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12月19日、「逆説の日本史」の著者で作家・歴史研究家の井沢元彦先生による田沼意次侯銅像建立記念講演が相良総合センター「い~ら」で開かれました。
井沢先生は独自の歴史観や推理、歴史的背景を交えて、「江戸時代における武士への朱子学教育は、商売を卑しいものと考え、成り上がり者を許さないものだった。身分の低い旗本から老中にまで出世し、商業を活性化することで幕府財政を立て直そうとした意次は、当時の武家社会には受け入れられない存在だった。むしろ、朱子学に忠実な武士からは敵視されていた。」と話し、意次侯失脚の原因や作り上げられた悪いイメージについて、わかりやすく解説してくれました。
また、2019年の意次侯生誕300年を契機に市を挙げて取り組んでいる顕彰活動について、より一層の推進を図るため、杉本基久雄市長が大河ドラマの誘致を宣言しました。
市では、令和4年2月に誘致組織を立ち上げ、まずは署名活動を始める予定です。
*「田沼意次侯」大河ドラマ誘致宣言は、こちら [PDFファイル/220KB]をご覧ください。