。
法要では、勝林寺の窪田充栄住職の読経に続き、河野研司委員長から意次侯顕彰の取組や生誕300年記念事業の紹介がありました。講話では、牧之原市史料館学芸員の長谷川さんから、意次侯のプロフィールや功績などがユーモアを交えて話がありました。
法話では、牧之原市で最も意次侯にゆかりのある寺院、平田寺(牧之原市大江)の竹中智厚住職から、先人への感謝の気持ち「お蔭様の心」をテーマにお話があり、参加者で意次侯の遺徳を偲びました。法要の後には、意次侯の墓所をきれいに清掃し、功績の顕彰・継承、生誕300年記念事業の成功をお祈りしました。
今年9月には、牧之原市史料館が所蔵する意次侯ゆかりの品などを勝林寺に出張展示するなど、交流事業が計画されています。