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【地域の絆づくり事業】 概要
1 背景
牧之原市は、平成17年10月の合併以降、相良・榛原両地区間の連携や一体感が不十分な点などを解消するため、自治会のあり方を検討してきました。そして、平成24年度、市内10の小学校区において地域組織の連携強化を図るとともに合意形成の仕組みづくりを促進するため「地区自治推進協議会」を結成し、試行的な取組みとして「地域の絆づくり事業」が誕生しました。
将来にかけて、人口減少や自然災害による被災等、取り巻く状況が複雑かつ困難となっていく中、人々が支え合い逆境を乗り越えられる地域をつくることが必要であり、当事業はそのような地域の力を培う役割を担っていると考えております。
2 目的
牧之原市内10の小学校区に置く「地区自治推進協議会」による地域課題の解決に向けての試行的な取組み(※1)を通じて、自治会はじめ、各種団体の連携や組織の構築、合意形成の仕組みづくりとともに、協働のまちづくりを進める人材の育成を進めます。
※1…牧之原市自治基本条例第12条「コミュニティにおける市民の役割」に定められています。
3 体制
牧之原市内にある10の小学校区を基盤に展開しています。各地区に設置している「地区自治推進協議会」が主催者となり、地区に呼びかけ「地域の絆づくり事業推進委員会」を結成することで、まちづくり活動を進めていきます。(委員会は地区自治推進協議会に付随する組織です。)
全10地区の地区長により組織される「牧之原市自治会地区長会」では、相互連携や情報共有を通じて、全市として豊かな地域をつくっていくことを目指しています。
また、当事業では、とりわけ話し合いによって相互理解を深めたりまちづくりを進めていくことを大切にしています。この話し合いを有意義にするために、進行役として、一般市民を対象に「まちづくり協働ファシリテーター(通称:市民ファシリテーター)」を育成し、市民による市民のための話し合いを行う持続可能な仕組みを目指しています。
4 事業概要
地区に暮らす老若男女が「男女協働サロン(ワークショップによる話し合いの場)」で地域の良いところや課題等について意見交換を行い、住みよいまちをつくるためのアイデアを出し、まちづくり計画として策定、実行していきます。
平成24年度に坂部地区から始まり、平成25年度に相良、萩間、牧之原地区の3地区、そして平成27年度には片浜、菅山、地頭方、川崎、細江、勝間田の6地区で展開されました。今後も、各地区で盛り上げていきますよ!
地区別の活動はこちら
市民ファシリテーターの様子
写真左:グループでの進行も務めます
写真中:会議の内容を絵や図でまとめ、誰もが理解しやすくします
写真右:平成18年から市民ファシリテーターを続けている人もいます
男女協働サロンの様子
写真左:ゲームで話しやすい雰囲気をつくります
写真中:子どもが周りで遊んでいるときもあります
写真右:お茶、お菓子、飾り付けも忘れずに